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公開番号2025163443
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-29
出願番号2024066692
出願日2024-04-17
発明の名称車両用ビーム
出願人豊田合成株式会社
代理人個人,個人
主分類B62D 25/08 20060101AFI20251022BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約【課題】車両用ビームの軽量化と、剛性及び強度の向上との両立を図ることができる車両用ビームを提供する。
【解決手段】ビーム10は、インストルメントパネル内で車幅方向に延びるとともに、車幅方向の両端が車体に取り付けられる筒状のビーム本体30と、ビーム本体30から車幅方向に対して交差する方向に突出するとともに、ステアリングコラム11とビーム本体30とを連結するステアリング支持部41とを備える。ビーム本体30及びステアリング支持部41の各々の外面には、外方に向けて突出する補強リブ36,44が一体に形成されている。ビーム10は、ビーム本体30の周方向においてビーム本体30を分割するとともに、各々が樹脂材料により一体成形された2つの分割体21,23から構成されている。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項１】
インストルメントパネル内で車幅方向に延びるとともに、前記車幅方向の両端が車体に取り付けられる筒状のビーム本体と、
前記ビーム本体から前記車幅方向に対して交差する方向に突出するとともに、前記ビーム本体の周辺部材と前記ビーム本体とを連結する連結部と、を備える、車両用ビームであって、
前記ビーム本体及び前記連結部の各々の外面には、外方に向けて突出する補強リブが一体に形成されており、
前記車両用ビームは、前記ビーム本体の周方向において前記ビーム本体を分割するとともに、各々が樹脂材料により一体成形された複数の分割体から構成されている、
車両用ビーム。
続きを表示（約 210 文字）【請求項２】
前記樹脂材料は、繊維強化樹脂であり、
前記ビーム本体に形成された前記補強リブの突出高さは、前記連結部に形成された前記補強リブの突出高さよりも小さい、
請求項１に記載の車両用ビーム。
【請求項３】
前記ビーム本体は、前記車幅方向に延びて空調装置からの空調用空気が流れる流路を形成するダクト部を有している、
請求項１または請求項２に記載の車両用ビーム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、車両用ビームに関する。
続きを表示（約 1,200 文字）【背景技術】
【０００２】
特許文献１には、ステアリングサポートビーム（以下、ビーム）が記載されている。このビームは、インストルメントパネルの内部にて車両の左右方向に延びるビーム本体を有している。ビーム本体には、ビーム本体とステアリングシャフト等を連結するための複数の金属製のブラケットが組み付けられている。
【０００３】
ビーム本体は、樹脂製の２つの分割部材を互いに組み付けることにより、略角筒状に形成されている。
ビーム本体の外周面には、外方へ延びる格子状のリブ部が形成されている。格子状のリブ部は、各分割部材と一体に成形されている。
【０００４】
こうしたビームでは、リブ部によりビーム本体の断面係数が大きくなることにより、ビーム本体の剛性及び強度が向上する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００５】
特開２００４－３４５３９６号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００６】
ところで、こうしたビームにおいては、軽量化と、剛性及び強度の向上との両立を図ることが望まれている。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
上記課題を解決するための車両用ビームの各態様を記載する。
［態様１］インストルメントパネル内で車幅方向に延びるとともに、前記車幅方向の両端が車体に取り付けられる筒状のビーム本体と、前記ビーム本体から前記車幅方向に対して交差する方向に突出するとともに、前記ビーム本体の周辺部材と前記ビーム本体とを連結する連結部と、を備える、車両用ビームであって、前記ビーム本体及び前記連結部の各々の外面には、外方に向けて突出する補強リブが一体に形成されており、前記車両用ビームは、前記ビーム本体の周方向において前記ビーム本体を分割するとともに、各々が樹脂材料により一体成形された複数の分割体から構成されている、車両用ビーム。
【０００８】
上記構成によれば、樹脂材料により一体成形された複数の分割体同士を組み付けることによって、ビーム本体から連結部が突出する車両用ビームが形成される。このため、連結部が金属材料により形成される従来の車両用ビームに比べて、車両用ビームの軽量化を図ることができる。
【０００９】
また、上記構成によれば、ビーム本体及び連結部に補強リブが形成されている。このため、ビーム本体に加えて連結部における断面係数が大きくなる。これにより、連結部の剛性及び強度を向上できる。
【００１０】
したがって、車両用ビームの軽量化と、剛性及び強度の向上との両立を図ることができる。
［態様２］前記樹脂材料は、繊維強化樹脂であり、前記ビーム本体に形成された前記補強リブの突出高さは、前記連結部に形成された前記補強リブの突出高さよりも小さい、［態様１］に記載の車両用ビーム。
（【００１１】以降は省略されています）

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