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公開番号2025145676
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-03
出願番号2024045983
出願日2024-03-22
発明の名称ガラスラン
出願人豊田合成株式会社
代理人個人,個人
主分類B60J 10/76 20160101AFI20250926BHJP(車両一般)
要約【課題】 遮光シールドを、安全、且つ容易に取付けることができ、車内空間が狭くなることを抑制することのできるガラスランを提供する。
【課題を解決するための手段】
底壁20と、車外側側壁30と、車内側側壁40を基本骨格とし、基本骨格がドアフレーム3に取付けられ、基本骨格の開口にドアガラス4を受け入れると共に、ドアガラス4の車内外側を挟んでシールする車外側シールリップ31と車内側シールリップ41を備えるガラスラン10であって、車内側側壁40の先端部には、車内側、且つ底壁20方向に向けて車内側カバーリップ42が形成され、車内側カバーリップ42には、遮光シールド8と係合するシールド係合部50が形成されている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
車両のドアのドアフレームに取付けられ、底壁と、該底壁から延設される車内側側壁及び車外側側壁と、前記車内側側壁に連結される車内側シールリップと、前記車外側側壁に連結される車外側シールリップを備え、ドアガラスの昇降を案内するガラスランであって、
前記車内側側壁の先端部には、車内側、且つ底壁方向に向けて車内側カバーリップが形成され、
該車内側カバーリップには、遮光シールドと係合するシールド係合部が形成されていることを特徴とするガラスラン。
続きを表示(約 370 文字)【請求項2】
前記シールド係合部と前記遮光シールドとの係合は、磁石が用いられ、前記シールド係合部は、前記磁石、又は前記磁石に引き付けられる強磁性体を備える請求項1に記載のガラスラン。
【請求項3】
前記シールド係合部は、前記強磁性体を備え、前記強磁性体は、前記車内側カバーリップの車内側面に形成される、又は前記車内側カバーリップの内部に埋設されて形成される請求項2に記載のガラスラン。
【請求項4】
前記シールド係合部は、前記車内側カバーリップの車内側面の長手方向に、間隔を有して配設される開口を有する凹部又は孔部である請求項1に記載のガラスラン。
【請求項5】
前記シールド係合部は、前記車内側カバーリップの車内側面の長手方向に、連続して形成される凹部である請求項1に記載のガラスラン。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、自動車等車両のドアに形成されたドアフレームに取付けられるガラスランに関し、特に遮光シールド(サンシェードともいうが、以下、「遮光シールド」と記載する)の取付けを可能とするガラスランに関するものである。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
車両においては、日よけやプライバシーの確保を目的として、リアサイドドアのドアガラスの車室内側を幕体により覆う遮光シールドが設けられたものがある。遮光シールドは、ドア本体の内部の収納位置と、ドアガラスの車室内側を覆う使用位置との間で移動可能な幕体を備えている。
【0003】
例えば、図7に示すように、ドアフレーム100には、遮光シールド110を取付けるための係合部材120が取付けられている(例えば、特許文献1)。係合部材120は、ドアフレーム100とガラスラン130の間に取付けられている。係合部材120は、ガラスラン130の車内側側壁140の車内側から車内側カバーリップ150の車外側を通り、車内側カバーリップ150の先端部分から突出し、突出後は、上方に凸状の弧形状を有して車両下方に延び、さらに、下方に凸状の弧形状を有する略J字形状に形成されている。
【0004】
一方、遮光シールド110の上端縁には、上端縁に沿って車両前後方向に長尺な平板状の支持部材160が設けられている。又、支持部材160には車両前後方向に適宜の間隔をあけて、複数個の係合孔170が形成されている。この係合孔170は、係合部材120と係合可能に構成されている。
【0005】
乗員が遮光シールド110の支持部材160を持って引き出すことで、遮光シールド110は上方向に引き出される。そして、遮光シールド110の支持部材160に形成されている係合孔170が、係合部材120と係合することにより、遮光シールド110はドアガラス180の車内側を覆った状態で保持される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2014-227117号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
ところで、図7の構造では、第1に、係合部材120と遮光シールド110の係合孔170が係合した状態では、遮光シールド110がガラスラン130に対して車内側に位置しているので、車内空間が狭くなる。又、それに伴い、乗員において、車内側に圧迫を感じる可能性がある。
【0008】
第2に、係合部材120と遮光シールド110の係合孔170を係合させるには、乗員が遮光シールド110の支持部材160を、一旦、係合部材120の上方まで引き上げ、その後に、係合部材120と遮光シールド110の係合孔170を係合させる必要があり、又、係合を解除させるには、遮光シールド110の支持部材160を係合部材120の上方まで引き上げ、車内側に引いて行う必要があるので、遮光シールド110の取付け、取外しに煩わしさを感じる可能性がある。
【0009】
第3に、係合部材120と遮光シールド110の係合孔170が係合された状態で、乗員が誤って遮光シールド110を下方に引っ張った場合には、遮光シールド110の係合孔170が破損する、又は、破損しないまでも係合部材120が変形する場合がある。特に、係合部材120の先端部分が、車内側、且つ下方に変形した場合は、係合部材120の先端部分が乗員方向を向き、乗員に当たる可能性があり、安全面に問題を生じる可能性がある。又、係合部材120の先端部分が変形した状態で、再度係合させる場合、係合部材120と遮光シールド110の係合孔170の係合の確実性が低下する可能性がある。又、遮光シールド110を係合部材120に取付けるために時間を要する。更に、変形した係合部材120を交換する場合は、ガラスラン130をドアフレーム100から外さなければならない。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明は、自動車等車両のドアに形成されたドアフレームに取付けられるガラスランに関し、特に遮光シールドを、安全、且つ容易に取付けることができ、車内空間が狭くなることを抑制することのできるガラスランを提供するものである。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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