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公開番号2025075090
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-14
出願番号2025028142,2021172589
出願日2025-02-25,2021-10-21
発明の名称容器
出願人三甲株式会社
代理人個人
主分類B65D 43/26 20060101AFI20250507BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】扉部材の開閉に関して利便性の向上を図ることのできる容器を提供する。
【解決手段】容器1は、上方に開口する略箱状の容器本体2と、蓋体4とを備え、蓋体4は、容器本体2に取付けられ、物品を投入可能とする投入開口部6を有する合成樹脂製の蓋本体5と、投入開口部6を開放する開位置と閉鎖する閉位置との間を変位可能な合成樹脂製の扉部材7とを備える。扉部材7は、扉部材7を変位させる場合に操作される操作部37と、扉部材7が閉位置とされた場合に蓋本体5に設けられた第1被係止部45に対して係止状態とされる第1係止部44とを備える。扉部材7は、閉位置にある場合に作業者が操作可能な位置に設けられ、作業者の操作に基づいて少なくとも一部が変形可能な解消操作部46を備え、解消操作部46及び操作部37の操作を同時に行うことで第1係止部44と第1被係止部45との係止状態を解消して扉部材7を開位置へと変位可能に構成される。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
上方に開口する略箱状をなし、物品を収容可能な収容部を備える容器本体と、前記容器本体の開口を閉鎖可能とする蓋体とを備え、
前記蓋体は、前記容器本体に取付けられ、物品を投入可能とする投入開口部を有する合成樹脂製の蓋本体と、前記投入開口部を開放する開位置と閉鎖する閉位置との間を変位可能な合成樹脂製の扉部材とを備える容器において、
前記扉部材は、前記扉部材を変位させる場合に操作される操作部と、前記扉部材が前記閉位置とされた場合に前記蓋本体に設けられた第1被係止部に対して係止状態とされる第1係止部とを備え、
前記扉部材を前記開位置と前記閉位置との間の仮閉鎖位置で保持可能とする仮保持手段を備えることを特徴とする容器。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記仮保持手段は、
前記扉部材に設けられた第2係止部と、
前記蓋本体又は前記扉部材に設けられ、前記仮閉鎖位置にある前記扉部材の前記閉位置側への変位を規制する仮係止部と、
前記蓋本体に設けられ、前記仮閉鎖位置にある前記扉部材の前記第2係止部と当接して前記扉部材の前記開位置側への変位を規制する第2被係止部とを備えることを特徴とする請求項1に記載の容器。
【請求項3】
前記扉部材が前記開位置から前記仮閉鎖位置とされる場合に、前記第2係止部は前記蓋本体の内側に位置する状態から前記第2被係止部と摺接して前記第2被係止部よりも前記投入開口部側に変位可能に構成されていることを特徴とする請求項2に記載の容器。
【請求項4】
前記扉部材は、前記開位置とされた場合に前記仮係止部と当接して前記扉部材の前記閉位置側への変位が規制される規制部を備えていることを特徴とする請求項2又は3に記載の容器。
【請求項5】
前記扉部材は、前記扉部材が前記閉位置にある場合に前記投入開口部を閉鎖する閉鎖部と、前記閉鎖部のうち前記扉部材が前記開位置から前記閉位置へと移動する際の先頭側の縁部から前記扉部材の前記閉位置側に突出するカバー部とを備え、
前記蓋本体は、前記カバー部に対して、前記扉部材が前記仮閉鎖位置にある状態において前記容器の内外方向において重なり合い、前記閉状態において重なり合う面積が増えるようにして設けられた蓋カバー部を備えていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の容器。
【請求項6】
前記扉部材は、前記扉部材が前記開位置とされた場合に前記蓋体の内側において物品を載置可能とする載置部を備え、
前記開位置にある前記扉部材が前記閉位置側に変位することで前記載置部に載置されていた物品が前記容器本体の前記収容部へ落下するように構成され、
前記蓋本体は、前記載置部から落下した物品を前記容器の内方側に向けて案内可能な傾斜部を備えていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の容器。
【請求項7】
前記容器本体は、平面視略矩形状の底壁構成部と、底壁構成部の側辺部からそれぞれ上方に延びる側壁部とを備え、
前記底壁構成部は、前記側壁部のうち前記投入開口部に対応する位置側の側壁部との連結部から相対する前記側壁部側に向けて下方傾斜する底部傾斜部を備え、
前記底部傾斜部の上縁部と連結された前記側壁部は、前記底部傾斜部と連結された部位の直下方の部位が切欠かれたような形状をなしていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の容器。
