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公開番号2025080190
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-23
出願番号2023193277
出願日2023-11-13
発明の名称車両処理装置
出願人エムケー精工株式会社
代理人
主分類B60S 3/04 20060101AFI20250516BHJP(車両一般)
要約【課題】純水による洗浄効果を向上させることのできる技術を提供する。
【解決手段】車両処理装置としての洗車装置(10)は、地面(G)に起立し、車両(C)に対して相対的に前後方向(y方向)に移動する本体部(11)と、本体部(11)に設けられ、液体を噴射する噴射部(30)とを備える。ここで、噴射部(30)は、車両(C)の側面窓(SW)に純水を噴射するように設けられ、噴射中心軸(35a)が斜め上向きの側部ノズル(35)を有している。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
地面に起立し、車両に対して相対的に前後方向に移動する本体部と、
前記本体部に設けられ、液体を噴射する噴射部とを備え、
前記噴射部は、前記車両の側面窓に純水を噴射するように設けられ、噴射中心軸が斜め上向きの側部ノズルを有する、
ことを特徴とする車両処理装置。
続きを表示(約 960 文字)【請求項2】
前記本体部に設けられ、前記車両の形状を検出する検出部を備え、
前記検出部により前記地面からの前記車両の側面窓の高さを推定し、前記側部ノズルから純水を噴射する、
請求項1記載の車両処理装置。
【請求項3】
複数の前記側部ノズルが、前記地面からの高さ方向に順に設けられ、
推定された前記車両の側面窓の高さを基に、複数の前記側部ノズルの中から選択されたものから純水を噴射する、
請求項2記載の車両処理装置。
【請求項4】
前記側部ノズルの噴射中心軸が、前記前後方向において前記検出部とは反対側を向き、かつ斜め上向きである、
請求項2または3記載の車両処理装置。
【請求項5】
前記本体部に設けられ、前記地面からの高さ方向に延在し、前記車両のドアミラーとの接触により前記車両を検知する線状体を備え、
前記側部ノズルの前記地面からの高さが前記線状体による検知範囲内にあり、
前記線状体により前記車両が検知されないときに、前記側部ノズルから純水を噴射する、
請求項1記載の車両処理装置。
【請求項6】
前記噴射部は、前記車両の側面窓に純水を噴射するように前記地面からの高さが前記側部ノズルよりも高く設けられ、噴射中心軸が斜め下向きの上部ノズルを有し、
前記側部ノズルおよび前記上部ノズルから同時に純水を噴射する、
請求項1記載の車両処理装置。
【請求項7】
前記噴射部は、前記車両の側面窓よりも低い前記車両の側面に純水を噴射するように、前記地面からの高さが前記側部ノズルよりも低く設けられ、噴射中心軸が斜め下向きの下部ノズルを有し、
前記側部ノズルおよび前記下部ノズルから同時に純水を噴射する、
請求項1記載の車両処理装置。
【請求項8】
前記側部ノズルと前記前後方向に間をおいて前記本体部に設けられ、前記車両に向かって送風する送風部を備え、
前記本体部が前記送風部側から前記側部ノズル側へ向かう方向に移動しながら、前記側部ノズルからの噴射と前記送風部からの送風を同時に行う、
請求項1記載の車両処理装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両処理装置に関し、特に、処理対象の車両(車体)の側面窓に対して純水洗浄処理を行う機能を有する洗車装置に適用して有効な技術に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
特開2001-260824号公報(以下「特許文献1」という。)には、車体にウォータースポット(あるいは「イオンデポジット」ともいう。)を生じさせないための純水を生成する工程について記載されている。また、特開2010-188938号公報(以下「特許文献2」という。)には、ノズルを開放することによって、洗車装置の上方から純水を自然落下させて車体にかける技術が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2001-260824号公報(特に、その図1)
特開2010-188938号公報(特に、その段落[0017])
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、例えば、特許文献1に記載の純水を用い、特許文献2に記載の技術を適用したとしても、車両の窓への純水の供給が不十分になるおそれがある。例えば、ブロー工程前の洗車最終工程として、純水による濯ぎを行ったとしても、特に、前後面よりも傾斜が大きい側面窓に掛けられた純水がすぐに下方へ流れ落ちてしまい、純水による洗浄が不十分になり、イオンデポジットが生じてしまうおそれがある。イオン状に溶解するシリカが窓を構成するガラスに汚れとして存在したままであると、ガラスとの結合により白濁した汚損として現れやすくなるからである。
【0005】
本発明の一目的は、純水による洗浄効果を向上させることのできる技術を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
一解決手段に係る車両処理装置は、地面に起立し、車両に対して相対的に前後方向に移動する本体部と、前記本体部に設けられ、液体を噴射する噴射部とを備える。ここで、前記噴射部は、前記車両の側面窓に純水を噴射するように設けられ、噴射中心軸が斜め上向きの側部ノズルを有することが好ましい。
【発明の効果】
【0007】
一解決手段によれば、純水による洗浄効果を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の一実施形態に係る車両処理装置の正面視の概略図である。
図1に示す車両処理装置の側面視の概略図である。
図1に示す車両処理装置の車形検出結果を示す概略図である。
図1に示す車両処理装置の管路構成の概略図である。
本発明の他の実施形態に係る車両処理装置の管路構成の概略図である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
以下の本発明における実施形態では、必要な場合に複数のセクションなどに分けて説明するが、原則、それらはお互いに無関係ではなく、一方は他方の一部または全部の変形例、詳細などの関係にある。このため、全図において、同一の機能を有する部材には同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。また、構成要素の数(個数、数値、量、範囲などを含む)については、特に明示した場合や原理的に明らかに特定の数に限定される場合などを除き、その特定の数に限定されるものではなく、特定の数以上でも以下でも良い。また、構成要素などの形状に言及するときは、特に明示した場合および原理的に明らかにそうではないと考えられる場合などを除き、実質的にその形状などに近似または類似するものなどを含むものとする。
【0010】
(実施形態1)
本発明の実施形態1では、車両処理装置として洗車装置に適用した場合について図面を参照して説明する。図1および図2は、本実施形態に係る洗車装置10の正面視および側面視の概略図である。図3は、洗車装置10の車形検出部20の検出結果の概略図である。図4は、洗車装置10の管路構成の概略図である。なお、洗車装置10の説明を明解にするために、図1、図2では、一部を省略したり、透視したりしている。また、図中ではxyz座標空間における洗車装置10を示す場合ある。
(【0011】以降は省略されています)

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