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公開番号2025101184
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-07
出願番号2023217837
出願日2023-12-25
発明の名称ホルダ及び運搬具構造
出願人三甲株式会社
代理人個人
主分類B65D 19/38 20060101AFI20250630BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】無線情報手段を保持して無線情報手段の故障を抑止することのできるホルダ、及び、運搬具構造を提供する。
【解決手段】ホルダ21は、IDタグ20を収容して保持可能な収容部22と、ホルダ21をパレットのホルダ収容部へ収容させる際の挿入方向の先方側への変位を規制する当接部32と、前記挿入方向とは逆方向側への変位を規制する係止部33と、外面側に係止部が設けられる対向壁24と、ホルダ21を前記挿入方向から視認した場合に対向壁24に隣接して設けられ、外面側に当接部32が設けられる入口側壁部29及び奥側壁部とを備える。ホルダ21を前記挿入方向から視認した場合に、所定の係止部33が所定の対向壁24において入口側壁部29及び奥側壁部30の一方から近い方の端部側に設けられる場合には、前記一方に設けられた当接部32が前記一方において前記所定の対向壁24から遠い方の端部側に設けられる。
【選択図】 図7
特許請求の範囲【請求項1】
無線情報手段を運搬具に取付けるためのホルダにおいて、
前記ホルダは、無線情報手段を収容して保持可能な収容部を備え、
無線情報手段を前記収容部に収容した前記ホルダが、運搬具に設けられたホルダ収容部に収容されることで、無線情報手段が前記ホルダを介して運搬具に取付けられる構成であり、
前記ホルダは、
前記収容部に対して無線情報手段を挿入可能とする入口開口部と、
前記ホルダのホルダ収容部への挿入方向において、ホルダ収容部に収容状態とされた前記ホルダの前記挿入方向先方側への変位を規制するための当接部と、
ホルダ収容部に収容状態とされた前記ホルダの前記挿入方向とは逆方向側への変位を規制するための係止部とを備えるとともに、
前記収容部を画定する面の一面を構成し、外面側において前記係止部が設けられる第1壁部と、
前記ホルダを前記挿入方向から視認した場合に前記ホルダの周方向において前記第1壁部に対して隣接して設けられ、外面側において前記当接部が設けられる第2壁部とを備え、
前記ホルダを前記挿入方向から視認した場合に、所定の前記係止部が所定の前記第1壁部において当該所定の第1壁部に隣接する所定の前記第2壁部から近い方の端部側に設けられる場合には、前記所定の第2壁部に設けられる所定の前記当接部が前記所定の第2壁部において前記所定の第1壁部から遠い方の端部側に設けられ、所定の前記係止部が所定の前記第1壁部において当該所定の第1壁部に隣接する所定の前記第2壁部から遠い方の端部側に設けられる場合には、前記所定の第2壁部に設けられる所定の前記当接部が前記所定の第2壁部において前記所定の第1壁部から遠い方の端部側、又は、前記所定の第1壁部に近い方の端部側に設けられるように構成されていることを特徴とするホルダ。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
前記ホルダは、前記挿入方向から視認した場合に略矩形状をなし、前記挿入方向に対して直交する方向において対向する一対の前記第1壁部と、前記一対の第1壁部の間に位置し、前記挿入方向に対して直交する方向において対向する一対の前記第2壁部とを備え、
前記ホルダを前記挿入方向から視認した場合に、一対の前記係止部は、前記収容部の中央部を中心として、互いに点対称となる位置、又は、その近傍位置に設けられ、一対の前記当接部は、前記収容部の中央部を中心として、互いに点対称となる位置、又は、その近傍位置に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のホルダ。
【請求項3】
前記ホルダは、運搬具のホルダ収容部に収容された状態において前記ホルダをホルダ収容部へ挿入可能とするホルダ挿入口のうち少なくとも一部を塞ぐことが可能な板状のベース部を備え、