【請求項8】
前記扉部材は前記蓋本体に対して回動変位可能に連結され、
前記扉部材は、当該扉部材の回動軸線方向に対して直交する方向における断面が略円弧状をなし、前記扉部材が前記閉位置にある場合に前記投入開口部を閉鎖する閉鎖部を備え、
前記閉鎖部は、前記扉部材が前記開位置にある場合に前記扉部材の回動軸線方向から見た側面視で前記蓋本体の内側に収まる構成とされていることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の容器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、蓋体を備える容器に関するものである。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、医療廃棄物等の物品を収容する容器として、上方に開口する箱状の容器本体と、容器本体の開口を閉鎖可能とする蓋体とを備え、蓋体が、物品を投入可能とする投入開口部を有するとともに容器本体に取付けられる蓋本体と、投入開口部を開閉する扉部材とを備えるものが知られている(例えば、特許文献1等参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2003-285856号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上記特許文献1の容器は、扉部材により投入開口部を一度閉鎖すると、蓋体に設けられた係止部が蓋本体の裏面側に係止されることで封印状態とされ、基本的に開封が不可能(困難)となるように構成されている。このため、容器の収容スペースに余裕がある状態で扉部材を誤って閉鎖したためにそのまま廃棄する必要が生じたり、封印後の容器の収容スペースを含めた捜索を行うべく容器を内容物に触れないように慎重に破損させて開封する必要が生じたりする等、扉部材の開閉に関する利便性が低いことが懸念される。
【0005】
本発明は、上記例示した問題点等を解決するためになされたものであって、その目的は、扉部材の開閉に関して利便性の向上を図ることのできる容器を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
以下、上記目的等を解決するのに適した各手段につき項分けして説明する。なお、必要に応じて対応する手段に特有の作用効果等を付記する。
【0007】
手段1.上方に開口する略箱状をなし、物品を収容可能な収容部を備える容器本体と、前記容器本体の開口を閉鎖可能とする蓋体とを備え、
前記蓋体は、前記容器本体に取付けられ、物品を投入可能とする投入開口部を有する合成樹脂製の蓋本体と、前記投入開口部を開放する開位置と閉鎖する閉位置との間を変位可能な合成樹脂製の扉部材とを備える容器において、
前記扉部材は、前記扉部材を変位させる場合に操作される操作部と、前記扉部材が前記閉位置とされた場合に前記蓋本体に設けられた第1被係止部に対して係止状態とされる第1係止部とを備え、
前記扉部材を前記開位置と前記閉位置との間の仮閉鎖位置で保持可能とする仮保持手段を備えることを特徴とする容器。
【0008】
手段1によれば、扉部材が開位置と閉位置との間の位置である仮閉鎖位置において保持可能に構成されている。これにより、扉部材を閉位置とする段階には至っていないが、例えば、物品を容器に投入するとき以外は扉部材を仮閉鎖位置としておくことができ、容器の収容部と、容器外部との間を極力遮って、容器の収容部の環境と、容器外部の環境とが交わることを極力抑制することができる。従って、容器の収容部の環境が容器外部に影響したり(例えば、容器に収容された物品に人が接触してしまう)、容器外部の環境が容器の収容部に影響したり(例えば、ゴミ等の不要なものが容器に入ったり、各種器具等が容器に入ったりしてしまう)することが望まれない状況における利便性の向上等を図ることができる。
【0009】
手段2.前記仮保持手段は、
前記扉部材に設けられた第2係止部と、
前記蓋本体又は前記扉部材に設けられ、前記仮閉鎖位置にある前記扉部材の前記閉位置側への変位を規制する仮係止部と、
前記蓋本体に設けられ、前記仮閉鎖位置にある前記扉部材の前記第2係止部と当接して前記扉部材の前記開位置側への変位を規制する第2被係止部とを備えることを特徴とする手段1に記載の容器。
【0010】
手段2によれば、第2係止部と仮係止部とにより、仮閉鎖位置にある扉部材の閉位置側への変位が規制されるとともに、閉位置にある扉部材の開位置側への変位が規制されるようになっている。従って、構成の複雑化を抑制しつつ、閉位置にある扉部材の開位置側への変位をより確実に防止することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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