TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025104563
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-10
出願番号2023222456
出願日2023-12-28
発明の名称小型車両
出願人豊田鉄工株式会社
代理人個人
主分類B62J 1/28 20060101AFI20250703BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約【課題】着座時の乗員の姿勢が安定しやすくなる小型車両を提供する。
【解決手段】小型車両10は、乗員が着座するシート40と、パイプ材により形成され、シート40に着座した乗員の骨盤を支持する乗員支持部70とを備えている。乗員支持部70は、乗員支持部70の車幅方向の中央に位置し、後方に凸となるように湾曲するとともに乗員の骨盤を後方から支持する湾曲部72を有している。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
乗員が着座するシートと、
パイプ材により形成され、前記シートに着座した前記乗員の骨盤を支持する乗員支持部と、を備える小型車両であって、
前記小型車両の前後方向の後方を後方とするとき、
前記乗員支持部は、前記乗員支持部の車幅方向の中央に位置し、後方に凸となるように湾曲するとともに前記乗員の骨盤を後方から支持する湾曲部を有している、
小型車両。
続きを表示(約 350 文字)【請求項2】
前記乗員支持部は、
前記乗員の骨盤を車幅方向の両側方から支持する一対の側方支持部と、
前記湾曲部の車幅方向の両端と前記一対の側方支持部の後端とを連結するとともに直線状に延びる一対の直線部と、を有しており、
前記側方支持部と前記直線部との連結部分は、前記シートの後端よりも後方に位置している、
請求項1に記載の小型車両。
【請求項3】
前記乗員支持部は、
前記乗員の骨盤を車幅方向の両側方から支持する一対の側方支持部を有しており、
前記一対の側方支持部は、前記前後方向の前方に向かうほど車幅方向において互いに離れるように前記前後方向に対して傾斜して配置されている、
請求項1または請求項2に記載の小型車両。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、小型車両に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に記載の小型電動車両は、乗員が着座するサドルと、サドルに着座した乗員を車幅方向の両側方及び後方から支持するパイプ材とを備えている。パイプ材は、サドルの後方に位置して車幅方向に直線状に延びる直線部と、直線部の両端から車両の前方に向かって湾曲状に延びる一対の湾曲部とを有している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-11029号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の小型電動車両において、体格の小さい乗員がサドルに着座した場合、乗員は直線部によって後方から支持されるものの、乗員と湾曲部との間に隙間が生じるおそれがある。この場合、乗員が直線部に沿って車幅方向に移動し得るため、乗員の姿勢が不安定となるおそれがある。このため、着座時の乗員の姿勢を安定させることが望まれている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するための小型車両は、乗員が着座するシートと、パイプ材により形成され、前記シートに着座した前記乗員の骨盤を支持する乗員支持部と、を備える小型車両であって、前記小型車両の前後方向の後方を後方とするとき、前記乗員支持部は、前記乗員支持部の車幅方向の中央に位置し、後方に凸となるように湾曲するとともに前記乗員の骨盤を後方から支持する湾曲部を有している。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1は、一実施形態の小型車両の平面図である。
図2は、図1の小型車両の側面図である。
図3は、図1の小型車両の正面図である。
図4は、図1の小型車両の背面図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、図1~図4を参照して、小型車両の一実施形態について説明する。
以降において、図1に示す小型車両10の前後方向及び車幅方向をそれぞれ単に前後方向及び車幅方向と称する。また、前後方向の前方及び後方をそれぞれ「前方」及び「後方」として説明する。また、車幅方向において小型車両10の中央から離れる側及び同中央に近づく側を、それぞれ「車幅方向の外側」及び「車幅方向の内側」として説明する。また、小型車両10の上下方向における上方及び下方をそれぞれ「上方」及び「下方」として説明する。
【0008】
(小型車両10)
図1に示すように、小型車両10は、車体20と、車体20の前部に支持された前輪21と、車体20の後部に支持された左右一対の後輪22とを備えている。小型車両10は、例えば、一人乗り用の電動車両である。本実施形態の小型車両10は、電動三輪車である。小型車両10は、各後輪22が図示しないモータによって駆動されることにより走行する。
【0009】
図2に示すように、車体20は、ベース部30と、シート40と、操舵部50と、シート支持部60と、後輪支持部80とを有している。ベース部30は、前後方向に延びるとともに車体20の下部を構成している。シート40は、乗員Pが着座する着座面を有している。操舵部50は、ベース部30の前端部に連結されている。操舵部50は、小型車両10の方向転換時に乗員Pによって操作される。シート支持部60は、ベース部30の後端部から起立するとともにシート40を支持している。後輪支持部80は、ベース部30及びシート支持部60から後方に突出するとともに各後輪22を支持している。後輪支持部80の一部は、カバー90によって上方から覆われている。図1に示すように、カバー90は、荷物を収容可能な収容凹部91を有している。収容凹部91は、一対の後輪22の間に位置するとともに上方に開口している。
【0010】
(ベース部30)
図2に示すように、ベース部30は、水平方向に延びる水平部31と、水平部31の前端及び後端からそれぞれ上方に立ち上がる立ち上がり部32,33とを有している。水平部31の上面には、小型車両10の走行時に乗員Pが足を置くための足置き面34が形成されている。足置き面34は、滑り止めとして機能する複数の突起34aを有している。立ち上がり部32は、小型車両10の減速時に乗員Pが踏み込んで姿勢を維持するための踏み込み面として機能する。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

豊田鉄工株式会社
小型車両
4日前
豊田鉄工株式会社
コイル部品
20日前
豊田鉄工株式会社
レーザー照射溶接装置のエアー供給装置
12日前
個人
カート
7日前
個人
走行装置
21日前
個人
電動走行車両
21日前
個人
乗り物
2か月前
個人
閂式ハンドル錠
21日前
個人
発音装置
4か月前
個人
折り畳み自転車
7か月前
個人
電動モビリティ
4か月前
個人
自転車用傘捕捉具
8か月前
個人
自由方向乗車自転車
4か月前
個人
体重掛けリフト台車
7か月前
個人
キャンピングトライク
5か月前
個人
自転車用荷物台
8か月前
個人
アタッチメント
8か月前
株式会社CPM
駐輪機
8か月前
個人
ステアリングの操向部材
5か月前
三甲株式会社
台車
10か月前
株式会社三五
リアサブフレーム
7か月前
三甲株式会社
台車
10か月前
個人
フロントフットブレーキ。
28日前
株式会社豊田自動織機
産業車両
1か月前
学校法人千葉工業大学
車両
6か月前
ヤマハ発動機株式会社
車両
9か月前
豊田合成株式会社
操舵装置
8か月前
ダイハツ工業株式会社
車両
9か月前
学校法人千葉工業大学
車両
6か月前
学校法人千葉工業大学
車両
6か月前
ヤマハ発動機株式会社
車両
9か月前
豊田鉄工株式会社
小型車両
4日前
個人
ホイールハブ駆動構造
1か月前
ヤマハ発動機株式会社
車両
9か月前
ヤマハ発動機株式会社
車両
9か月前
株式会社カインズ
台車
7か月前
続きを見る