前記一対の第1壁部は、それぞれ前記入口開口部の一部を画定する構成であり、
前記係止部は、弾性変形可能な弾性部を有し、
前記ベース部は、前記第1壁部よりも前記ホルダの外方にまで延出する鍔部を備え、
前記鍔部には、前記挿入方向において前記係止部と対向する位置において、前記鍔部の外縁部を含むようにして第1切欠き部が形成されていることを特徴とする請求項2に記載のホルダ。
【請求項4】
前記ホルダを前記挿入方向から視認した場合に、前記第1壁部のうち前記係止部が設けられた一端部側とは反対の他端部側に対応して、前記鍔部には、前記鍔部の外縁部を含むようにして第2切欠き部が形成されていることを特徴とする請求項3に記載のホルダ。
【請求項5】
前記ホルダは、前記挿入方向に対して直交する方向において対向する一対の対向壁を備え、
前記一対の対向壁は、それぞれ前記入口開口部の一部を画定する構成であり、
前記ホルダは、前記対向壁のうち前記入口開口部側の部位から前記収容部側に突出し、前記収容部に収容された無線情報手段の前記入口開口部側への変位を規制可能な規制突部を備え、
前記ホルダは、前記収容部を挟んで前記入口開口部の反対側に設けられる奥側壁部を備え、
前記奥側壁部には、前記対向壁のうち前記入口開口部側の縁部に沿った方向において前記規制突部の幅よりも広い範囲に形成され、前記ホルダから無線情報手段を取出す際に作業者が指先を挿入して無線情報手段への接触を可能とする操作開口部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のホルダ。
【請求項6】
前記ホルダは、前記挿入方向に対して直交する方向において対向する一対の対向壁を備え、
前記一対の対向壁は、それぞれ前記入口開口部の一部を画定する構成であり、
前記ホルダは、前記対向壁から前記収容部側に突出し、無線情報手段と当接して当該無線情報手段を前記収容部において保持可能とする排出突部を備えていることを特徴とする請求項1に記載のホルダ。
【請求項7】
上記請求項1乃至6のいずれかに記載の前記ホルダと、前記ホルダを収容可能なホルダ収容部を備える運搬具とを備える運搬具構造において、
前記運搬具は、
前記ホルダ収容部に収容状態とされた前記ホルダの前記当接部と当接状態とされ、前記挿入方向先方側への変位を規制する被当接部と、
前記ホルダ収容部に収容状態とされた前記ホルダの前記係止部と係止状態とされ、前記挿入方向とは逆方向側への変位を規制する被係止部とを備え、
前記ホルダは、前記第2壁部から外方に突出するホルダ突部を備え、
前記運搬具は、前記ホルダ収容部に収容された前記ホルダの前記ホルダ突部、及び、前記ホルダ収容部に収容される途中の前記ホルダの前記ホルダ突部と当接して、前記挿入方向を軸線方向として旋回する前記ホルダの変位を規制可能な収容部突部を備えていることを特徴とする運搬具構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、IDタグ等の無線情報手段の運搬具への取付けに使用されるホルダ、及び、ホルダと運搬具とを具備する運搬具構造に関するものである。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、IDタグ等の無線情報手段をパレット等の運搬具に取付ける場合に、無線情報手段を収容可能なホルダに対して無線情報手段を収容し、当該ホルダを運搬具に取付けることが知られている(例えば、特許文献1等参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平5-85545号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、運搬具に対してホルダを相対変位不可能に取付けたとしても、ホルダの内部で無線情報手段がホルダに対して相対変位してしまう場合には、無線情報手段が故障したり、異音が発生したりすること懸念される。
【0005】
本発明は、上記例示した問題点等を解決するためになされたものであって、その目的は、無線情報手段を確実に保持して無線情報手段の故障を抑止することのできるホルダ、及び、運搬具構造を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
以下、上記目的等を解決するのに適した各手段につき項分けして説明する。なお、必要に応じて対応する手段に特有の作用効果等を付記する。
