TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2024178955
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-26
出願番号
2023097358
出願日
2023-06-14
発明の名称
閉塞装置
出願人
個人
代理人
個人
主分類
B65B
51/08 20060101AFI20241219BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】簡易な構成で軽量小型化が可能であり、手に持って容易に使用ことができる閉塞装置の提供を目的とする。
【解決手段】袋体2の開口側の端部を絞って収束した収束端部3を入口6から出口7に向けて通路5に沿って移動させると、入口6と巻き付け位置との間に引き出された粘着テープ4は、収束端部3に引っ張られて巻き付け位置側へ移動する。巻き付け位置側へ移動する粘着テープ4は、収束端部3が巻き付け位置に到達することにより、巻き付け部8によって収束端部3に巻き付けられて収束端部3の閉塞状態を保持する。ロール体20から延びて収束端部3に巻き付けられた粘着テープ4は、収束端部3が切離位置に到達することにより、巻き付け位置と出口7との間で切離部9によって切断されてロール体20側から切離される。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
袋体の開口側の端部を絞って収束した収束端部の閉塞状態を粘着テープによって保持するための閉塞装置であって、
ケーシングに、通路と、ロール体と、巻き付け部と、切離部とが設けられ、
前記通路は、入口から出口までの前記収束端部の移動経路を規定し、
前記移動経路は、前記入口と前記出口との間の巻き付け位置と、前記巻き付け位置と前記出口との間の切離位置とを含み、
前記収束端部は、前記通路を横断して前記ケーシングを貫通する姿勢で、前記入口から前記出口まで前記移動経路に沿って前記通路を移動可能であり、
前記ロール体は、ロール状に巻き回された前記粘着テープを有し、前記ケーシングに回転自在に支持され、
前記粘着テープは、前記入口と前記巻き付け位置との間の前記通路へ前記ロール体から引き出し可能であり、
前記収束端部を前記入口から前記出口に向けて前記通路に沿って移動させると、前記入口と前記巻き付け位置との間に引き出された前記粘着テープは、前記収束端部に引っ張られて前記巻き付け位置側へ移動し、前記巻き付け位置側へ移動する前記粘着テープは、前記収束端部が前記巻き付け位置に到達することにより、前記巻き付け部によって前記収束端部に巻き付けられて前記収束端部の閉塞状態を保持し、前記ロール体から延びて前記収束端部に巻き付けられた前記粘着テープは、前記収束端部が前記切離位置に到達することにより、前記巻き付け位置と前記出口との間で前記切離部によって切断されて前記ロール体側から切離される
ことを特徴とする閉塞装置。
続きを表示(約 3,000 文字)
【請求項2】
前記通路は直線状に延び、前記入口は前記出口の反対側が開口する
ことを特徴とする請求項1に記載の閉塞装置。
【請求項3】
前記粘着テープは、表裏のうち片面のみが粘着面であり、
前記ロール体は、前記粘着テープを前記入口と前記巻き付け位置との間の前記通路に引き出した状態で、前記粘着面が前記入口側を向くように配置され、
前記巻き付け部は、前記通路の一側から前記通路へ突出する第1突出部材と、前記通路の他側から前記通路へ突出して前記第1突出部材と対向する第2突出部材とを有し、
前記第1突出部材と前記第2突出部材とは、第1先端部と第2先端部とをそれぞれの突出先端に有し、
前記巻き付け部は、前記収束端部からの押圧力を受けていない初期状態で、前記第1先端部と前記第2先端部とが最も接近し、前記第1突出部材と前記第2突出部材とによって前記入口から前記巻き付け位置側への前記収束端部の移動を規制する閉状態を維持し、前記入口から前記巻き付け位置側へ移動する前記収束端部から前記出口側への押圧力を受けることにより、前記第1先端部と前記第2先端部とが離間して、前記出口側への前記収束端部の移動を許容する開状態となり、前記収束端部が前記第1先端部と前記第2先端部の間を通り抜けて前記巻き付け位置に到達することにより、前記閉状態に戻り、
