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公開番号
2025070594
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-02
出願番号
2023181041
出願日
2023-10-20
発明の名称
お薬の締結装置
出願人
個人
代理人
主分類
B65B
67/12 20060101AFI20250424BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】複数の一包化した薬袋をまとめる作業において、誰でも同じように薬袋の縁にステープラーの針をさせるようにする薬袋締結装置を提案する。
【解決手段】側面に装置本体の補強と、薬袋の端を当てることで薬袋の位置を定めるためのリブを残し、かつ締結する複数の薬袋より大きく切り取った空き箱のコーナー部分と、リブと同じ位置を始点とし、挿入するステープラーの横幅と同サイズの位置に終点を持つステープラー挿入口とを有し、ステープラー固定土台に固定されたステープラーの針を出す部分は前記リブよりも突出した位置であって、ステープラーを押圧することで複数の薬袋の縁部分を一つに締結する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
側面に装置本体の補強と、薬袋の端を当てることで前記薬袋の位置を定めるためのリブを残し、かつ締結する複数の薬袋より大きく切り取った空き箱のコーナー部分と、
前記リブと同じ位置を始点とし、挿入するステープラーの横幅と同サイズの位置に終点を持つステープラー挿入口とを有し、
前記ステープラー挿入口は夫々垂直に切断されて装置本体の後方へ展開し、その上にステープラーをテープで固定するステープラー固定土台となり、
前記ステープラー固定土台上に固定されたステープラーの本体下側の段差を埋めるために、ステープラーの本体下側部分を回避する略コの字形状に切り抜かれ、かつ前記装置本体よりも小さく、前記薬袋より大きい載置台を載置し、
前記ステープラー固定土台に固定されたステープラーの針を出す部分は前記リブよりも突出した位置であって、
前記ステープラーを押圧することで複数の薬袋の縁部分を一つに締結することを特徴とする薬袋締結装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、薬局などで処方される複数の薬袋をステープラーを用いて一つにまとめるものである。より詳しくは、軽度障害施設において、使用者が一緒に作業を望む場合に装置本体から一緒に作ることができ、かつ職員のみでまとめる場合には通常のステープラーとして使用できるお薬の締結装置に関するものである。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
障害の種類、程度にもよるが、例えば高次機能障害の場合は心臓の薬、胃腸薬、睡眠薬、高血圧の薬、てんかんを抑える薬等、多くの薬を朝、昼、夕、就寝前と服薬することがある。薬の一包化は行われているが、例えば精神科と内科等、受診する病院が複数の病院に掛かる場合は一包化した薬袋が複数になり、その複数の薬袋をまとめる作業は手作業で行われている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
実際には、各薬袋の縁の余白部分を手作業で合わせからその余白部分にステープラーで針を刺し、一つにまとめている。しかし、この余白部分の合わせからずれた薬袋はステープラーの針をすり抜け、再度のまとめ直しになったり、薬が封入されている部分に穴を開けてしまうこともあるので誰もやりたがらないという課題があった。
また、単純作業であるため、障害者本人もやりたいと希望することが多いが任せられないといった課題があった。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明は、どこの家庭にもある材料だけで、簡易に複数の一包化した薬袋をまとめることができる装置であることを特徴とする。より詳しくは、側面に装置本体の補強と、薬袋の端を当てることで前記薬袋の位置を定めるためのリブを残し、かつ締結する複数の薬袋より大きく切り取った空き箱のコーナー部分と、前記リブと同じ位置を始点とし、挿入するステープラーの横幅と同サイズの位置に終点を持つステープラー挿入口とを有し、前記ステープラー挿入口は夫々垂直に切断されて装置本体の後方へ展開し、その上にステープラーをテープで固定するステープラー固定土台となり、
前記ステープラー固定土台上に固定されたステープラーの本体下側の段差を埋めるために、ステープラーの本体下側部分を回避する略コの字形状に切り抜かれ、かつ前記装置本体よりも小さく、前記薬袋より大きい載置台を載置し、前記ステープラー固定土台に固定されたステープラーの針を出す部分は前記リブよりも突出した位置であって、前記ステープラーを押圧することで複数の薬袋の縁部分を一つに締結するという構成であることを特徴とする。
【発明の効果】
【0005】
本発明にかかる複数の一包化した薬袋をまとめる装置は、誰でも同じ場所にステープラーの針が指せるという利点がある。
また、装置本体の耐久性が低いため、障害をもつ利用者と都度作り直すことができ、そこで壊れる箇所の補強の入れ方等、互いにコミュニケーションを取りながら考える力を育むことも可能となる。
更に、利用者と共にやらない場合、共にやっても薬袋の付け忘れ等、何かしらのミスがあった場合には通常のステープラーと同様に使用でき、スピーディにまとめることができる。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1は装置本体100を示した説明図である。
図2は装置本体100の底面を示した説明図である
図3は載置台40を示し説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、本発明に係る装置について詳述する。
本発明は、装置本体の耐久性が低く、身近な素材で製作者が飽きる前に完成することが必須となる。また、あえて改良箇所を残し、職員とコミュニケーションを取りながら障害者自身が考える力を育むためのものである。
その為、装置本体は、はさみでも切断しやすい厚紙である棒アイスの複数パックの箱が望ましい。段ボールでもよいが、形を作るのにカッターが必要なこと、硬くて耐久性がでてしまうことを考えると段ボールの使用は最低限が望ましく思う。
なるべく刃物は持たせない方が利用者、職員、共に幸せであり、完成間近に職員が手を掛ける部分があるということも、コミュニケーションをとるための切っ掛けであり、褒めることができる場面でもある。障害施設で穏やかに一日を終わるためには褒めるという行為は必要なことである。
【実施例】
【0008】
図1に示したように本発明は非常にシンプルである。完成まで5分も掛からない。
メインの装置本体100の外枠には、アイスの空き箱(本発明ではアロエヨーグルトバー6本入りの空箱を使用した。)のコーナー部分を使用する。
【0009】
アイスの箱のコーナー部分の2辺を薬袋より大きめにカッターで切断する。正面の蓋条の面を前述したコーナー部分から5ミリ程度のリブ10を残してカッターで切断する。
このリブ10の厚みにより、装置本体の耐久性と硬さ、ステープラーの針の横方向の位置、薬袋の端がリブに当たるので薬袋の定位置が定まる。このリブ10の切り取りもカッターで切断する方が望ましい。切断面も美しく、時短になり、耐久性とステープラーの針の位置にも関わるので職員がやる方が望ましい。
【0010】
次に、リブを作った厚みのまま、縦方向に切り込みを入れ、ステープラーを挿入する隙間の始点50を作成する。
使用するステープラーの横幅に合わせ、終点側60にも切り込みを入れ、切断した場所を後ろに展開する。
これがステープラーの縦方向を決めるステープラー固定土台30となる。
また、折り目が付いた場所であるので、本体100を160度程度裏返す状態にすると通常のステープラーと同様に使用することができる。
展開した辺の上にステープラーをのせ、ステープラー本体を上側に開き(針の補充をする状態)、ステープラーの本体下側と展開した辺(ステープラー固定土台30)をテープで仮固定する。
(【0011】以降は省略されています)
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