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公開番号2025107113
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-17
出願番号2024000916
出願日2024-01-06
発明の名称封止装置
出願人株式会社KY7
代理人
主分類B65B 51/10 20060101AFI20250710BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】全体的に小型化することができ、かつ製造コストを低減することのできる封止装置を提供する。
【解決手段】容器の開口部を蓋体で封止するための封止装置であって、前記容器を載せ置くための載置部と、前記蓋体で前記容器を封止するためのエネルギーを付与するための封止力付与部と、前記封止力付与部と前記載置部に置かれた前記容器とが所定距離離れた位置である第1位置と、前記封止力付与部が前記容器に載置された前記蓋体に対して所定量の力を付与する位置である第2位置との間で、前記封止力付与部及び/又は前記容器を移動させるための移動機構と、を備えた。
【選択図】図1

特許請求の範囲【請求項1】
容器の開口部を蓋体で封止するための封止装置であって、
前記容器を載せ置くための載置部と、
前記蓋体で前記容器を封止するためのエネルギーを付与するための封止力付与部と、
前記封止力付与部と前記載置部に置かれた前記容器とが所定距離離れた位置である第1位置と、前記封止力付与部が前記容器に載置された前記蓋体に対して所定量の力を付与する位置である第2位置との間で、前記封止力付与部及び/又は前記容器を移動させるための移動機構と、
を備えたことを特徴とする封止装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
容器の開口部を蓋体で封止するための封止装置であって、
前記容器を載せ置くための載置部と、
前記蓋体で前記容器を封止するためのエネルギーを付与するための封止力付与部と、
前記封止力付与部と前記載置部に置かれた前記容器とが所定距離離れた位置である第1位置と、前記封止力付与部が前記容器に載置された前記蓋体に対して所定量の力を付与する位置である第2位置との間で、前記封止力付与部及び/又は前記容器を移動させるための移動機構と、を備え、
前記封止力付与部は、所定の条件を満たした場合に前記容器に対して封止力を付与することを解除することを特徴とする封止装置。
【請求項3】
前記所定の条件が、前記封止力付与部による封止力が所定の大きさに到達したことである、請求項2に記載の封止装置。
【請求項4】
前記所定の条件が、前記封止力付与部による封止力が所定の大きさに到達した後、所定時間経過したことである、請求項2記載の封止装置、。
【請求項5】
前記載置部に前記容器が置かれたときに、該容器を前記載置部の所定の位置に保持する保持部を有する、請求項1又は2に記載の封止装置。
【請求項6】
前記エネルギーは、少なくとも熱エネルギーを有する、請求項1又は2に記載の封止装置。
【請求項7】
前記容器と前記蓋体とは、これら前記容器及び前記蓋体が対面する対面部を有しており、
前記対面部には樹脂材料が存在しており、
前記封止力付与部は、少なくとも熱エネルギーを付与し、
前記熱エネルギーは、前記樹脂材料の軟化温度を超える値とされている、請求項1又は2に記載の封止装置。
【請求項8】
前記封止力付与部は、前記熱エネルギーに加えて押圧エネルギーを付与する、請求項7に記載の封止装置。
【請求項9】
前記載置部に前記容器が置かれたときに、該容器を前記載置部の所定の位置に保持する保持部を有する、請求項1又は2に記載の封止装置。
【請求項10】
前記保持部は、前記容器を保持したときに、該容器を前記載置部の所定の位置に配置するための位置決め部を有する、請求項1又は2に記載の封止装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、容器に蓋体を接合して容器を封止するための封止装置に関する発明である。
続きを表示(約 4,100 文字)【背景技術】
【0002】
