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公開番号2024147072
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-16
出願番号2023059846
出願日2023-04-03
発明の名称容器
出願人株式会社新弘
代理人個人
主分類B65D 19/18 20060101AFI20241008BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】組立状態において側壁構成部の変形を防止することのできる容器を提供する。
【解決手段】容器1は、パレット2と、パレット2に載置される四角筒状の側壁構成部3と、側壁構成部3に被せられる蓋体4とを備える。側壁構成部3は、パレット2の上面の外周縁に沿って屈曲可能な側壁体21と、側壁体21の端部間を連結する連結部材22とを備える。側壁体21の上辺部には、一般部25と、一般部25よりも上方に突出する突部26とが設けられ、連結部材22の上端部は、一般部25よりも上方に突出する。側壁体21には、側壁体21の下辺部よりも下方に突出するようにして係合部材30が取付けられる。蓋体4には、側壁構成部3に被せられた場合に連結部材22の上端部及び突部26がそれぞれ挿入される蓋側被係合部43が設けられ、パレット2には、側壁構成部3が載置された場合に係合部材30の下端部が挿入されるパレット側被係合部17が設けられる。
【選択図】 図3
特許請求の範囲【請求項1】
平面視矩形状のパレットと、前記パレットの上面の外周縁に沿って上方に延びる四角筒状の側壁構成部と、前記側壁構成部の上部の開口部を閉鎖可能な蓋体とを備え、前記側壁構成部に対して前記蓋体が着脱自在に構成され、前記パレットに対して前記側壁構成部が着脱自在に構成され、前記側壁構成部を前記パレットに載置し、前記蓋体を前記側壁構成部に被せることで組立状態とされる容器において、
前記側壁構成部は、前記パレットの上面の外周縁に沿って屈曲可能に構成される側壁体と、前記側壁体の端部間を連結する連結部材とを備え、
前記側壁体の上辺部には、一般部と、前記一般部よりも上方に突出する突部とが設けられ、
前記連結部材の上端部は、前記側壁体の前記一般部よりも上方に突出し、
前記側壁体には、少なくとも下端部が前記側壁体の下辺部よりも下方に突出するようにして係合部材が取付けられ、
前記蓋体には、前記蓋体が前記側壁構成部に被せられた場合に、前記連結部材の上端部、及び、前記突部がそれぞれ挿入されて係合状態とされる蓋側被係合部が設けられ、
前記パレットには、前記側壁構成部が前記パレットに載置された場合に、前記係合部材の下端部が挿入されて係合状態とされるパレット側被係合部が設けられていることを特徴とする容器。
続きを表示(約 500 文字)【請求項2】
前記係合部材は、前記側壁体に対して着脱可能に取付けられていることを特徴とする請求項1に記載の容器。
【請求項3】
前記側壁構成部は、前記容器から取外され、前記連結部材による前記側壁体の連結を解消することにより、前記側壁体同士を重ねるようにして折畳可能に構成され、
前記蓋体は、前記蓋体を前記パレットに載置した場合に前記パレット側被係合部に挿入されて係合状態とされる蓋側係合部を備えるとともに、前記蓋体を前記パレットに載置した場合に、前記パレットの上面との間に、前記容器から取外され、折畳まれた状態の前記側壁構成部を収容可能な収容空間が形成されるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の容器。
【請求項4】
前記パレットは、複数の柱部と、前記複数の柱部の上端部間を連結する上デッキ部とを備えるとともに、前記複数の柱部の間にフォークを備える運搬手段のフォークを挿入可能とするフォーク挿入部が形成され、
前記パレット側被係合部は、前記柱部の上面において設けられていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の容器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、物品の運搬等に使用される容器に関するものである。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、平面視矩形状のパレットと、パレットの上面の外周縁に沿って上方に延びる四角筒状の側壁構成部と、側壁構成部の上部の開口部を閉鎖可能な蓋体とを備え、側壁構成部に対して蓋体が着脱自在に構成され、パレットに対して側壁構成部が着脱自在に構成される容器が知られている。また、側壁構成部に関し、パレットの上面の外周縁に沿って屈曲可能に構成される側壁体と、側壁体の端部間を連結する連結部材とにより構成するといった技術がある(例えば、特許文献1等参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平9-58680号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