前記収束端部を前記入口から前記出口に向けて前記通路に沿って移動させると、前記入口と前記巻き付け位置との間に引き出された前記粘着テープの前記粘着面は、前記収束端部の前記出口側に粘着し、前記収束端部に引っ張られて前記巻き付け位置側へ移動する前記粘着テープは、前記巻き付け部が前記閉状態から前記開状態となり、前記収束端部が前記粘着テープとともに前記第1先端部と前記第2先端部の間を通り抜けて前記巻き付け位置に到達して、前記巻き付け部が前記閉状態に戻ることにより、前記収束端部に巻き付けられて粘着する
ことを特徴とする請求項1に記載の閉塞装置。
【請求項4】
前記収束端部が前記粘着テープとともに前記第1先端部と前記第2先端部の間を通り抜けて前記巻き付け位置に到達し、前記巻き付け部が前記開状態から前記閉状態に戻ることにより、前記第1先端部と前記第2先端部とは、前記粘着テープのうち前記収束端部よりも終端側の終端側領域と前記収束端部から前記ロール体側に延びる基端側領域とを前記一側と前記他側とから挟み、前記終端側領域と前記基端側領域とが合掌するようにこれら2つの領域の前記粘着面同士を粘着させる
ことを特徴とする請求項3に記載の閉塞装置。
【請求項5】
前記第1突出部材は、前記通路の前記一側で第1回転軸を中心として回転自在に前記ケーシングに支持される傾動体であり、
前記巻き付け部は、前記傾動体が前記第1回転軸を中心として傾動することにより、前記閉状態と前記開状態とに変更され、
前記傾動体は、前記ケーシングに設けられた傾動体付勢部材によって前記閉状態に付勢され、
前記巻き付け部は、前記入口から前記巻き付け位置側へ移動する前記収束端部が前記傾動体付勢部材の付勢力に抗して前記傾動体を前記出口側へ押圧することにより、前記閉状態から前記開状態に変更されて前記収束端部の通り抜けを許容し、
前記傾動体付勢部材の付勢力は、前記収束端部が前記巻き付け位置に到達し、前記第1先端部と前記第2先端部とが前記粘着テープの前記終端側領域と前記基端側領域とを粘着させる際の挟圧として作用する
ことを特徴とする請求項4に記載の閉塞装置。
【請求項6】
前記収束端部を前記入口から前記出口に向けて移動させる前の移動前状態で、前記入口と前記巻き付け位置との間に引き出された前記粘着テープの前記終端側の端部の前記粘着面は、前記第1先端部に一時的に粘着されており、
前記収束端部に引っ張られて前記巻き付け位置側へ移動する前記粘着テープの前記終端側領域は、前記終端から前記入口側へ延び、前記第1突出部材から離間する方向に曲折して反転する
ことを特徴とする請求項4に記載の閉塞装置。
【請求項7】
前記第2突出部材は、前記通路の前記他側で第2回転軸を中心として回転自在に前記ケーシングに支持される回転体であり、
前記回転体は、前記入口から前記巻き付け位置側へ移動する前記収束端部が前記第2突出部材の前記第2先端部側を前記出口側へ押圧することにより、前記第2回転軸を中心として回転する
ことを特徴とする請求項4に記載の閉塞装置。
【請求項8】
前記回転体は、複数の歯が円周上に等間隔に並び、前記回転体の回転に伴って前記歯が前記通路に順次出没する歯車形状であり、
前記複数の歯の歯先部は、各々が前記第2先端部を構成する
ことを特徴とする請求項7に記載の閉塞装置。
【請求項9】
前記ロール体は、前記通路の前記他側に配置され、
前記回転体の前記第2回転軸は、前記ロール体と前記通路との間に配置され、
前記収束端部に押圧されて回転する前記回転体の前記複数の歯先部のうち、前記回転体が回転を開始してから前記収束端部が前記巻き付け位置に到達するまでの間に前記通路へ進入する歯先部は、前記ロール体から前記通路へ向かう前記粘着テープの移動を補助する
ことを特徴とする請求項8に記載の閉塞装置。
【請求項10】
前記切離部は、第3回転軸を中心として回転自在に前記ケーシングに支持されるカム部材と、前記カム部材に固定される切断刃とを有し、
前記カム部材は、前記巻き付け位置と前記切離位置との間で前記通路へ突出する押圧受部を有し、初期位置と動作完了位置との間で前記第3回転軸を中心として傾動可能であり、
