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公開番号
2025066335
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-23
出願番号
2023175861
出願日
2023-10-11
発明の名称
輸送積荷用動吸振器
出願人
個人
代理人
主分類
B65D
81/05 20060101AFI20250416BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】貨物積荷が輸送中に受ける振動衝撃による被包装物の損傷を軽減又は防止して、品質を良好な状態に保持する性能を有す及びそれを用いた輸送方法を提供する。
【解決手段】本発明に係る緩衝機能を付与した動吸振器1は、内部制振構造体2と衝撃減衰構造体4および外装材6からなる。外装材6は内部制振構造体2および緩衝減衰構造体4を収納し、輸送積荷に対しては、動吸振機の機能を果たすために積荷との接触や作業性を考慮した摩擦やリユースを考慮した耐性強度を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
緩衝機能と制振機能を持つ輸送積荷用制振機材およびそれを用いた輸送方法
輸送積荷用制振機材は、内部制振構造と、緩衝機能を持つ中間層、収納する外装材から構成される。内部制振構造は、流動体と気体を収容する細かな細胞状の組織もしくは小容器の集合からなる。緩衝機能を持つ中間層は、内部制振構造を支え収納する緩衝機能を持った柔軟組織若しくは気体に満たされた細胞状の組織である。外装材は構造材の機能を保持収納し、繰り返し使用に耐えられる剛度耐性を持ち、貨物の上段で制振機能を伝える摩擦保持力を持つことを特徴とする輸送積荷用動吸振器。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、輸送用積荷用動吸振器に関し、積荷が輸送中に受ける衝撃および振動を制御低減して、製品品質を良好に保持することができる輸送積荷用動吸振器に関する。
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【背景技術】
【0002】
製品や部品の破損は、微細な振動による疲労損傷および大きな衝撃によって発生する。
製品商品を使用者のもとに届ける包装設計は行われているが、実際の輸送および荷扱中の荷役中と思われる事故は多発しており、産業の負担となっている。そのため輸送中の振動を低減する目的で、発明者は「輸送積荷用動吸振器及びそれを用いた輸送方法」において、貨物用資材を考案した。
【0003】
同制振資材の実用化のなかで、さらに衝撃への対応や、資材の軽量、低コストである事が求められた。実験と構造見直しにより本考案を見出した。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許06184206号
特開2009―234443号
特開2002―145269号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
輸送中の振動および衝撃に対応した貨物用資材が必要であった。
本発明の目的は、貨物積荷が輸送中に受ける振動および衝撃よって被包装物の損傷を軽減又は防止して、品質を良好な状態に保持する性能を有する輸送積荷用振動衝撃対応動吸振器に及びそれを用いた輸送方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
液体同調ダンパーの気体若しくは柔構造による衝撃緩衝性を付与し、振動、衝撃とも軽減する構造を見出した。
本発明では、緩衝性能を持つ中間層構造と制振性能を持つ内蔵構造からなる。中間構造で緩衝機能として、「衝撃」に対応するために、質量が小さな気体もしくは空間を用いることによって緩衝性を付与した。
【0007】
本発明では、衝撃は気体が変形する時間によって、衝撃値ピークが低くなり撃 緩和される。またその後段は、遅れて流動体が変形することによりエネルギーを吸収する。エネルギーは熱エネルギーとして変化するが、エネルギー量は低く、放熱が容易である。
【発明の効果】
【0008】
本発明は、貨物積荷が輸送中に受ける振動によって被包装物の損傷を軽減又は防止して、品質を良好な状態に保持する性能を有する輸送積荷用動吸振器及びそれを用いた輸送方法を提供することができる。
特に恒常的な振動を低減することだけでなく、予測や設計が難しい衝撃を低コストで低減することを実現する。これにより、日本産業における輸送損失を低減する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
衝撃機能を付与した輸送積荷用動吸振器の概念図である。
同考案の構造図である。
【符号の説明】
【0010】
1 輸送積荷用動吸振器
2 制振構造体
3 流動体
4 衝撃減衰構造体
5 気体もしくは空間
6 外装材
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