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公開番号
2024115017
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-08-26
出願番号
2023020452
出願日
2023-02-14
発明の名称
台車
出願人
三甲株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
B62B
3/04 20060101AFI20240819BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約
【課題】掛止突部の位置を特定し易い台車を提供する。
【解決手段】本開示の台車10には、台盤11上に荷物90を固定する固定用具91を掛けるための掛止突部50が、台盤11の外縁部に備えられている。また、掛止突部50の外面50Gには、下方に向かうに従って外側に向かうように傾斜する傾斜部50Kが備えられている。このように、本開示の台車10では、掛止突部50に傾斜部50Kが備えられているので、台盤11を構成する他の壁部と掛止突部50との識別が容易になり、目視にて掛止突部50の位置を特定することが容易になる。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
台盤上に荷物を固定する固定用具を掛けるための掛止突部を備える台車において、
前記掛止突部の外面には、下方に向かうに従って外側に向かうように傾斜する傾斜部が備えられている台車。
続きを表示(約 690 文字)
【請求項2】
前記傾斜部は、前記掛止突部の下端部に位置すると共に、真上から見て前記台盤全体から側方に突出していない請求項1に記載の台車。
【請求項3】
前記台盤の外縁部には、真上から見て前記掛止突部の少なくとも一部を視認可能とする側面凹部が形成されている請求項1に記載の台車。
【請求項4】
前記台盤の外縁部から上方に突出して前記台盤上の荷物のスライドを規制するスライド規制突部を備え、
前記掛止突部は、前記スライド規制突部の一部の下方に位置し、
前記スライド規制突部の上面には、前記掛止突部の真上位置に上面凹部が形成されている請求項1に記載の台車。
【請求項5】
前記掛止突部の下端部から両横に張り出す返し部を備える請求項1から4の何れか1の請求項に記載の台車。
【請求項6】
前記掛止突部の両横に配置され、上方に向かうに従って前記掛止突部に徐々に接近する1対のガイド壁を備える請求項1から4の何れか1の請求項に記載の台車。
【請求項7】
台盤上に荷物を固定する固定用具を掛けるための掛止突部を備える台車において、
前記台盤には、前記掛止突部を受容する突部受容部が備えられ、
前記突部受容部は、前記台盤の側壁に形成される側面開口と、前記側面開口の1対の側縁部から内側に張り出して互いに対向する1対の内部側壁と、前記側面開口に内側から対向し、前記1対の内部側壁の間を連絡する奥壁と、上面を閉塞する天井壁とが備えられ、前記掛止突部は、前記天井壁から垂下している台車。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、台盤上に荷物を固定する固定用具を掛けるための掛止突部が、台盤の外縁部に備えられている台車に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、この種の台車として、台盤の下面の外縁部から複数の掛止突部が垂下しているものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
実開昭52-147355号公報(図1)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述した従来の台車は、目視にて掛止突部の位置を特定することが困難であった。これに対し、掛止突部の位置を特定し易い台車の開発が求められている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の台車は、台盤上に荷物を固定する固定用具を掛けるための掛止突部が、前記台盤の外縁部に備えられている台車において、前記掛止突部の外面には、下方に向かうに従って外側に向かうように傾斜する傾斜部が備えられている台車である。
【発明の効果】
【0006】
本開示の台車によれば、掛止突部の外面に傾斜部が備えられているので、台盤を構成する他の壁部と掛止突部との識別が容易になり、目視にて掛止突部の位置を特定することが容易になる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本開示の一実施形態に係る台車の斜視図
台盤の下面側の斜視図
台盤の平面図半分と底面図半分とを合わせた複合図
台車の側断面図
(A)掛止突部の斜視図、(B)掛止突部の正面図
(A)掛止突部の斜視図、(B)突部受容部の内部の斜視図
掛止突部の側断面図
台盤の一部拡大平面図
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図1から図8を参照して、本開示に係る台車10の実施形態について説明する。図1に示すように、台車10は、平面視略長方形の台盤11と、その台盤11の下面四隅に取り付けられたキャスタ70とを備える。以下、台盤11の平面形状である長方形の長手方向を第1水平方向H1、短手方向を第2水平方向H2と呼ぶこととする。
【0009】
台盤11は、樹脂の射出成形品であって、例えば、第1水平方向H1と第2水平方向H2の両方向で面対称形状をなしている。また、台盤11の全体には、第1水平方向H1に延びる複数の第1水平リブ13と、第2水平方向H2に延びる複数の第2水平リブ14とが備えられている。
【0010】
台盤11の上面の外縁部からは1対の第1のスライド規制突部18と1対の第2のスライド規制突部19とが上方に突出している。第1のスライド規制突部18は、台盤11の長辺側の1対の外縁部の全体から突出しかつ、両端部が直角曲げされて僅かに1対の短辺側の外縁部上に位置している。また、図2に示すように、第1のスライド規制突部18は、下面開放の角溝構造をなし、第1のスライド規制突部18の外壁18Aは、最外の第1水平リブ13から上方に延長されてなる。また、第1のスライド規制突部18の内壁18Bは、最外の第1水平リブ13の隣りの第1水平リブ13より僅かに外寄りに位置し、内壁18Bの下端部は、後述する上面壁23の外縁部に接続されている。そして、外壁18Aと内壁18Bの上縁部同士が連絡壁18Cにて連絡されている。また、図1に示すように、第1のスライド規制突部18の長手方向の中央部には、後述する持手孔27より長い範囲に亘って段付き状に凹んだ上面凹部18Sが形成されている。また、台盤11の1対の短辺側の外縁部上に位置する第1のスライド規制突部18の両端部は、上面が上下方向に対して傾斜した三角補強部18Dになっている。
(【0011】以降は省略されています)
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