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公開番号2025008494
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-20
出願番号2023110716
出願日2023-07-05
発明の名称ステアリングの操向部材
出願人個人
代理人
主分類B62D 1/28 20060101AFI20250109BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約【課題】素早く繊細で且つ大胆なコントロールができるステアリングを提供する。
【解決手段】ステアリングシャフトと転向軸とが直結しているのではない乗り物、又はそのような乗り物のリモートコントローラーあるいはシミュレータにおいて、運転者がステアリングシャフトを回転させるために、ステアリングシャフトの先端に固定される操向部材1であって、前記ステアリングシャフトの先端に固定されているハブ2と、車両の直進状態で水平直線状、逆U字状、逆V字状、U字状、V字状、M字状、あるいはW字状などに見えるように前記ハブ2から左右対称に固定されているスポーク3と、前記スポーク3の両端にグリップ4とを備え、前記グリップ4は、車両の直進状態で上からでも下からでも横からでも容易に、手のひらで包み込む様にグリップしながら運転できる程度の大きさの球状であることを特徴とする操向部材1。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ステアリングシャフトと転向軸とが直結しているのではない乗り物、又はそのような乗り物のリモートコントローラーあるいはシミュレータにおいて、運転者がステアリングシャフトを回転させるために、ステアリングシャフトの先端に固定される操向部材1であって、前記ステアリングシャフトの先端に固定されているハブ2と、車両の直進状態で水平直線状、逆U字状、逆V字状、U字状、V字状、M字状、あるいはW字状などに見えるように前記ハブ2から左右対称に固定されているスポーク3と、前記スポーク3の両端にグリップ4とを備え、前記グリップ4は、車両の直進状態で上からでも下からでも横からでも容易に、手のひらで包み込む様にグリップしながら運転できる程度の大きさの球状であることを特徴とする操向部材1。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
ステアリングシャフトと転向軸とが直結しているのではない乗り物、又はそのような乗り物のリモートコントローラー、シミュレータにおいて、運転者がステアリングシャフトを回転させるために、ステアリングシャフトの先端に固定される操向部材に関する発明である。
続きを表示(約 3,500 文字)【背景技術】
【0002】
乗り物の構造は常に技術の革新が求められている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特願2021-037878
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ステアリングをグリップしたままの状態で、より素早く繊細で且つ大胆なコントロールができる、スマートなステアリングの構築。
【課題を解決するための手段】
【0005】
以下の操向部材1を有するステアリングを構築する。
ステアリングシャフトと転向軸とが直結しているのではない乗り物、又はそのような乗り物のリモートコントローラーあるいはシミュレータにおいて、運転者がステアリングシャフトを回転させるために、ステアリングシャフトの先端に固定される操向部材1であって、前記ステアリングシャフトの先端に固定されているハブ2と、車両の直進状態で水平直線状(図1)、逆U字状(図2)、逆V字状(図3)、U字状、V字状、M字状(図4)、あるいはW字状(図5)などに見えるように前記ハブ2から左右対象に固定されているスポーク3と、前記スポーク3の左右の両端にグリップ4(メイングリップ)とを備え、前記グリップ4は、車両の直進状態で(図6)上からでも下からでも横からでも容易に、手のひらで包み込む様にグリップしながら運転できる程度の大きさの球状であることを特徴とする操向部材1。
操向部材1は、従来の自動車のステアリングホイールに該当する働きがあるが、しかしその形状はホイール形態ではないので、名前を「操向部材」とした。
スポーク3という名前は、従来のステアリングのスポークがハブに設置している構造と見た目が似ているのでこの名前にしたが、一般的なスポークの働きとしてのリムを支える機能がある訳でもなく、操向部材としての仮称である。
【発明の効果】
【0006】
===従来のステアリングホイールとの比較 その1===
ホイール式やヨーク式などの従来のステアリングの場合、グリップする時はステアリングホイールの外側からステアリングホイールへ向けて広げた手のひらでグリップする訳なので、手のひらの向きはステアリングホイールの中へ向かっている。なので、手首のスナップの力の方向も、同様にステアリングホイールの円の中へ向かっている。(図7)
そのため、ステアリングホイールを回転させるにはステアリングホイールをグリップしながら上方向へ回転9か下方向へ回転10させる事が必要になる訳だけれど、手のひらは上方向や下方向への回転方向のどちらへも向いていないので、手首のスナップの力を利用してステアリングを回転させる事には弱い。
