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公開番号2025135227
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-18
出願番号2024032941
出願日2024-03-05
発明の名称オンライン会議サーバ、及び、オンライン会議を提供する方法
出願人鹿島建設株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類H04M 3/56 20060101AFI20250910BHJP(電気通信技術)
要約【課題】オンライン会議において円滑な会話を実現できる技術を提供する。
【解決手段】オンライン会議サーバは、複数のユーザのアカウントに基づいて各アカウントに対応する端末と通信を確立する通信部と、通信が確立された端末に対応するアカウントのうち選択可能な全てのペアに対して、音声を相互に通信する音声経路を設定する設定部と、設定部によって設定された音声経路を用いて複数のユーザが一同に参加するオンライン会議を提供する会議提供部と、通信が確立された端末から音声制御の対象となるアカウントの指定を受け付ける受付部と、受付部によって受け付けた指定元のアカウントと指定先のアカウントとのペアの音声経路において指定先のアカウントの端末によって集音された音声に対して音声制御機能を適用する音声制御部と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
複数のユーザのアカウントに基づいて各アカウントに対応する端末と通信を確立する通信部と、
通信が確立された端末に対応するアカウントのうち選択可能な全てのペアに対して、音声を相互に通信する音声経路を設定する設定部と、
前記設定部によって設定された音声経路を用いて前記複数のユーザが一同に参加するオンライン会議を提供する会議提供部と、
通信が確立された端末から音声制御の対象となるアカウントの指定を受け付ける受付部と、
前記受付部によって受け付けた指定元のアカウントと指定先のアカウントとのペアの音声経路において前記指定先のアカウントの端末によって集音された音声に対して音声制御機能を適用する音声制御部と、
を備える、オンライン会議サーバ。
続きを表示(約 840 文字)【請求項2】
前記音声制御機能は、前記指定元のアカウントと前記指定先のアカウントとのペアの音声経路において、前記指定先のアカウントの端末によって集音された音声の音量を低減する機能である、請求項1に記載のオンライン会議サーバ。
【請求項3】
前記音声制御機能は、前記指定元のアカウントと前記指定先のアカウントとのペアの音声経路において、前記指定先のアカウントの端末によって集音された音声を遮断する機能である、請求項2に記載のオンライン会議サーバ。
【請求項4】
前記音声制御機能は、前記指定元のアカウントと前記指定先のアカウントとのペアの音声経路において、前記指定先のアカウントの端末によって集音された音声の遅延を低減する機能である、請求項1に記載のオンライン会議サーバ。
【請求項5】
同一空間に存在する複数のユーザと、前記同一空間外に存在するユーザとが一同に参加するオンライン会議を提供する方法であって、
各ユーザのアカウントに基づいてオンライン会議サーバが各ユーザに対応する端末と通信を確立するステップと、
通信が確立された端末に対応するアカウントのうち選択可能な全てのペアに対して、音声を相互に通信する音声経路を前記オンライン会議サーバが設定するステップと、
設定された音声経路を用いて前記オンライン会議サーバが前記オンライン会議を提供するステップと、
同一空間に存在するユーザのアカウントに対応する端末から、同一空間に存在するユーザのアカウントのうち、音声制御の対象となるアカウントの指定を前記オンライン会議サーバが受け付けるステップと、
受け付けた指定元のアカウントと指定先のアカウントとのペアの音声経路において前記指定先のアカウントの端末によって集音された音声に対して音声制御機能を前記オンライン会議サーバが適用するステップと、
を含む、オンライン会議を提供する方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、オンライン会議サーバ、及び、オンライン会議を提供する方法に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は、音声会議装置を開示する。音声会議装置は、マイク及びスピーカを備え、音声をマイクで収音して相手の音声会議装置に送信するとともに、相手の音声会議装置から送られてきた音声をスピーカで再生する。音声会議装置は、マイクがオンのときにスピーカをオフとし、マイクがオフのときにスピーカをオンとする。これにより、ハウリングが発生しづらくなるため、ハウリングを解消するエコーキャンセルの頻度も少なくなる。