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公開番号2025099760
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-03
出願番号2023216672
出願日2023-12-22
発明の名称下がり防止部品および建具
出願人YKK AP株式会社
代理人弁理士法人樹之下知的財産事務所
主分類E06B 5/16 20060101AFI20250626BHJP(戸,窓,シャッタまたはローラブラインド一般;はしご)
要約【課題】容易に取り付けることができる下がり防止部品を提供すること。
【解決手段】枠体に設けられたパネル取付溝321A,421Aに配置され、パネル取付溝321A,421Aに取り付けられたパネル36,46が下がることを防止する下がり防止部品6は、パネル36,46の下端に対向する本体部61と、本体部61の見込み方向の複数箇所から下方に延びる複数の片と、を備え、複数の片は、パネル取付溝321A,421Aの底部321B,421Bに設けられた被係止部321G,421G,321K,421Kに係止する係止片64,65を含む。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
枠体に設けられたパネル取付溝に配置され、前記パネル取付溝に取り付けられたパネルが下がることを防止する下がり防止部品であって、
前記パネルの下端に対向する本体部と、
前記本体部の見込み方向の複数箇所から下方に延びる複数の片と、を備え、
前記複数の片は、前記パネル取付溝の底部に設けられた被係止部に係止する係止片を含む、下がり防止部品。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
請求項1に記載の下がり防止部品において、
前記複数の片は、見込み方向に並ぶ一対の前記係止片を含み、
各前記係止片は、互いに離れる方向に突出する係止凸部を備えている、下がり防止部品。
【請求項3】
請求項2に記載の下がり防止部品において、
各前記係止凸部は、各前記係止片の下端に設けられ、
一方の前記係止片は、他方の前記係止片よりも長く、
各前記係止片がそれぞれ係止する一対の前記被係止部の上端の高さ位置は、同じである、下がり防止部品。
【請求項4】
請求項1に記載の下がり防止部品において、
前記複数の片は、前記底部に当接することにより前記パネルの荷重を受ける荷重受け片を含む、下がり防止部品。
【請求項5】
請求項4に記載の下がり防止部品において、
前記荷重受け片は、見込み寸法が前記係止片の見込み寸法よりも大きくなるように形成され、前記パネルの直下に位置するように設けられている、下がり防止部品。
【請求項6】
請求項4または請求項5に記載の下がり防止部品において、
前記係止片は、前記荷重受け片が前記底部に当接している状態において、前記底部に接触しないように構成されている、下がり防止部品。
【請求項7】
請求項1に記載の下がり防止部品において、
前記複数の片は、前記本体部の見込み方向の端部から下方に延びるように設けられ、前記下がり防止部品を前記パネル取付溝に誘い込む誘い込み片を備え、
前記誘い込み片は、下端から上方に向かうにしたがって前記本体部の見込み方向中央から離れるように傾斜する傾斜面を備えている、下がり防止部品。
【請求項8】
パネル取付溝が設けられた枠体と、
前記パネル取付溝に取り付けられたパネルと、
前記枠体の下框に設けられた前記パネル取付溝に配置され、前記パネルを保持するパネル保持部と、
前記下框に設けられた前記パネル取付溝に配置され、前記パネルが下がることを防止する請求項1に記載の下がり防止部品と、を備え、
前記パネル取付溝の底部には、ビスが螺合されるビスホール形成部が設けられ、
前記ビスホール形成部の外周には、前記下がり防止部品の前記係止片が係止する前記被係止部が設けられている、建具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、下がり防止部品および建具に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、枠体のパネル取付溝にパネルが取り付けられた建具において、パネル取付溝にパネルが下がることを防止する下がり防止部品が配置された構成が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1の構成では、下がり防止部品は、パネル取付溝の底部に両面テープにより接着されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-575号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1の構成では、下がり防止部品およびパネル取付溝の底部のうち一方に両面テープを貼り付けてから、下がり防止部品を底部に接着する必要がある。
【0005】
本発明の目的は、容易に取り付けることができる下がり防止部品、および、当該下がり防止部品を備える建具を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の下がり防止部品は、枠体に設けられたパネル取付溝に配置され、前記パネル取付溝に取り付けられたパネルが下がることを防止する下がり防止部品であって、前記パネルの下端に対向する本体部と、前記本体部の見込み方向の複数箇所から下方に延びる複数の片と、を備え、前記複数の片は、前記パネル取付溝の底部に設けられた被係止部に係止する係止片を含む、ことを特徴とする。
【0007】
本発明の建具は、パネル取付溝が設けられた枠体と、前記パネル取付溝に取り付けられたパネルと、前記枠体の下框に設けられた前記パネル取付溝に配置され、前記パネルを保持するパネル保持部と、前記下框に設けられた前記パネル取付溝に配置され、前記パネルが下がることを防止する上述の下がり防止部品と、を備え、前記パネル取付溝の底部には、ビスが螺合されるビスホール形成部が設けられ、前記ビスホール形成部の外周には、前記下がり防止部品の前記係止片が係止する前記被係止部が設けられている、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、容易に取り付けることができる下がり防止部品、および、当該下がり防止部品を備える建具を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の実施形態に係る引き違い窓を室内側から見た状態を示す姿図。
前記引き違い窓を示す縦断面図。
前記引き違い窓を示す横断面図。
前記引き違い窓のセッティングブロックおよび下がり防止部品の配置状態を示す横断面図。
前記セッティングブロックの取付状態を示す縦断面図。
前記下がり防止部品の取付状態を示す縦断面図。
本発明の変形例に係る下がり防止部品の取付状態を示す縦断面図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
[実施形態]
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1~図3に示す建具である引き違い窓1は、ビルなどの建物の開口に設置され、窓枠2と、窓枠2内に引き違い式にスライド移動可能に配置される外障子3および内障子4とを備えている。
以下の説明において、引き違い窓1の左右方向(見付け方向)をX軸方向とし、引き違い窓1の上下方向をY軸方向とし、引き違い窓1の見込み方向をZ軸方向とする。X,Y,Z軸方向は互いに直交する。
(【0011】以降は省略されています)

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