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公開番号
2025113582
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-04
出願番号
2024007818
出願日
2024-01-23
発明の名称
レインガーデン
出願人
鹿島建設株式会社
代理人
個人
主分類
A01G
20/00 20180101AFI20250728BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約
【課題】レインガーデンの上部に設けられた植栽土壌の水環境を場所毎に適切な状態に維持することができ、変化に富んだ植栽が可能なレインガーデンを提供する。
【解決手段】レインガーデン1は、植栽区画10A、20、10Bが上流側から下流側へ向けて複数並べて配置されており、植栽区画10A、20、10Bは、地表面GLよりも深く設けられた溝状凹部11、21と、植栽土壌が設けられた植栽土壌層13、23と、を備え、植栽土壌層13、23よりも下側に配置され、仕切板30によって区画されずに上流側から下流側へ連通している暗渠層40と、暗渠層40と連通した貯水槽50と、貯水槽50に貯水された水を汲み上げるポンプ52と、ポンプ52により汲み上げられた水が流れる配管60と、をさらに備え、配管60は、植栽区画10A、20、10Bに対して選択的に潅水を行うことができるようにするバルブ71、72、73を備える。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
上流側から下流側へ向けて連続したレインガーデンであって、
仕切板によって上流側又は下流側と隣接する領域と区画された植栽区画が上流側から下流側へ向けて複数並べて配置されており、
前記植栽区画は、
地表面よりも深く設けられた溝状凹部と、
前記溝状凹部内にあって植栽土壌が設けられた植栽土壌層と、
を備え、
前記植栽土壌層よりも下側に配置され、前記仕切板によって区画されずに上流側から下流側へ連通している暗渠層と、
前記暗渠層と連通した貯水槽と、
前記貯水槽に貯水された水を汲み上げるポンプと、
前記ポンプにより汲み上げられた水が流れる配管と、
をさらに備え、
前記配管は、前記植栽区画に対して選択的に潅水を行うことができるようにするバルブを備える、レインガーデン。
続きを表示(約 210 文字)
【請求項2】
請求項1に記載のレインガーデンにおいて、
前記植栽区画は、一定以上の水位の水を前記貯水槽へ排水する植栽区画オーバーフロー部を有すること、
を特徴とするレインガーデン。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載のレインガーデンにおいて、
前記貯水槽は、一定以上の水位の水を外部排水路へ排水する貯水槽オーバーフロー部を有すること、
を特徴とするレインガーデン。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、レインガーデンに関するものである。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
グリーンインフラは、自然環境が有する多様な機能を活用した土地利用等の推進を指す概念である。この中で、内水氾濫といった都市型水害を抑制するために、雨水の浸透及び貯留性能の高い緑地として、レインガーデンと呼ばれる構造が提案されている(例えば、特許文献1)。
【0003】
レインガーデンは、大雨等により生じる周囲の水を一時的に貯留しながら徐々に土壌に浸透させることにより、都市型水害を抑制する機能を有している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2023-002136号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、レインガーデンは、水を土壌に浸透させて排水することから、レインガーデンの上部に設けられた植栽土壌が乾燥した状態となる傾向があった。その一方で、許容量を超える降雨等で排水がうまく作用しない場合には水分過多となったりする。
【0006】
したがって、レインガーデンの植栽土壌の水分を植物に適した状態に維持し難かった。また、従来存在した大規模で広い面積のレインガーデンでは、全面積に渡って一様の土壌をつかうので、土壌環境・水環境が略同じとなる。このため、その場所で栽培に適する植物の種類が限定されるので景観に変化が乏しく、また、植物の選択を誤るとレインガーデン全域の植物全体に渡って、生育不良や立ち枯れが発生する危険があった。
【0007】
本開示の課題は、レインガーデンの基盤上層に設けられた植栽土壌の水環境を場所毎に変化させて、その場所の植栽に最適化した環境を設計・維持することができ、景観が変化に富み、且つ、レインガーデン全域の植物全体が生育不良や立ち枯れが発生する危険を解消することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示は、以下のような解決手段により、前記課題を解決する。なお、理解を容易にするために、本開示の実施形態に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。
【0009】
第1の開示は、例えば、図1、図2、図4等のように、上流側から下流側へ向けて連続したレインガーデン(1)であって、仕切板(30)によって上流側又は下流側と隣接する領域と区画された植栽区画(10A、20、10B)が上流側から下流側へ向けて複数並べて配置されており、前記植栽区画(10A、20、10B)は、地表面(GL)よりも深く設けられた溝状凹部(11、21)と、前記溝状凹部(11、21)内にあって植栽土壌が設けられた植栽土壌層(13、23)と、を備え、前記植栽土壌層(13、23)よりも下側に配置され、前記仕切板(30)によって区画されずに上流側から下流側へ連通している暗渠層(40)と、前記暗渠層(40)と連通した貯水槽(50)と、前記貯水槽(50)に貯水された水を汲み上げるポンプ(52)と、前記ポンプ(52)により汲み上げられた水が流れる配管(60)と、をさらに備え、前記配管(60)は、前記植栽区画(10A、20、10B)に対して選択的に潅水を行うことができるようにするバルブ(71、72、73)を備える、レインガーデン(1)である。
【0010】
第2の開示は、第1の開示に記載のレインガーデン(1)において、前記植栽区画(10A、20、10B)は、一定以上の水位の水を前記貯水槽(50)へ排水する植栽区画オーバーフロー部(54)を有すること、を特徴とするレインガーデン(1)である。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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