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公開番号2025156836
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-15
出願番号2024059547
出願日2024-04-02
発明の名称車両の前部構造体
出願人豊田合成株式会社
代理人個人,個人
主分類B62D 25/08 20060101AFI20251007BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約【課題】クラッシュボックスの前端とバンパリインフォースメントとの接合を省略しつつ、バンパリインフォースメントに加えられた衝突荷重をクラッシュボックスに対して適切に伝達させることができる車両の前部構造体を提供する。
【解決手段】前部構造体30は、一対のクラッシュボックス20の間に位置する支持部材40と、一対のクラッシュボックスの前方に位置し、車幅方向Wに延在するバンパリインフォースメント60とを備える。支持部材は、一対のクラッシュボックスの間に位置する本体部41、バンパリインフォースメントに取り付けられる取付部、及び本体部から延在し、車体フレームに固定される固定部を有する。また、支持部材は、本体部から一対のクラッシュボックスの開口部22の前方に向かってそれぞれ延在する一対の延在部50を有する。延在部は、後方に突出するとともに開口部に嵌合される嵌合部54を有する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
車幅方向に互いに間隔をあけて配置される一対の車体フレームと、一対の前記車体フレームの車両の前後方向の前方に位置し、一対の前記車体フレームにそれぞれ取り付けられる一対のクラッシュボックスと、を備え、前記クラッシュボックスの前端に開口部が形成されている車両構造体に適用され、前記車両構造体に対して組み付けられる車両の前部構造体であって、
車両の前後方向の前方及び後方をそれぞれ前方及び後方とするとき、
一対の前記クラッシュボックスの間に位置する支持部材と、
一対の前記クラッシュボックスの前方に位置し、車幅方向に延在するバンパリインフォースメントと、を備え、
前記支持部材は、
一対の前記クラッシュボックスの間に位置する本体部と、
前記バンパリインフォースメントに取り付けられる取付部と、
前記本体部から延在し、前記車体フレームに固定される固定部と、
前記本体部から一対の前記クラッシュボックスの前記開口部の前方に向かってそれぞれ延在する一対の延在部と、を有し、
前記延在部は、後方に突出するとともに前記開口部に嵌合される嵌合部を有する、
車両の前部構造体。
続きを表示(約 450 文字)【請求項2】
前記クラッシュボックスの前端には、複数の前記開口部が形成されており、
前記延在部は、複数の前記開口部にそれぞれ嵌合される複数の前記嵌合部を有する、
請求項1に記載の車両の前部構造体。
【請求項3】
前記延在部は、前記開口部の縁部と前記バンパリインフォースメントとに挟持される平坦部を有する、
請求項1または請求項2に記載の車両の前部構造体。
【請求項4】
前記平坦部は、前記開口部の全周にわたって設けられている、
請求項3に記載の車両の前部構造体。
【請求項5】
前記延在部には、前記嵌合部よりも前記延在部の基端側に、前方または後方に向かって突出する突出部が設けられている、
請求項3に記載の車両の前部構造体。
【請求項6】
前記突出部は、後方に突出しており、
前記嵌合部と前記突出部とにより前記開口部の縁部が挟まれている、
請求項5に記載の車両の前部構造体。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両の前部構造体に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、車両の前部構造が記載されている。特許文献1に記載の車両の前部構造は、車幅方向の両側に位置する一対のフロントサイドメンバと、一対のフロントサイドメンバの前端にそれぞれ連結される一対のクラッシュボックスとを備える。また、上記車両の前部構造は、一対のクラッシュボックスの間においてラジエータを支持するラジエータサポートと、ラジエータサポート及びクラッシュボックスの前方に位置し、車幅方向に延在するバンパリインフォースメントとを備える。
【0003】
一対のクラッシュボックスの前端は、バンパリインフォースメントに対して接合されている。
ラジエータサポートは、アッパ本体及び一対のサイド部が一体成形された樹脂製のラジエータサポートアッパを備える。一対のサイド部は、締結部材により一対のクラッシュボックスにそれぞれ取り付けられている。アッパ本体とバンパリインフォースメントとは、一対のブレースを介して連結されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-137089号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載の車両の前部構造においては、クラッシュボックスの前端をバンパリインフォースメントに接合する手間を要するという問題がある。
これに対して、クラッシュボックスの前端とバンパリインフォースメントとの接合を省略した場合、バンパリインフォースメントとクラッシュボックスとの相対変位が許容される。このため、バンパリインフォースメントに加えられた衝突荷重がクラッシュボックスに対して適切に伝達されなくなるという別の問題が生じる。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するための車両の前部構造体の各態様を記載する。
[態様1]
車幅方向に互いに間隔をあけて配置される一対の車体フレームと、一対の前記車体フレームの車両の前後方向の前方に位置し、一対の前記車体フレームにそれぞれ取り付けられる一対のクラッシュボックスと、を備え、前記クラッシュボックスの前端に開口部が形成されている車両構造体に適用され、前記車両構造体に対して組み付けられる車両の前部構造体であって、車両の前後方向の前方及び後方をそれぞれ前方及び後方とするとき、一対の前記クラッシュボックスの間に位置する支持部材と、一対の前記クラッシュボックスの前方に位置し、車幅方向に延在するバンパリインフォースメントと、を備え、前記支持部材は、一対の前記クラッシュボックスの間に位置する本体部と、前記バンパリインフォースメントに取り付けられる取付部と、前記本体部から延在し、前記車体フレームに固定される固定部と、前記本体部から一対の前記クラッシュボックスの前記開口部の前方に向かってそれぞれ延在する一対の延在部と、を有し、前記延在部は、後方に突出するとともに前記開口部に嵌合される嵌合部を有する、車両の前部構造体。
【0007】
上記構成によれば、支持部材の取付部がバンパリインフォースメントに取り付けられることで支持部材とバンパリインフォースメントとを含む前部構造体が形成される。そして、前部構造体が車両構造体に取り付けられる際に、一対のクラッシュボックスの開口部に支持部材の一対の延在部の嵌合部がそれぞれ嵌合される。また、支持部材の固定部が車体フレームに固定されることで、車両構造体に対して前部構造体が固定される。これにより、一対のクラッシュボックスに対する支持部材の相対変位、すなわちバンパリインフォースメントの相対変位が規制されるようになる。
【0008】
このように、上記構成によれば、クラッシュボックスの前端とバンパリインフォースメントとの接合を省略しつつ、バンパリインフォースメントに加えられた衝突荷重をクラッシュボックスに対して適切に伝達させることができる。
【0009】
[態様2]
前記クラッシュボックスの前端には、複数の前記開口部が形成されており、前記延在部は、複数の前記開口部にそれぞれ嵌合される複数の前記嵌合部を有する、[態様1]に記載の車両の前部構造体。
【0010】
上記構成によれば、クラッシュボックスの前端の複数箇所で、クラッシュボックスとバンパリインフォースメントとの相対移動が規制される。これにより、バンパリインフォースメントに加えられた衝突荷重をクラッシュボックスに対して、より適切に伝達させることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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