この点、本発明のグリップはあらゆる方向へ凸状の部分がある球状である訳なので、つまりは上方向へも下方向へも凸状となっていて、直進状態で下方向へ向けて広げた手のひらで、グリップの上から上方向へ凸状の部分をグリップして下方向へ回転10、又、上方向へ向けて広げた手のひらでグリップの下から下方向へ凸状の部分をグリップして上方向へ回転9させるこれらの時は、手のひらの向いている方向と回転させる方向とは同じなので、手首のスナップの力を加えて回転させる事が可能になり、より確実に安定したステアリングコントロールができる。(図8)
なお、横からグリップしているだけでも、手のひらで包み込んだグリップの形が球状なので上下方向への動きに十分に対応できるであろう。
又、上からのグリップから下からのグリップへ変更するのも瞬時に対応可能であろう。すなわち、下へ回そうと思った瞬間に手のひらは下を向くであろう。
そして本発明は手首のスナップの力を利用したステアリングコントロールが可能となるので、F1カーや戦車など、安定して確実で緊急なステアリング操作が必要な車両に特に向いている。
【0007】
===従来のステアリングホイールとの比較 その2
新時代のステアリングコントロール方法===
従来のステアリングのコントロールの基本は、グリップした場所から引力の力も利用して下へ腕を下しながら回すのを基本としているようだ。ネットの中でもグリップをするのは10時10分の位置にする、という方法がもっとも多いし、大方の人もそのような方法をとっているようだ。
この方法で下方向へ回す場合とは、実は左折する時には左手を、右折の時は右手をメインで使うという場合となる。
確かに、左折をする時に10時の位置の左手8は動かせる距離も大きく、腕の重さも利用してかなり楽に回しやすいが、しかし右手は腕がクロスしてしまうのでそれ程容易に強く大きくは動かせない。
しかし実は、この時、あらかじめ右手でステアリングホイールの下の方をグリップしておくと、かなり快適にコーナリングができる。
すなわち、カーブが近づいて来たら図7に示す様に、あらかじめ左手8はステアリングホイールの上の方へ、右手7はステアリングホイールの下の方へグリップ位置を移動しておくと、両手で安定したコーナリングが可能となる。
そしてこの状態で、左手8は上から下方向へ回転10、右手7は下から上方向へ回転9させるのが最も力を効果的に使って左折コーナリングする方法となる。
これは実際にやってみるとすぐ直感的に理解できるであろう。
本発明で左折する場合にこれを応用し、図8に示す様に左手8はグリップ4の上からグリップして下方向へ回転10、右手7はグリップ4の下からグリップして上方向へ回転9させる事で、安定して効果的に力を使いながらのコーナリングが可能となる。
この様なグリップの変更作業は、本発明のグリップは球状なので、同じところをグリップしたまま大きな動きをする必要もなく、ほとんど無意識のうちに素早く自然にコントロール可能となる。
すなわち、本発明ならば、あらかじめ手の持ち替えをせず、同じ場所をグリップしたままでも安定して効果的に力を使いながらのコーナリング方法、新時代のステアリングコントロール方法に対応できる。
【0008】
===従来のステアリングホイールとの比較 その3===
従来のステアリングだと、ある程度以上回すと手の持ち替えをする必要があるが、グリップ4は球状なので運転手側方向にも凸状の部分があるので、そこに手のひらを押し付けたままコントロールすれば、手の持ち替えをせずに一回転以上回す事もできる。
【0009】
===ローグリップの勧め===
ステアリングホイールの下の部分をグリップするローグリップには特別なメリットがある。
図9において、左折する時、右手のグリップ位置を従来のグリップ位置11から左へ回転させて、回転停止位置12まで回した時の、従来の回転範囲をAとする。
続いて、ステアリングホイールのハブ中心14よりも下側のローグリップ位置15から同じ回転停止位置12まで回した時の回転範囲をBとすると、A<Bとなり、手の持ち替えをしないで回せるローグリップの回転範囲Bは、従来の回転範囲Aよりはるかに大きくなる。
この様に、ローグリップ方法は、ステアリングホイールをグリップしたまま手の持ち替えをしないで、素早く大きな回転範囲をコントロールするのに適している。
本発明でのローグリップ実施例を図2、図3に示した。
【0010】
以下先行技術と比較して説明する。
特許文献1 特願2021-037878との比較。
この文献のグリップは車両の直進状態で、上方へ凸状となる部分は無く、下方に凸となるように涙滴状に形成されていて、車両の直進状態で、手のひらでグリップの上からグリップする事はできず、グリップの下からグリップする構造となっている。
この点、本発明のグリップはあらゆる方向へ凸状となっている球状なので、車両の直進状態で上方へも凸状の部分がある訳で、図6の上図に示すように、たとえ文献例と同様な逆U字状のスポーク操向部材であっても、広げた手のひらで車両の直進状態でグリップの上から凸状のグリップ部分をグリップできる構造となっているので、本発明と文献例とは異なる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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