封止装置は、容器の開口部に蓋体を封止することを目的として広く利用されている。例えば、スーパーマーケット等の店舗は、飲料や総菜等の飲食料品(以下、「商品」、「内容物」と言うことがある。)を提供している。店舗は、商品を提供する場合には、商品をそのまま購入者に手渡しするのではなく、商品を容器に入れ、容器の開口部を蓋体で封止した状態で提供する。店舗において従来から行われている商品の提供方法は、すでに容器の中に入れられている状態の商品を棚等に予め陳列しておき、購入者がその陳列された商品を選んで購入するという方法である。この提供方法は、商品を容器の中に入れることと、その容器の開口部を蓋体で封止することを店舗が行っている。近年は、このような商品の提供方法に加えて、商品を容器の中に入れることと、その容器の開口部を蓋体で封止することを購入者が行うといった、新たな提供方法が広まっている。この提供方法は、現在では、例えばコンビニエンスストアにおいてコーヒーなどの飲料物を提供する場合に行われていることが多い。
【0003】
容器の開口部に蓋をする態様は種々存在する。その中の一つの態様は、容器の開口部の周縁に形成された縁部に蓋体を接合する態様である。この態様の場合、蓋体は容器の縁部に接合される。そのため、容器は、内部が密封した状態になる。蓋体を接合するための方法は、例えば、容器と蓋体に熱を加えて、これら容器と蓋体とを接合するヒートシール法や、容器と蓋体に超音波を加えて、これら容器と蓋体とを接合する超音波溶着法などがある。以下においては、この容器に蓋体を接合することを「容器に蓋体をシールする」と言うことがある。
【0004】
容器に蓋体をシールするために従来から知られている方法は、シール装置(封止装置とも言う)を用いる方法である。シール装置は、その設置場所や容器に蓋体をシールする頻度等、複数の要求に応じて様々な態様のものが存在する。そのようなシール装置の一つの態様として開示されているのが、下記の特許文献1において開示されているシール装置である。このシール装置は、容器を支持する容器支持座を備えている。容器支持座は、容器を収納することができるように構成されている。このシール装置は移動機構を備えており、シール装置よりも外側の位置とシール装置の内側の位置との間で容器支持座を移動することのできるように構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第3152023号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記した特許文献1に開示されたシール装置は、容器支持座を移動させるための移動機構を備えているため、構造が複雑になりがちで、部品点数も多くなる傾向があり、製造コストも高くなるという事態が生じていた。また、従来のシール装置は、構造が複雑になることで、大型化する傾向もあった。シール装置が大型化することは、シール装置を用いる場所が工場等のように設置スペースが確保しやすい場合には大きな問題にはならない。しかし、近年は、店舗にシール装置を設置することが増加している。一般に、店舗は、シール装置を設置するためのスペースを確保することが工場に比べて困難である。そのため、店舗に設置するシール装置は、できるだけ小型化されたものであることが望まれる傾向にある。
【0007】
本発明は、このような点に鑑みてなされたもので、全体的に小型化することができ、かつ製造コストを低減することのできる封止装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、下記に示す(1)から(17)を要旨とする。
(1)容器の開口部を蓋体で封止するための封止装置であって、前記容器を載せ置くための載置部と、前記蓋体で前記容器を封止するためのエネルギーを付与するための封止力付与部と、前記封止力付与部と前記載置部に置かれた前記容器とが所定距離離れた位置である第1位置と、前記封止力付与部が前記容器に載置された前記蓋体に対して所定量の力を付与する位置である第2位置との間で、前記封止力付与部及び/又は前記容器を移動させるための移動機構と、を備えたことを特徴とする封止装置。
(2)容器の開口部を蓋体で封止するための封止装置であって、前記容器を載せ置くための載置部と、前記蓋体で前記容器を封止するためのエネルギーを付与するための封止力付与部と、前記封止力付与部と前記載置部に置かれた前記容器とが所定距離離れた位置である第1位置と、前記封止力付与部が前記容器に載置された前記蓋体に対して所定量の力を付与する位置である第2位置との間で、前記封止力付与部及び/又は前記容器を移動させるための移動機構と、を備え、前記封止力付与部は、所定の条件を満たした場合に前記容器に対して封止力を付与することを解除することを特徴とする封止装置。
(3)前記所定の条件が、前記封止力付与部による封止力が所定の大きさに到達したことである、上記(2)に記載の封止装置。
