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公開番号2025106742
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-16
出願番号2024000313
出願日2024-01-04
発明の名称電動車両
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類B60L 3/00 20190101AFI20250709BHJP(車両一般)
要約【課題】充電リレーが溶着した場合でもインレットへの高電圧の露出を防止しつつシステムメインリレーをオンすることができる電動車両を提供すること。
【解決手段】バッテリへの外部充電時にインレットを介して外部電源から供給された電力が電力の経路を経由してバッテリに供給される電動車両であって、制御装置は、バッテリへの外部充電が終了後に充電リレーおよび中性点リレーの溶着診断を実行し、充電リレーおよび中性点リレーが溶着したと診断された場合、充電リレーと中性点リレーとは別の構成要素によって電力の経路を遮断した状態でシステムメインリレーをオンする。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
三相交流回転電機と、
前記三相交流回転電機を駆動するインバータと、
前記三相交流回転電機に供給するための電力を蓄えるバッテリと、
前記バッテリと前記インバータとの間に設けられたシステムメインリレーと、
外部電源に接続された給電設備側のコネクタが接続されるインレットと、
前記インレットから前記バッテリへの電力の経路を接続または遮断する充電リレーと、
制御装置と、
を備え、
前記バッテリへの外部充電時に前記インレットを介して前記外部電源から供給された電力が前記電力の経路を経由して前記バッテリに供給される電動車両であって、
前記電力の経路に設けられ、前記三相交流回転電機の三相コイルの一端が接続された中性点と接続された中性点リレーと、
前記制御装置は、
前記バッテリへの外部充電が終了後に前記充電リレーおよび前記中性点リレーの溶着診断を実行し、
前記充電リレーおよび前記中性点リレーが溶着したと診断された場合、前記電力の経路中に設けられた前記充電リレーと前記中性点リレーとは別の構成要素によって前記電力の経路を遮断した状態で前記システムメインリレーをオンする
ことを特徴とする電動車両。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電動車両に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、外部充電が可能な電動車両が開示されている。特許文献1に記載の構成では、予期せず外部側コネクタが車両側インレットから外れた場合や、外部側コネクタを車両側インレットから外すことにより強制的に充電を終了する場合には、充電リレーをオフし、システムメインリレーをオンした状態で充電リレーの溶着異常の診断を行う。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-078151号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の構成では、充電リレーの溶着診断を行う際に充電リレーをオフしてシステムメインリレーをオンするため、充電リレーが溶着している場合にはその診断中にインレットに高電圧が露出してしまう。
【0005】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、充電リレーが溶着した場合でもインレットへの高電圧の露出を防止しつつシステムメインリレーをオンすることができる電動車両を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、三相交流回転電機と、前記三相交流回転電機を駆動するインバータと、前記三相交流回転電機に供給するための電力を蓄えるバッテリと、前記バッテリと前記インバータとの間に設けられたシステムメインリレーと、外部電源に接続された給電設備側のコネクタが接続されるインレットと、前記インレットから前記バッテリへの電力の経路を接続または遮断する充電リレーと、制御装置と、を備え、前記バッテリへの外部充電時に前記インレットを介して前記外部電源から供給された電力が前記電力の経路を経由して前記バッテリに供給される電動車両であって、前記電力の経路に設けられ、前記三相交流回転電機の三相コイルの一端が接続された中性点と接続された中性点リレーと、前記制御装置は、前記バッテリへの外部充電が終了後に前記充電リレーおよび前記中性点リレーの溶着診断を実行し、前記充電リレーおよび前記中性点リレーが溶着したと診断された場合、前記電力の経路中に設けられた前記充電リレーと前記中性点リレーとは別の構成要素によって前記電力の経路を遮断した状態で前記システムメインリレーをオンすることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明では、充電リレーおよび中性点リレーが溶着した場合であっても、インレットへの高電圧の露出を防止しつつシステムメインリレーをオンすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態における電動車両を模式的に示す図である。
図2は、インレットへの高電圧の露出を説明するための図である。
図3は、溶着診断制御を示すフローチャート図である。
図4は、変形例の電動車両を模式的に示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施形態における電動車両について具体的に説明する。なお、本発明は以下に説明する実施形態に限定されるものではない。
【0010】
図1は、実施形態における電動車両を模式的に示す図である。電動車両1は、車両外部から供給された電力を充電可能に構成されている。電動車両1は、モータ2と、バッテリ3と、インバータ4と、DCインレット5と、システムメインリレー6と、充電リレー7と、中性点リレー8と、駆動装置(MG+INV)9と、制御装置(ECU)10と、を備える。
(【0011】以降は省略されています)

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