前記初期位置において、前記切断刃は、前記通路の外部に退避し、前記押圧受部は、前記通路を塞いで前記巻き付け位置から前記切離位置側への前記収束端部の移動を規制し、
前記初期位置から前記動作完了位置側へ前記カム部材が傾動すると、前記押圧受部は、前記出口側へ傾動して前記巻き付け位置から前記切離位置への前記収束端部の移動を許容し、前記切断刃は、前記通路へ進入して前記通路を横断し、
前記カム部材は、前記ケーシングに設けられたカム付勢部材によって前記初期位置に付勢され、
前記巻き付け部によって前記粘着テープが巻き付けられた前記収束端部が、前記巻き付け位置から前記切離位置側へ移動し、前記カム付勢部材の付勢力に抗して前記押圧受部を前記出口側へ押圧すると、前記カム部材が前記初期位置から前記動作完了位置に向かって傾動し、前記収束端部が前記切離位置を通過することによって、前記切断刃が前記粘着テープの前記基端側領域を切断し、前記収束端部が前記押圧受部を越えて前記出口側へ移動すると、前記カム付勢部材の付勢力によって前記カム部材が前記初期位置に戻る
ことを特徴とする請求項4に記載の閉塞装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、袋体の開口側の端部を閉塞するための閉塞装置に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
内容物が詰まったゴミ袋などの袋体を閉塞する場合、開口側の端部を縛る方法のほか、袋体の開口側の端部を絞り、絞り部分に粘着テープを巻き回して粘着させる方法がある。また、粘着テープを巻き回して袋体を閉塞するための装置としてバッグシーラーが知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-140825号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従前のバッグシーラーは、例えば野菜などの商品を袋詰めする際に使用されるものであり、比較的小さい袋体を対象としている。作業者は、比較的大型で重いバッグシーラーを作業台に載置し、袋体を手で持ち、絞り部分をバッグシーラーに対して移動させることによって粘着テープの巻き付けを行う。
【0005】
このため、内容量が数十リットルのゴミ袋のように比較的大型の袋体を上記従前のバッグシーラーを用いて閉塞する場合、大型で内容物によっては重い袋体を持ち上げて、絞り部分をバッグシーラーに対して移動させるか、或いは大型で重いバッグシーラーを持ち上げ、袋体の絞り部分に対してバッグシーラーを移動させる必要があり、容易に作業を行うことができない。
【0006】
そこで、本発明は、簡易な構成で軽量小型化が可能であり、手に持って容易に使用ことができる閉塞装置の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成すべく、本発明の第1の態様は、袋体の開口側の端部を絞って収束した収束端部の閉塞状態を粘着テープによって保持するための閉塞装置であり、ケーシングに、通路と、ロール体と、巻き付け部と、切離部とが設けられる。前記通路は、入口から出口までの前記収束端部の移動経路を規定する。前記移動経路は、前記入口と前記出口との間の巻き付け位置と、前記巻き付け位置と前記出口との間の切離位置とを含む。前記収束端部は、前記通路を横断して前記ケーシングを貫通する姿勢で、前記入口から前記出口まで前記移動経路に沿って前記通路を移動可能である。前記ロール体は、ロール状に巻き回された前記粘着テープを有し、前記ケーシングに回転自在に支持される。前記粘着テープは、前記入口と前記巻き付け位置との間の前記通路へ前記ロール体から引き出し可能である。前記収束端部を前記入口から前記出口に向けて前記通路に沿って移動させると、前記入口と前記巻き付け位置との間に引き出された前記粘着テープは、前記収束端部に引っ張られて前記巻き付け位置側へ移動し、前記巻き付け位置側へ移動する前記粘着テープは、前記収束端部が前記巻き付け位置に到達することにより、前記巻き付け部によって前記収束端部に巻き付けられて前記収束端部の閉塞状態を保持し、前記ロール体から延びて前記収束端部に巻き付けられた前記粘着テープは、前記収束端部が前記切離位置に到達することにより、前記巻き付け位置と前記出口との間で前記切離部によって切断されて前記ロール体側から切離される。
