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公開番号2025115516
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-07
出願番号2024010005
出願日2024-01-26
発明の名称接合構造
出願人鹿島建設株式会社
代理人個人
主分類E04B 1/58 20060101AFI20250731BHJP(建築物)
要約【課題】強度に優れた架構を実現できる接合構造等を提供する。
【解決手段】接合構造1は、コンクリート部分を有する接合部3を介して柱2と梁4を接合するものである。梁4は、接合部3の側面に設けられる端部梁41と、端部梁41に連続する中間梁42とを有する。中間梁42は木質材を用いた梁状の部材であり、端部梁41はコンクリート部分を有する。接合部3と端部梁41は、接合部3と端部梁41のコンクリート部分に跨るように水平方向の接合鉄筋31を埋設した一体のプレキャスト部材であり、接合鉄筋31を用いて当該プレキャスト部材と中間梁42とが接合される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
コンクリート部分を有する接合部を介して柱と梁を接合した接合構造であって、
前記梁は、前記接合部の側面に設けられる端部梁と、前記端部梁に連続する中間梁とを有し、
前記中間梁は、木質材を用いた梁状の部材であり、
前記端部梁は、コンクリート部分を有し、
前記接合部と前記端部梁が、前記接合部と前記端部梁のコンクリート部分に跨るように水平方向の接合鉄筋を埋設した一体のプレキャスト部材であり、
前記接合鉄筋を用いて前記プレキャスト部材と前記中間梁とが接合されたことを特徴とする接合構造。
続きを表示(約 240 文字)【請求項2】
前記柱が鉄筋コンクリート造の部材であることを特徴とする請求項1記載の接合構造。
【請求項3】
前記柱が外郭木材の内側にコンクリートを充填した合成構造を有することを特徴とする請求項1記載の接合構造。
【請求項4】
前記柱が木造の部材であることを特徴とする請求項1記載の接合構造。
【請求項5】
前記接合部と前記端部梁が、外郭木材の内側にコンクリートを充填した合成構造を有することを特徴とする請求項1記載の接合構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、柱と梁の接合構造に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
柱と梁を木部材とした木造ラーメン架構における木部材同士の接合時には、GIR(Glued In Rod)など、一方の木部材から突出する鋼材を他方の木部材の材軸方向の孔に挿入することが多く行われている。当該孔に接着材等の充填材を充填することで、木部材同士を接合することができる(例えば、特許文献1など)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-8273号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、一般的に柱と梁の繊維方向は直交するため、柱と梁の接合部に前記の工法を適用すると、GIR等の鋼材がいずれかの部材の繊維直交方向に挿入されることになり、強度上の課題となる。
【0005】
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、強度に優れた架構を実現できる接合構造等を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するための第1の発明は、コンクリート部分を有する接合部を介して柱と梁を接合した接合構造であって、前記梁は、前記接合部の側面に設けられる端部梁と、前記端部梁に連続する中間梁とを有し、前記中間梁は、木質材を用いた梁状の部材であり、前記端部梁は、コンクリート部分を有し、前記接合部と前記端部梁が、前記接合部と前記端部梁のコンクリート部分に跨るように水平方向の接合鉄筋を埋設した一体のプレキャスト部材であり、前記接合鉄筋を用いて前記プレキャスト部材と前記中間梁とが接合されたことを特徴とする接合構造である。
【0007】
本発明では、梁を端部梁と中間梁に分割し、環境面や意匠面で優れた木質材を中間梁に用いつつ、柱梁の接合部と端部梁には鉄筋コンクリートを用いることで、前記のように鉄筋が木部材の繊維直交方向に挿入される問題を回避することができる。また端部梁に鉄筋コンクリートを用い、鉄筋コンクリートの靭性能を発揮できるようにしたことで、地震時の繰り返し荷重などに対して曲げ降伏先行型の靭性に富んだ架構を実現できる。これにより、強度に優れた架構を実現できる。また接合部と端部梁を一体のプレキャスト部材とすることで、施工も容易になる。
【0008】
前記柱は例えば鉄筋コンクリート造の部材である。あるいは、外郭木材の内側にコンクリートを充填した合成構造を有してもよく、木造の部材であってもよい。
柱は鉄筋コンクリート造、木造、コンクリートと外郭木材の合成構造とすることができ、柱をどのような構造とするかは、強度や耐火性、環境面や意匠面を考慮して決定することができる。
【0009】
前記接合部と前記端部梁が、外郭木材の内側にコンクリートを充填した合成構造を有することも望ましい。
これにより、コンクリートによって部材の強度を維持しつつ、木を現しとすることで、木造本来の美しさを接合部や端部梁において表現することができる。また内部を鉄筋コンクリートとすることで、外郭木材に耐火被覆等が不要となり、施工手間やコストを軽減できる。
【発明の効果】
【0010】
本発明により、強度に優れた架構を実現できる接合構造等を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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