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公開番号2025112883
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-01
出願番号2024007406
出願日2024-01-22
発明の名称屋根体の取り付け方法及び取り付け補助部材
出願人YKK AP株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類E04B 7/02 20060101AFI20250725BHJP(建築物)
要約【課題】所望の傾斜角度で屋根体を容易に設置する。
【解決手段】屋根体10の縁部に設けられる支持部材21と、外壁Wに取り付けられ、支持部材21に対して水平軸回りに回転可能に接続される支持受部材22とを備え、支持部材21及び支持受部材22の間に固定ネジ部材25を設けることにより、支持部材21及び支持受部材22を介して屋根体10を所望の傾斜角度で固定する屋根体10の取り付け方法であって、支持部材21と支持受部材22との間には、相対回転した場合に相互間隔が変化する隙間d1が設けられ、隙間d1に取り付け補助部材30を介在させて支持部材21及び支持受部材22の相対回転を制限することにより、外壁Wに対する屋根体10の傾斜角度を規定するようにしている。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
屋根体の縁部に設けられる支持部材と、構築物に取り付けられ、前記支持部材に対して水平軸回りに回転可能に接続される支持受部材とを備え、前記支持部材及び前記支持受部材の間に固定具を設けることにより、前記支持部材及び前記支持受部材を介して前記屋根体を所望の傾斜角度で固定する屋根体の取り付け方法であって、
前記支持部材と前記支持受部材との間には、相対回転した場合に相互間隔が変化する隙間が設けられ、前記隙間に取り付け補助部材を介在させて前記支持部材及び前記支持受部材の相対回転を制限することにより、前記構築物に対する前記屋根体の傾斜角度を規定することを特徴とする屋根体の取り付け方法。
続きを表示(約 710 文字)【請求項2】
前記取り付け補助部材には、漸次板厚が変化する挿入部が設けられるとともに、少なくとも前記挿入部の一方の表面から突出するように段部が設けられ、
前記支持部材及び前記支持受部材のいずれか一方が前記段部に当接するまで前記隙間に前記挿入部を挿入し、前記支持部材及び前記支持受部材をそれぞれ前記挿入部に当接させることを特徴とする請求項1に記載の屋根体の取り付け方法。
【請求項3】
屋根体の縁部に設けられる支持部材と、構築物に取り付けられ、前記支持部材に対して水平軸回りに回転可能に接続される支持受部材とを備え、前記支持部材及び前記支持受部材の間に固定具を設けることにより、前記支持部材及び前記支持受部材を介して前記屋根体を所望の傾斜角度で固定する際に適用する取り付け補助部材であって、
前記支持部材及び前記支持受部材のいずれか一方に装着される装着部と、
前記装着部を介して前記支持部材及び前記支持受部材のいずれか一方に装着された状態で前記支持部材及び前記支持受部材を相対回転させた場合に他方に当接することにより前記構築物に対する前記屋根体の傾斜角度を規定する当接部と
を有したことを特徴とする取り付け補助部材。
【請求項4】
前記装着部は、前記支持受部材に設けられたヒレ部が挿入される溝状に構成されていることを特徴とする請求項3に記載の取り付け補助部材。
【請求項5】
前記装着部は、前記支持受部材に設けられたヒレ部に重ね合わせた状態で装着固定具が設けられる平板状に構成されていることを特徴とする請求項3に記載の取り付け補助部材。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、カーポート等の屋外構造物の屋根体を取り付ける方法及び取り付け補助部材に関するものである。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
カーポート等の屋外構造物には、屋根体の傾斜角度を任意に変更できるように構成されたものが提供されている。この種の屋根体の取付構造では、例えば、屋根体の縁部に取り付けられる支持部材として軸心が水平となる円柱状の凹面を有したものを適用する一方、家屋の外壁等、構築物に取り付けられる支持受部材として軸心が水平となる円柱状の突面を有したものを適用するものがある。この取付構造によれば、支持部材の凹面及び支持受部材突面を互いに当接させることにより、構築物に対して屋根体を水平軸心回りに回転することが可能となる。従って、支持部材及び支持受部材を適宜回転させ、この状態で相互間にネジ部材等の固定部材を介在させれば、屋根体を所望の傾斜角度で取り付けることが可能となる(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2004-257013号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、こうした屋根体の取付構造では、例えば、計測装置を用いて支持受部材に対する支持部材の回転角度を規定し、その状態を維持したまま固定部材を設けているのが実情であり、作業の容易化が望まれる。