また、上記特許文献1に記載の容器は、パレットの上面の外周縁から上方に突出する略四角枠状の底側板と、蓋体の下面の外周縁から下方に突出する略四角枠状の天側板とを備え、側壁構成部の外面の下部を底側板の内面に当接させるようにして、側壁構成部をパレットに載置するとともに、天側板の内面を側壁構成部の外面の上部に当接させるようにして、蓋体を側壁構成部に被せることで組立状態とされる。ところで、側壁構成部の外面や内面が押圧されたり、物品を収容した容器同士が積重ねられる等して側壁構成部に対して比較的大きな荷重が付加されたりした場合に、側壁構成部が変形等してしまうことが懸念される。
【0005】
本発明は、上記例示した問題点等を解決するためになされたものであって、その目的は、組立状態において側壁構成部の変形を防止することのできる容器を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
以下、上記目的等を解決するのに適した各手段につき項分けして説明する。なお、必要に応じて対応する手段に特有の作用効果等を付記する。
【0007】
手段1.平面視矩形状のパレットと、前記パレットの上面の外周縁に沿って上方に延びる四角筒状の側壁構成部と、前記側壁構成部の上部の開口部を閉鎖可能な蓋体とを備え、前記側壁構成部に対して前記蓋体が着脱自在に構成され、前記パレットに対して前記側壁構成部が着脱自在に構成され、前記側壁構成部を前記パレットに載置し、前記蓋体を前記側壁構成部に被せることで組立状態とされる容器において、
前記側壁構成部は、前記パレットの上面の外周縁に沿って屈曲可能に構成される側壁体と、前記側壁体の端部間を連結する連結部材とを備え、
前記側壁体の上辺部には、一般部と、前記一般部よりも上方に突出する突部とが設けられ、
前記連結部材の上端部は、前記側壁体の前記一般部よりも上方に突出し、
前記側壁体には、少なくとも下端部が前記側壁体の下辺部よりも下方に突出するようにして係合部材が取付けられ、
前記蓋体には、前記蓋体が前記側壁構成部に被せられた場合に、前記連結部材の上端部、及び、前記突部がそれぞれ挿入されて係合状態とされる蓋側被係合部が設けられ、
前記パレットには、前記側壁構成部が前記パレットに載置された場合に、前記係合部材の下端部が挿入されて係合状態とされるパレット側被係合部が設けられていることを特徴とする容器。
【0008】
手段1によれば、容器の組立状態において、側壁構成部の連結部材の上端部、及び、突部と、蓋体の蓋側被係合部とが係合状態とされるとともに、側壁構成部に取付けられた係合部材の下端部と、パレットのパレット側被係合部とが係合状態とされる。このため、蓋体及びパレットと、側壁構成部との間の水平方向における相対変位がより確実に規制されることとなり、容器全体の剛性、特に、側壁構成部の剛性を飛躍的に高めることができる。従って、側壁構成部の外面が容器の内方側に押圧されたり、側壁構成部の内面が容器の外方側に押圧されたり、物品を収容した容器同士が積重ねられる(段積される)等して側壁構成部に対して比較的大きな荷重が付加されたりした場合においても、側壁構成部の変形・変位等を防止することができる。これにより、例えば、側壁構成部が容器の内側に凹むようにして変形することに起因して、容器に収容された物品に悪影響を及ぼしてしまうといった事態を回避することができる。さらに、例えば、物品を段積する場合に、上下方向に圧縮された側壁構成部の上辺部及び下辺部が容器の内側に変位し、側壁構成部の中間部位がパレットや蓋体よりも容器の外方側に膨出してしまうといった事態を防止することができる。結果として、容器に収容された物品をより安全に運搬等することができる上、容器を段積してより効率的に運搬・保管を行うことができる。
【0009】
また、既製品のパレットには、寸法が同じであっても、パレットの上面(載置面)に形成される孔部(パレット側被係合部)の形状や形成位置が異なる種類が存在する。この点、本手段1に記載の係合部材は側壁体とは別体であり、容器のパレットとして既製品を使用する場合に、係合部材をパレット側被係合部の形状や形成位置に合わせて形成したり(組合わせを変える、付替える)、或いは、係合部材の取付位置を変えたりするだけで、側壁構成部の本体(側壁体及び連結部材)、及び、蓋体は、共通のものを利用することが可能となる。従って、利便性の向上等を図ることができる。
【0010】
手段2.前記係合部材は、前記側壁体に対して着脱可能に取付けられていることを特徴とする手段1に記載の容器。
(【0011】以降は省略されています)

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