(4)前記所定の条件が、前記封止力付与部による封止力が所定の大きさに到達した後、所定時間経過したことである、上記(2)に記載の封止装置、。
(5)前記載置部に前記容器が置かれたときに、該容器を前記載置部の所定の位置に保持する保持部を有する、上記(1)又は(2)に記載の封止装置。
(6)前記エネルギーは、少なくとも熱エネルギーを有する、上記(1)又は(2)に記載の封止装置。
(7)前記容器と前記蓋体とは、これら前記容器及び前記蓋体が対面する対面部を有しており、前記対面部には樹脂材料が存在しており、前記封止力付与部は、少なくとも熱エネルギーを付与し、前記熱エネルギーは、前記樹脂材料の軟化温度を超える値とされている、上記(1)又は(2)に記載の封止装置。
(8)前記封止力付与部は、前記熱エネルギーに加えて押圧エネルギーを付与する、上記(7)に記載の封止装置。
(9)前記載置部に前記容器が置かれたときに、該容器を前記載置部の所定の位置に保持する保持部を有する、上記(1)又は(2)に記載の封止装置。
(10)前記保持部は、前記容器を保持したときに、該容器を前記載置部の所定の位置に配置するための位置決め部を有する、上記(1)又は(2)に記載の封止装置。
(11)前記保持部は、前記容器の胴部を保持する、上記(1)又は(2)に記載の封止装置。
(12)前記保持部は、大きさの異なる複数種類の容器を保持することができるように形成されている、上記(1)又は(2)に記載の封止装置。
(13)前記保持部は、形状の異なる複数種類の容器を保持することができるように形成されている、上記(1)又は(2)に記載の封止装置。
(14)前記移動機構は、使用者が前記移動機構を操作する操作部を備え、前記使用者の操作により前記1位置と前記第2位置との間を移動するように構成されている、上記(1)又は(2)に記載の封止装置。
(15)前記移動機構は、前記第2位置に位置する前記封止力付与部を前記第1位置へ移動させるための移動力を付与する移動力付与部を有する、に上記(1)又は(2)に記載の封止装置。
(16)前記載置部が前記封止力付与部の下方に位置している、上記(1)又は(2)に記載の封止装置。
(17)前記載置部に前記容器が載置された場合に、前記封止力付与部の下方であり、且つ前記容器の上端よりも上方の位置に、前記蓋体を挿入する位置を案内する蓋体案内部を有する、上記(1)又は(2)に記載の封止装置。
(18)前記封止力付与部は、前記第2位置において、前記蓋体と前記容器との対面部の少なくとも一部に形成される接触面に対して前記エネルギーとしての第1エネルギーを付与し、前記接触面に対向する非接触面では、前記第1エネルギーの大きさよりも小さい第2エネルギーを付与する、上記(1)又は(2)に記載の封止装置。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、まず容器を胴部において保持するので、封止力付与部によって封止力が付与された場合に、容器の上端に形成されている張り出し部が全体的に変形しやすい状態を維持している。そのため、容器は、封止力付与部により封止力が加わった場合であっても、その加えられた封止力を全て張り出し部で受け止めるのではなく、所定の大きさの力のみを受け止めて、それ以外の力は逃がすことができる。そのため、容器に蓋体を封止する際にも、簡単に行うことができる。
【0010】
また、本発明によれば、容器を載置部に直接載置するので、従来から知られている封止装置のように、容器を上端部で保持する保持具や、保持具を前後方向に動作させる駆動機構などを設ける必要がなく、封止装置の全体の構成を簡単なものにすることができる。したがって、本発明に係る封止装置によれば、部品点数を大幅に減少することができるとともに、小型化及び軽量化を図ることが可能となり、さらには製造コストをはじめとする各種のコストも大きく低減することが可能になる。
特に、近年の店舗においては、限られた店舗スペースをより効率よく使用するといった観点から、設置するものはより小型化され、且つ軽量化されたものであることが望まれる。そのため、本発明に係る封止装置は、大幅な小型化を容易に行うことができるので、近年のコンビニエンスストアやファストフード店のような特に小型の店舗のようなスペース効率をより強く求められる店舗に対してもより効率に提供することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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