【0008】
本発明の第2の態様は、第1の態様の閉塞装置であって、前記通路は直線状に延び、前記入口は前記出口の反対側が開口する。
【0009】
本発明の第3の態様は、第1の態様の閉塞装置であって、前記粘着テープは、表裏のうち片面のみが粘着面であり、前記ロール体は、前記粘着テープを前記入口と前記巻き付け位置との間の前記通路に引き出した状態で、前記粘着面が前記入口側を向くように配置される。前記巻き付け部は、前記通路の一側から前記通路へ突出する第1突出部材と、前記通路の他側から前記通路へ突出して前記第1突出部材と対向する第2突出部材とを有する。前記第1突出部材と前記第2突出部材とは、第1先端部と第2先端部とをそれぞれの突出先端に有する。前記巻き付け部は、前記収束端部からの押圧力を受けていない初期状態で、前記第1先端部と前記第2先端部とが最も接近し、前記第1突出部材と前記第2突出部材とによって前記入口から前記巻き付け位置側への前記収束端部の移動を規制する閉状態を維持し、前記入口から前記巻き付け位置側へ移動する前記収束端部から前記出口側への押圧力を受けることにより、前記第1先端部と前記第2先端部とが離間して、前記出口側への前記収束端部の移動を許容する開状態となり、前記収束端部が前記第1先端部と前記第2先端部の間を通り抜けて前記巻き付け位置に到達することにより、前記閉状態に戻る。前記収束端部を前記入口から前記出口に向けて前記通路に沿って移動させると、前記入口と前記巻き付け位置との間に引き出された前記粘着テープの前記粘着面は、前記収束端部の前記出口側に粘着し、前記収束端部に引っ張られて前記巻き付け位置側へ移動する前記粘着テープは、前記巻き付け部が前記閉状態から前記開状態となり、前記収束端部が前記粘着テープとともに前記第1先端部と前記第2先端部の間を通り抜けて前記巻き付け位置に到達して、前記巻き付け部が前記閉状態に戻ることにより、前記収束端部に巻き付けられて粘着する。
【0010】
本発明の第4の態様は、第3の態様の閉塞装置であって、前記収束端部が前記粘着テープとともに前記第1先端部と前記第2先端部の間を通り抜けて前記巻き付け位置に到達し、前記巻き付け部が前記開状態から前記閉状態に戻ることにより、前記第1先端部と前記第2先端部とは、前記粘着テープのうち前記収束端部よりも終端側の終端側領域と前記収束端部から前記ロール体側に延びる基端側領域とを前記一側と前記他側とから挟み、前記終端側領域と前記基端側領域とが合掌するようにこれら2つの領域の前記粘着面同士を粘着させる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
個人
箱
2か月前
個人
構造体
9か月前
個人
ゴミ箱
2か月前
個人
包装体
2か月前
個人
収納用具
6か月前
個人
物品収納具
6か月前
個人
パウチ補助具
2か月前
個人
折り畳み水槽
2か月前
個人
ダンボール宝箱
3か月前
個人
開封用カッター
8か月前
個人
閉塞装置
1日前
個人
掃除楽々ゴミ箱
7か月前
個人
折りたたみコップ
8か月前
個人
チャック付き袋体
8か月前
個人
パウチ容器
9か月前
個人
圧縮収納袋
3か月前
株式会社イシダ
包装装置
2か月前
株式会社新弘
容器
2か月前
個人
粘着テープ剥がし具
7か月前
個人
塗料容器用蓋
2か月前
三甲株式会社
容器
11か月前
個人
伸縮するゴミ収納器
9か月前
三甲株式会社
容器
5か月前
株式会社新弘
容器
2か月前
株式会社イシダ
箱詰装置
5か月前
三甲株式会社
容器
11か月前
積水樹脂株式会社
接着剤
7か月前
個人
開口しやすいレジ袋
10か月前
個人
粘着テープ剥がし具
3か月前
個人
穿孔紐通し結束器具
11か月前
個人
包装箱
今日
個人
チャック付き保存袋
8か月前
積水樹脂株式会社
接着剤
2か月前
個人
粘着テープ切断装置
4か月前
個人
プラスチックバッグ
10か月前
三甲株式会社
容器
11か月前
続きを見る
他の特許を見る