特許ウォッチ

公開番号2025073152
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-13
出願番号2023183670
出願日2023-10-26
発明の名称車両用表示装置
出願人日本精機株式会社
代理人
主分類B60R 16/02 20060101AFI20250502BHJP(車両一般)
要約【課題】制御回路の異常時に電源回路を適切にオフし、無駄な電源消費を防止できる車両用表示装置を提供する。
【解決手段】表示器2と、表示器2への電源供給を行う電源回路3と、外部入力に基づいて表示器2及び電源回路3を制御する制御回路1と、制御回路1が正常に稼働しているか否かを判断するウォッチドッグ回路4と、制御回路1からの第1オフ信号、又は、ウォッチドッグ回路4からの第2オフ信号、を入力した場合に、電源回路3をオフする選択回路5と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項１】
表示器と、
前記表示器への電源供給を行う電源回路と、
外部入力に基づいて前記表示器及び前記電源回路を制御する制御回路と、
前記制御回路が正常に稼働しているか否かを判断するウォッチドッグ回路と、
前記制御回路からの第１オフ信号、又は、前記ウォッチドッグ回路からの第２オフ信号、を入力した場合に、前記電源回路をオフする選択回路と、を備える、車両用表示装置。
続きを表示（約 390 文字）【請求項２】
前記ウォッチドッグ回路は、
ウォッチドッグタイマＩＣと、
前記ウォッチドッグタイマＩＣからのリセット信号を保持するフリップフロップと、を備える、請求項１に記載の車両用表示装置。
【請求項３】
前記制御回路は、正常に稼働しているとき、前記ウォッチドッグ回路へ定期的に矩形波を出力し、
前記ウォッチドッグ回路は、所定時間を超えて前記矩形波の入力が無いとき、前記制御回路が異常状態であると判断し、
前記所定時間は、外部入力に基づいて前記制御回路が前記第１オフ信号を生成するまでの想定時間よりも長く設定される、請求項１に記載の車両用表示装置。
【請求項４】
前記表示器は、
液晶表示素子と、
前記液晶表示素子を透過照明する光源と、を含む、請求項１～３のいずれか１項に記載の車両用表示装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、車両用表示装置に関する。
続きを表示（約 1,000 文字）【背景技術】
【０００２】
表示器（例えば、液晶ディスプレイ）を制御回路（例えば、マイコン）で制御し、車両情報が含まれる画像を表示する車両用表示装置が知られている（例えば、特許文献１）。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０１２－３０７０３号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
しかしながら、この種の車両用表示装置では、制御回路の異常により表示器が表示不能になっても、表示器への電源供給が続き、無駄な電源消費が発生する可能性がある。
【０００５】
そこで、本開示は、制御回路の異常時に電源回路を適切にオフし、無駄な電源消費を防止できる車両用表示装置の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
１つの側面では、
表示器と、
前記表示器への電源供給を行う電源回路と、
外部入力に基づいて前記表示器及び前記電源回路を制御する制御回路と、
前記制御回路が正常に稼働しているか否かを判断するウォッチドッグ回路と、
前記制御回路からの第１オフ信号、又は、前記ウォッチドッグ回路からの第２オフ信号、を入力した場合に、前記電源回路をオフする選択回路と、を備える、車両用表示装置が提供される。
【発明の効果】
【０００７】
本開示によれば、制御回路の異常時に電源回路を適切にオフし、無駄な電源消費を防止することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
一実施例の車両用表示装置の構成を示す図である。
一実施例の車両用表示装置の電源制御回路の構成を示す図である。
通常起動時の遷移を示す図である。
異常時の遷移を示す図である。
通常オフ時の遷移を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【０００９】
図１に示す車両用表示装置Ｍは、車両情報を車両の搭乗者に表示する計器である。車両用表示装置Ｍは、車両のインストルメントパネルに搭載される。
【００１０】
車両情報とは、例えば、車両の走行速度、エンジン回転数、車両自動制御状態、警告灯、残燃料量（残エネルギー量）、タイヤ空気圧、経路案内情報、車載カメラの映像、などの車両の運転に関わる情報である。
（【００１１】以降は省略されています）

関連特許