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公開番号
2024180771
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-27
出願番号
2023099700
出願日
2023-06-17
発明の名称
包装箱
出願人
個人
代理人
個人
,
個人
主分類
B65D
5/42 20060101AFI20241220BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】包装箱の軽量化および美感性を両立し、かつ、軽量化および強度の維持の両立をする。
【解決手段】三角形、四角形、または五角形以上の多角形のうちから択一的に選択される底壁部12と、底壁部の一辺から立設される第一側壁部13と、底壁部の他の各辺から立設される複数の第二側壁部14と、第一側壁部の上端部13aと第二側壁部の上端部14aから形成される天面部分11aと、第一側壁部の上端部からさらに延伸されて設けられ、天面部分を閉止可能な外蓋部15と、複数の第二側壁部の任意の第二側壁部の上端部からさらに延伸されて設けられる内蓋部16と、外蓋部からさらに延伸されて設けられ、第二側壁部と内蓋部との間に差し込まれる差込片17と、からなる包装箱11であって、さらに軽量加工手段Aが施されてなる包装箱。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
三角形、四角形、または五角形以上の多角形のうちから択一的に選択される底壁部と、
前記底壁部の一辺から立設される第一側壁部と、
前記底壁部の他の各辺から立設される複数の第二側壁部と、
前記第一側壁部の上端部と前記第二側壁部の上端部から形成される天面部分と、
前記第一側壁部の上端部からさらに延伸されて設けられ、前記天面部分を閉止可能な外蓋部と、
前記複数の第二側壁部の任意の第二側壁部の上端部からさらに延伸されて設けられる内蓋部と、
前記外蓋部からさらに延伸されて設けられ、前記第二側壁部と前記内蓋部との間に差し込まれる差込片と、
からなる包装箱であって、
さらに軽量加工手段が施されてなることを特徴とする包装箱。
続きを表示(約 550 文字)
【請求項2】
前記軽量加工手段が、所望の形状からなる一以上の孔からなることを特徴とする請求項1に記載の包装箱。
【請求項3】
前記孔の形状が、ハート形、スペード形、クローバー形、ダイヤ形、丸形、多角形、流線形、その他の幾何学図形、またはその組み合わせからなることを特徴とする請求項3に記載の包装箱。
【請求項4】
前記軽量加工手段が、所望の形状からなる一以上の切り欠きからなることを特徴とする請求項1に記載の包装箱。
【請求項5】
前記切り欠きの形状が、ハート形、スペード形、クローバー形、ダイヤ形、丸形、多角形、流線形、その他の幾何学図形、またはその組み合わせからなることを特徴とする請求項4に記載の包装箱。
【請求項6】
前記軽量加工手段が、所望の形状からなる面取り加工からなることを特徴とする請求項1に記載の包装箱。
【請求項7】
前記軽量加工手段が、前記差込片および/または前記内蓋部に施されてなることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか一項に記載の包装箱。
【請求項8】
前記軽量加工手段が、包装箱の閉止状態において、外部に露出しないようにしてあることを特徴とする請求項7に記載の包装箱。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、軽量化と美感性とを両立し、また軽量化と強度の維持を両立した包装箱に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
近時の環境配慮の傾向として、世界的な脱プラスチックへの趨勢が見て取れる。包装箱を取り扱う業界においてもこの流れは明確であり、プラスチック製包装用容器への収納が主流であった商品業界においても、紙類・段ボールのシート材を用いた包装箱への移行が顕著である。しかしながら、単に脱プラスチックから、紙類・段ボール等のパルプ材へ移行したとしても、それのみをもって環境配慮が十分であるとは言い切れず、更なる改善が求められるところである。
【0003】
そこで、包装箱を構成する各壁の一部にスリットまたは孔を設けて、軽量化を図った包装箱が知られている。
たとえば特許文献1には、矩形状の底壁部と、前記底壁部の周囲に立設する前後の端壁部および左右の側壁部と、を具備し、前記前後の端壁部のそれぞれが前記底壁部に前記底壁部の前後端縁を介して連接した外端壁部、および、前記外端壁部に連接されるとともに前記外端壁部の上縁から前後方向の内側に向かって折り返された内端壁部を備え、前記左右の側壁部のそれぞれが前記底壁部に前記底壁部の左右端縁を介して連接した外側壁部、前記外側壁部に連接するとともに前記外側壁部の上縁から左右方向の内側に向かって折り返された内側壁部、および、前記外側壁部の前後両側に連接して前記外側壁部の前縁および後縁のそれぞれで折り曲げられて前記外端壁部と前記内端壁部との間に差し込まれた前後の差込片を備えたトレイ型の包装箱であって、前記外側壁部において、前記底壁部に前記左右端縁を介して連接されるとともに前後方向の全域に延在する下半部と前記外側端部において、前後方向に延在する長孔を挟んで前記下半部から上方に離隔した位置で前後方向の全域に延在する上半部と、を備えた包装箱が開示されている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2023-069453号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述の特許文献1においては、把持性および美感性を両立させることが目的であるが、そのような把持性および美感性を両立させるうえで、軽量化のためのスリットや孔をむやみに形成してしまうと、該スリットや孔が露出し、美感の低下を招くおそれがあった。
すなわち、商品を収納する包装箱が備える美感性については、収納される商品との兼ね合いで、十分な美感性を備えたものであることが期待され要求されるところであるが、包装箱に軽量化の手段をむやみに施してしまうと、その軽量化の手段が露出してしまい、包装箱に期待され要求される美感性が損なわれるおそれがあるのである。
また、軽量化に関しても、むやみに軽量加工を施すと、包装箱の強度も損なうおそれがある。よって、包装箱の美感性と軽量化、軽量化と強度の維持を両立することについては、いまだ改善の余地があると言わざるを得ない。
【0006】
本発明は、上記のような課題に鑑みて発明されたものであり、包装箱の美感性と軽量化を両立することを目的の一つとする。なお、前記目的に限らず、後述の「発明を実施するための形態」に示す各構成から導き出される作用効果であって、従来技術では得られない作用効果を奏することについても、本発明のその他の目的として位置付けるものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の包装箱は、三角形、四角形、または五角形以上の多角形のうちから択一的に選択される底壁部と、前記底壁部の一辺から立設される第一側壁部と、前記底壁部の他の各辺から立設される複数の第二側壁部と、前記第一側壁部の上端部と前記第二側壁部の上端部から形成される天面部分と、前記第一側壁部の上端部からさらに延伸されて設けられ、前記天面部分を閉止可能な外蓋部と、前記複数の第二側壁部の任意の第二側壁部の上端部からさらに延伸されて設けられる内蓋部と、前記外蓋部からさらに延伸されて設けられ、前記第二側壁部と前記内蓋部との間に差し込まれる差込片と、からなる包装箱であって、さらに軽量加工手段が施されてなることを特徴とするものである。
【0008】
本発明の包装箱において、前記軽量加工手段が、所望の形状からなる一以上の孔からなることをも特徴とするものである。
【0009】
本発明の包装箱において、前記孔の形状が、ハート形、スペード形、クローバー形、ダイヤ形、丸形、多角形、流線形、その他の幾何学図形、またはその組み合わせからなることをも特徴とするものである。
【0010】
本発明の包装箱において、前記軽量加工手段が、所望の形状からなる一以上の切り欠きからなることをも特徴とするものである。
(【0011】以降は省略されています)
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