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公開番号2025145206
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-03
出願番号2024045272
出願日2024-03-21
発明の名称装飾品及び装飾品の製造方法
出願人個人
代理人個人,個人
主分類A01N 3/00 20060101AFI20250926BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】麦藁菊の形状の経時変化を抑制することができる装飾品及び装飾品の製造方法を提供する。
【解決手段】麦藁菊10は、乾燥させた後、開いた状態の総苞片を切り取った総苞片の蕾状部11を用いる。麦藁菊10は、摘み取ったのち、乾燥しやすい外側の総苞片から開き始めるが、内側の総苞片は蕾状態のままで乾燥が進むので、総苞片の蕾状部11を用いることにより、変形を抑制することができ、美しい状態を長期間にわたり保持することができる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
麦藁菊を用いた装飾品であって、
前記麦藁菊は、開いた状態の総苞片を切り取った総苞片の蕾状部を用いたことを特徴とする装飾品。
続きを表示（約 160 文字）【請求項２】
麦藁菊を用いた装飾品の製造方法であって、
摘み取った麦藁菊を乾燥させる乾燥工程と、
乾燥工程の後、開いた状態の総苞片を切り取り、花托側を下にして立てた状態において、横方向の幅よりも縦方向の長さが長い総苞片の蕾状部を形成する切断工程と
を含むことを特徴とする装飾品の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、麦藁菊を用いた装飾品及びその製造方法に関する。
続きを表示（約 1,300 文字）【背景技術】
【０００２】
麦藁菊は、別名で帝王貝細工とも呼ばれ、オーストラリア原産のキク科の植物であり、水分含有量が低く、乾燥質な総苞片（花葉）を有している。麦藁菊の花弁に見えるものは花弁ではなく、花弁状に発達した総苞片で、死細胞で構成されており、紙のように乾燥している。また、麦藁菊は、陽光を浴びると金属的な光沢があり、摘み取っても長時間にわたって萎凋も退色もし難いという特徴を有しているので、ドライフラワーの素材として広く用いられている。
【０００３】
通常、麦藁菊のドライフラワーを用いてリース又はスワッグ等の装飾品を作製する場合には、麦藁菊の総苞片が半開きの美しい状態で使用する。しかし、時間が経過すると、麦藁菊の乾燥が進み、総苞片が開き過ぎてしまうという問題があった。そのため、時間の経過により、咲き終わりのような見た目になったり、中には総苞片が反り返ったりして、麦藁菊の魅力ある形や美しさが損なわれてしまっていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
特開２００７－３３２０３８号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
なお、特許文献１には、ドライフラワーの製造において、前処理として、生花にコーティング液を塗布することにより、生花と殆んど変らない色調や形状を長期間保存、鑑賞できるようにする方法が記載されている。しかしながら、本願発明とは具体的な手法が全く異なっている。
【０００６】
本発明は、このような問題に基づきなされたものであり、麦藁菊の形状の経時変化を抑制することができる装飾品及び装飾品の製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
本発明の装飾品は、麦藁菊を用いたものであって、麦藁菊は、開いた状態の総苞片を切り取った総苞片の蕾状部を用いたものである。
【０００８】
本発明の装飾品の製造方法は、麦藁菊を用いた装飾品を製造するものであって、摘み取った麦藁菊を乾燥させる乾燥工程と、乾燥工程の後、開いた状態の総苞片を切り取り、花托側を下にして立てた状態において、横方向の幅よりも縦方向の長さが長い総苞片の蕾状部を形成する切断工程とを含むものである。
【発明の効果】
【０００９】
本発明によれば、開いた状態の総苞片を切り取った総苞片の蕾状部を用いるようにしたので、時間が経過しても、総苞片が開き過ぎてしまうことを抑制することができる。よって、長期間にわたり麦藁菊の魅力ある形や美しさを保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【００１０】
本発明の一実施の形態に係る装飾品に用いる麦藁菊の構成を表す図である。
図１に示した麦藁菊を用いた装飾品の一例を表す図である。
本発明の一実施の形態に係る装飾品の製造方法の一工程を表す図である。
従来の麦藁菊を用いた装飾品の一例を表す図である。
【発明を実施するための形態】
（【００１１】以降は省略されています）

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