よって、相手のユーザが同一空間に存在し、肉声とスピーカを介した音声との両方が聞こえる環境にあっても、エコーキャンセルによる音声信号の遅延の頻度が少ないことから、肉声とスピーカからの音声とのずれが解消される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2008-147822号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載のシステムにおいては、全てのユーザが発言した場合、全ての音声会議装置のスピーカがオフとなる。このため、同一空間内に存在する対面参加のユーザ同士の会話は肉声で成り立つものの、同一空間外に存在するオンライン参加のユーザの音声が聞こえない上に、オンライン参加のユーザへ対面参加のユーザの音声を届けることもできない。このため、ユーザは、対面参加のユーザとオンライン参加のユーザとを意識して会話する必要がある。本開示は、対面参加とオンライン参加とのシームレス化を図る技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の一側面に係るオンライン会議サーバは、複数のユーザのアカウントに基づいて各アカウントに対応する端末と通信を確立する通信部と、通信が確立された端末に対応するアカウントのうち選択可能な全てのペアに対して、音声を相互に通信する音声経路を設定する設定部と、設定部によって設定された音声経路を用いて複数のユーザが一同に参加するオンライン会議を提供する会議提供部と、通信が確立された端末から音声制御の対象となるアカウントの指定を受け付ける受付部と、受付部によって受け付けた指定元のアカウントと指定先のアカウントとのペアの音声経路において指定先のアカウントの端末によって集音された音声に対して音声制御機能を適用する音声制御部と、を備える。
【0006】
オンライン会議サーバでは、複数のユーザのアカウントに基づいて各アカウントに対応する端末と通信が確立される。そして、通信が確立された端末に対応するアカウントのうち選択可能な全てのペアに対して、音声を相互に通信する音声経路が設定される。そして、音声経路を用いて複数のユーザが一同に参加するオンライン会議が提供される。通信が確立された端末から音声制御の対象となるアカウントの指定を受け付けると、指定元のアカウントと指定先のアカウントとのペアの音声経路において指定先のアカウントの端末によって集音された音声に対して音声制御機能が適用される。このように、オンライン会議サーバは、アカウント同士の一対一の音声経路を設けることにより、オンライン会議に参加する任意のユーザが任意の相手ユーザの音声を制御できる。例えば、同一空間において対面参加する他のユーザの音声を、オンライン参加のユーザの音声に影響を与えることなく制御できる。また、オンライン参加のユーザは、対面参加する複数のユーザの音声をアカウントで識別できる。このように、オンライン会議サーバは、個々のユーザの音声を個別に制御できるため、ユーザごとに環境の違いが存在したとしても個々のユーザの環境に合わせた調整を行うことができる。よって、オンライン会議サーバは、対面参加とオンライン参加とのシームレス化を図ることができる。
【0007】
一実施形態においては、音声制御機能は、指定元のアカウントと指定先のアカウントとのペアの音声経路において、指定先のアカウントの端末によって集音された音声の音量を低減する機能であってもよい。この場合、オンライン会議サーバは、対面参加のユーザの肉声とスピーカからの音声とのずれを低減できる。
【0008】
一実施形態においては、音声制御機能は、指定元のアカウントと指定先のアカウントとのペアの音声経路において、指定先のアカウントの端末によって集音された音声を遮断する機能であってもよい。この場合、オンライン会議サーバは、対面参加のユーザの肉声とスピーカからの音声とのずれを解消できる。
【0009】
一実施形態においては、音声制御機能は、指定元のアカウントと指定先のアカウントとのペアの音声経路において、指定先のアカウントの端末によって集音された音声の遅延を低減する機能であってもよい。この場合、オンライン会議サーバは、対面参加のユーザの肉声とスピーカからの音声とのずれを低減できる。
【0010】
本開示の他の側面は、同一空間に存在する複数のユーザと、同一空間外に存在するユーザとが一同に参加するオンライン会議を提供する方法であって、各ユーザのアカウントに基づいてオンライン会議サーバが各ユーザに対応する端末と通信を確立するステップと、通信が確立された端末に対応するアカウントのうち選択可能な全てのペアに対して、音声を相互に通信する音声経路をオンライン会議サーバが設定するステップと、設定された音声経路を用いてオンライン会議サーバがオンライン会議を提供するステップと、同一空間に存在するユーザのアカウントに対応する端末から、同一空間に存在するユーザのアカウントのうち、音声制御の対象となるアカウントの指定をオンライン会議サーバが受け付けるステップと、受け付けた指定元のアカウントと指定先のアカウントとのペアの音声経路において指定先のアカウントの端末によって集音された音声に対して音声制御機能をオンライン会議サーバが適用するステップと、を含む。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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