【0007】
手段1.無線情報手段を運搬具に取付けるためのホルダにおいて、
前記ホルダは、無線情報手段を収容して保持可能な収容部を備え、
無線情報手段を前記収容部に収容した前記ホルダが、運搬具に設けられたホルダ収容部に収容されることで、無線情報手段が前記ホルダを介して運搬具に取付けられる構成であり、
前記ホルダは、
前記収容部に対して無線情報手段を挿入可能とする入口開口部と、
前記ホルダのホルダ収容部への挿入方向において、ホルダ収容部に収容状態とされた前記ホルダの前記挿入方向先方側への変位を規制するための当接部と、
ホルダ収容部に収容状態とされた前記ホルダの前記挿入方向とは逆方向側への変位を規制するための係止部とを備えるとともに、
前記収容部を画定する面の一面を構成し、外面側において前記係止部が設けられる第1壁部と、
前記ホルダを前記挿入方向から視認した場合に前記ホルダの周方向において前記第1壁部に対して隣接して設けられ、外面側において前記当接部が設けられる第2壁部とを備え、
前記ホルダを前記挿入方向から視認した場合に、所定の前記係止部が所定の前記第1壁部において当該所定の第1壁部に隣接する所定の前記第2壁部から近い方の端部側に設けられる場合には、前記所定の第2壁部に設けられる所定の前記当接部が前記所定の第2壁部において前記所定の第1壁部から遠い方の端部側に設けられ、所定の前記係止部が所定の前記第1壁部において当該所定の第1壁部に隣接する所定の前記第2壁部から遠い方の端部側に設けられる場合には、前記所定の第2壁部に設けられる所定の前記当接部が前記所定の第2壁部において前記所定の第1壁部から遠い方の端部側、又は、前記所定の第1壁部に近い方の端部側に設けられるように構成されていることを特徴とするホルダ。
【0008】
手段1によれば、無線情報手段はホルダの収容部に収容されることでホルダ(収容部)に保持される。従って、収容部において無線情報手段がホルダに対して相対変位することに起因して(無線情報手段が収容部の内面に強く当たる等して)、無線情報手段が故障したり、異音が発生したりすることを防止することができる。また、ホルダは運搬具のホルダ収容部に収容されることで当接部及び係止部の作用により運搬具に保持される。当接部、及び、係止部は、互いに隣接して設けられる第1壁部、及び、第2壁部に設けられ、さらに、当接部と係止部とが近接して配置されないように構成されている。このため、例えば、当接部及び係止部が同じ壁部に設けられたり、互いに近接して設けられたりする場合のように、当接部の運搬具(の被当接部)との好適な当接が係止部によって阻害されたり(当接部と被当接部との当接面積が減少してしまう)、ホルダを運搬具に取付ける際に(当接部と被当接部との当接により係止部を運搬具(の被係止部)に係止させる動作に関する遊びが無くなり、場合によっては)取付け難くなったり(無理に係止させようとして、当接部や係止部が破損したり)するといった事態を回避することができる。
【0009】
手段2.前記ホルダは、前記挿入方向から視認した場合に略矩形状をなし、前記挿入方向に対して直交する方向において対向する一対の前記第1壁部と、前記一対の第1壁部の間に位置し、前記挿入方向に対して直交する方向において対向する一対の前記第2壁部とを備え、
前記ホルダを前記挿入方向から視認した場合に、一対の前記係止部は、前記収容部の中央部を中心として、互いに点対称となる位置、又は、その近傍位置に設けられ、一対の前記当接部は、前記収容部の中央部を中心として、互いに点対称となる位置、又は、その近傍位置に設けられていることを特徴とする手段1に記載のホルダ。
【0010】
手段2によれば、例えば、係止部及び当接部がそれぞれ3つ以上設けられる場合に比べて、ホルダ及び運搬具の構成の複雑化を抑制しつつ、一対ずつの係止部及び当接部を設けることで、ホルダの運搬具に対する取付状態の安定化を図ることができる。また、一対の係止部が、前記挿入方向から視認して、一対の第2壁部の幅方向中央部間を通る仮想直線を中心とした線対称位置とならないように配置されることから、例えば、一対の係止部が線対称位置に配置される場合に比べ、ホルダの運搬具に対する着脱の際の作業性の向上が図られる。
(【0011】以降は省略されています)

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