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公開番号2025137889
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-24
出願番号2024036429
出願日2024-03-10
発明の名称乗員保護装置
出願人株式会社SUBARU
代理人個人
主分類B60R 21/05 20060101AFI20250916BHJP(車両一般)
要約【課題】車両に衝突が発生したときにステアリング部が乗員に与える負担を軽減させる。
【解決手段】車両Vに衝突が発生したときに乗員Pに向かって膨張展開するエアバッグABが収納されているステアリング部100と、車両Vの前輪に操舵操作を伝達させるコラムシャフト部300と、車両後側においてステアリング部100が固定され、車両前側においてコラムシャフト部300と角度自在に係合しているステアリングボス部200と、車両前後方向に向かって摺動可能に設けられ、ステアリングボス部200における開口部を塞ぐように係合しているスペーサー部400と、を含んで備えられ、ステアリングボス部200には、ステアリングボス部200における外周壁部OWの内部に設けられ、インフレータ240が接続されているガス流路220と、ガス流路220の内部に摺動可能に設けられ、スペーサー部400の車両前側と当接している押し子230と、を含んで設けられている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
車両に衝突が発生したときに乗員に向かって膨張展開するエアバッグが収納されているステアリング部と、
前記車両の前輪に前記ステアリング部における操舵操作を伝達させるコラムシャフト部と、
車両前側に開口部を有した中空筒状に形成され、車両後側において前記ステアリング部が固定され、車両前側において前記コラムシャフト部と角度自在に係合しているステアリングボス部と、
前記コラムシャフト部が車両前後方向に向かって貫通し、前記ステアリングボス部における開口部を塞ぐように車両前後方向に向かって摺動可能に設けられているスペーサー部と、
を含んで備えられ、
前記ステアリングボス部には、
前記ステアリングボス部における外周壁部の内部に設けられ、前記車両に衝突が発生したときにガスを供給するインフレータが接続されているガス流路と、
ガス流路の内部に摺動可能に設けられ、前記スペーサー部の車両前側と当接している押し子と、
を含んで設けられていることを特徴とする乗員保護装置。
続きを表示(約 210 文字)【請求項2】
前記コラムシャフト部における車両後側端部の径方向外側には、前記ステアリングボス部における外周壁部の径方向内側と近接してクッション部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の乗員保護装置。
【請求項3】
前記コラムシャフト部には、前記スペーサー部が車両前側に向かって摺動したときに係合するスペーサーロック部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の乗員保護装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、乗員保護装置に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、車両の前面側から衝突が発生したときに、運転席に着座している乗員を保護するために車両のステアリングホイールからエアバッグが膨張展開する乗員保護装置が実用化され広く普及している。
【0003】
上記に示す乗員保護装置として、車両前方に移動可能な衝撃吸収機構を有するステアリングコラムと、該ステアリングコラムの下方に配設されたニーエアバッグ装置と、通常使用時にステアリングコラムが車両前方に移動しないように該ステアリングコラムを固定するとともに、ニーエアバッグ装置の作動時にステアリングコラムの固定状態を解除するコラムストッパ(固定手段)と、を有している。コラムストッパによるステアリングコラムの固定状態を解除するために、ニーエアバッグ袋体の膨張力を利用しており、乗員側からステアリングコラムへの荷重入力は不要であるため、衝撃吸収性能をより向上させる技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2007-196734号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に示す技術は、車両に衝突が発生したときに、ステアリングコラムの固定状態が解除されステアリングホイール(ステアリング部)が車両前側に移動することによって、乗員とステアリング部との間の衝撃を吸収する技術である。
【0006】
しかしながら、特許文献1に示す技術においては、ステアリング部の角度は変化しないため、ステアリング部が成す角度と乗員の胸部等が成す角度とが異なる状態になる虞がある。そのため、ステアリング部の一部が乗員の胸部等と干渉し、乗員に負担を与える虞があるという課題があった。
【0007】
そこで、本発明は上述の課題に鑑みてなされたものであり、車両に衝突が発生したときにステアリング部が乗員に与える負担を軽減させる乗員保護装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の1またはそれ以上の実施形態は、車両に衝突が発生したときに乗員に向かって膨張展開するエアバッグが収納されているステアリング部と、前記車両の前輪に前記ステアリング部における操舵操作を伝達させるコラムシャフト部と、車両前側に開口部を有した中空筒状に形成され、車両後側において前記ステアリング部が固定され、車両前側において前記コラムシャフト部と角度自在に係合しているステアリングボス部と、前記コラムシャフト部が車両前後方向に向かって貫通し、前記ステアリングボス部における開口部を塞ぐように車両前後方向に向かって摺動可能に設けられているスペーサー部と、を含んで備えられ、前記ステアリングボス部には、前記ステアリングボス部における外周壁部の内部に設けられ、前記車両に衝突が発生したときにガスを供給するインフレータが接続されているガス流路と、ガス流路の内部に摺動可能に設けられ、前記スペーサー部の車両前側と当接している押し子と、を含んで設けられている乗員保護装置を提案している。
【発明の効果】
【0009】
本発明の1またはそれ以上の実施形態によれば、車両に衝突が発生したときにステアリング部が乗員に与える負担を軽減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の第1の実施形態に係る乗員保護装置の構成を示す図である。
本発明の第1の実施形態に係る乗員保護装置を図1に示す矢印方向から見たA-A線に沿う断面図である。
本発明の第1の実施形態に係る乗員保護装置におけるステアリング部およびステアリングボス部の状態を示した図であり、(a)は車両に衝突が発生していないときの状態を示した断面図であり、(b)は車両に衝突が発生したときの状態を示した断面図である。
本発明の第1の実施形態に係る乗員保護装置において、車両に衝突が発生し運転席に着座している乗員がステアリング部に干渉したときの状態を(a)~(b)の順に時系列で示した断面図である。
本発明の第2の実施形態に係る乗員保護装置の構成を示す図である。
本発明の第2の実施形態に係る乗員保護装置を図5に示す矢印方向から見たAA-AA線に沿う断面図である。
本発明の第2の実施形態に係る乗員保護装置におけるステアリング部およびステアリングボス部の状態を示した図であり、(a)は車両に衝突が発生していないときの状態を示した断面図であり、(b)は車両に衝突が発生したときの状態を示した断面図である。
本発明の第2の実施形態に係る乗員保護装置において、車両に衝突が発生し運転席に着座している乗員がステアリング部に干渉したときの状態を(a)~(b)の順に時系列で示した断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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