【0005】
本発明は、上記実情に鑑みて、所望の傾斜角度で屋根体を容易に設置することのできる屋根体の取り付け方法及び取り付け補助部材を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本発明に係る屋根体の取り付け方法は、屋根体の縁部に設けられる支持部材と、構築物に取り付けられ、前記支持部材に対して水平軸回りに回転可能に接続される支持受部材とを備え、前記支持部材及び前記支持受部材の間に固定具を設けることにより、前記支持部材及び前記支持受部材を介して前記屋根体を所望の傾斜角度で固定する屋根体の取り付け方法であって、前記支持部材と前記支持受部材との間には、相対回転した場合に相互間隔が変化する隙間が設けられ、前記隙間に取り付け補助部材を介在させて前記支持部材及び前記支持受部材の相対回転を制限することにより、前記構築物に対する前記屋根体の傾斜角度を規定することを特徴とする。
【0007】
また、本発明に係る取り付け補助部材は、屋根体の縁部に設けられる支持部材と、構築物に取り付けられ、前記支持部材に対して水平軸回りに回転可能に接続される支持受部材とを備え、前記支持部材及び前記支持受部材の間に固定具を設けることにより、前記支持部材及び前記支持受部材を介して前記屋根体を所望の傾斜角度で固定する際に適用する取り付け補助部材であって、前記支持部材及び前記支持受部材のいずれか一方に装着される装着部と、前記装着部を介して前記支持部材及び前記支持受部材のいずれか一方に装着された状態で前記支持部材及び前記支持受部材を相対回転させた場合に他方に当接することにより前記構築物に対する前記屋根体の傾斜角度を規定する当接部とを有したことを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、支持部材と支持受部材との間の隙間に取り付け補助部材を介在させて相対回転を制限すれば、計測装置を用いることなく支持部材と支持受部材とが所望の回転角度に配置されるため、屋根体を所望の傾斜角度で容易に設置することが可能となる。
【0009】
また、本発明によれば、装着部を介して支持部材及び支持受部材のいずれか一方に装着し、支持部材及び支持受部材を相対回転させて他方に当接させれば、計測装置を用いることなく支持部材と支持受部材とが所望の回転角度に配置されるため、屋根体を所望の傾斜角度で容易に設置することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の実施の形態である屋根体の取り付け方法の適用対象となる屋外構造物の側面図である。
図1に示した屋外構造物の正面図である。
図1に示した屋外構造物の平面図である。
図1に示した屋外構造物の要部を拡大した断面側面図である。
図1に示した屋外構造物に適用する取り付け補助部材の斜視図である。
図5に示した取り付け補助部材を適用して支持部材と支持受部材とを連結する方法を示すもので、(a)は支持受部材に対して支持部材を装着する以前の断面側面図、(b)は支持受部材に支持部材を装着し、互いの隙間に取り付け補助部材を配置した状態の断面側面図である。
図5に示した取り付け補助部材を適用して支持部材と支持受部材とを連結する方法を示すもので、(a)は取り付け補助部材を介して支持受部材に対する支持部材の回転角度を規定した状態の断面側面図、(b)は取り付け補助部材を除去し、かつ支持部材と支持受部材との間に固定具を介在させた状態の断面側面図である。
本発明の変形例1である屋根体の取り付け方法を適用した屋外構造物の要部断面側面図である。
本発明の変形例2である取り付け補助部材の斜視図である。
図9に示した取り付け補助部材を適用して支持部材と支持受部材とを連結する方法を示すもので、(a)は支持受部材に支持部材を装着し、互いの隙間に取り付け補助部材を配置した状態の断面側面図、(b)は支持部材と支持受部材との間に固定具を介在させた状態の断面側面図である。
本発明の変形例3である取り付け補助部材の斜視図である。
図11に示した取り付け補助部材を適用して支持部材と支持受部材とを連結した状態の断面側面図である。
本発明の変形例4である取り付け補助部材の斜視図である。
図13に示した取り付け補助部材を適用して支持部材と支持受部材とを連結した状態の断面側面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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