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公開番号2025152026
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-09
出願番号2024053721
出願日2024-03-28
発明の名称捕獲器
出願人大栄工業株式会社
代理人個人
主分類A01M 23/08 20060101AFI20251002BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】従来の捕獲器は、変形させることができない矩形箱形の一定の形状となっているために、水田ごとに適した場所に捕獲器を設置できないおそれがある。
【解決手段】本発明では、水田(2)に生息する捕獲対象を捕獲するための捕獲器(1)において、水田(2)の土(3)中に下端部を突き刺して固定される複数枚の側壁(5,6)を有し、少なくとも1枚の側壁(5)に捕獲対象が侵入可能かつ脱出困難なトラップ(8)を設け、全ての側壁(5,6)の左右端部同士を屈曲可能に枠状に連結して、平面視で枠形状を変形可能とすることにした。また、本発明では、前記側壁(5,6)同士を着脱自在な蝶番(7)で連結して、枠形状を形成する側壁(5,6)の枚数を変更可能とすることにした。さらに、本発明では、前記側壁(5,6)のトラップ(8)よりも下方位置に水田(2)の土(3)中への過剰な突き刺しを阻止するためのストッパー(17,23)を設けることにした。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
水田に生息する捕獲対象を捕獲するための捕獲器において、
水田の土中に下端部を突き刺して固定される複数枚の側壁を有し、少なくとも１枚の側壁に捕獲対象が侵入可能かつ脱出困難なトラップを設け、全ての側壁の左右端部同士を屈曲可能に枠状に連結して、平面視で枠形状を変形可能としたことを特徴とする捕獲器。
続きを表示（約 160 文字）【請求項２】
前記側壁同士を着脱自在な蝶番で連結して、枠形状を形成する側壁の枚数を変更可能としたことを特徴とする請求項１に記載の捕獲器。
【請求項３】
前記側壁のトラップよりも下方位置に水田の土中への過剰な突き刺しを阻止するためのストッパーを設けたことを特徴とする請求項１又は請求項２に記載の捕獲器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、水田に生息する捕獲対象を捕獲するための捕獲器に関するものである。
続きを表示（約 990 文字）【背景技術】
【０００２】
水田には、農作物の生育等に危害を加えるスクミリンゴガイ（ジャンボタニシ）等の農業害虫が生息しており、捕獲対象として捕獲器で捕獲され駆除されている。
【０００３】
従来の捕獲器は、矩形箱形の容器本体に捕獲対象を誘引するための誘引剤を収容するとともに、容器本体に捕獲対象を内部に侵入させるための侵入口を形成した構成となっている（たとえば、特許文献１参照。）。
【０００４】
そして、捕獲器は、水田の農作物が生育していない場所において水田の土の上に載置されて使用されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００５】
実用新案登録第３０７０７４８号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００６】
水田は、その土地や生育する農作物などに応じて様々な形状となっているために、捕獲器を設置するのに適した場所（捕獲効果が高いと考えられる場所）の平面形状が水田ごとに異なっているのが現状である。
【０００７】
ところが、上記従来の捕獲器では、変形させることができない矩形箱形の一定の形状となっているために、水田ごとに適した場所に捕獲器を設置できないおそれがある。
【課題を解決するための手段】
【０００８】
そこで、請求項１に係る本発明では、水田に生息する捕獲対象を捕獲するための捕獲器において、水田の土中に下端部を突き刺して固定される複数枚の側壁を有し、少なくとも１枚の側壁に捕獲対象が侵入可能かつ脱出困難なトラップを設け、全ての側壁の左右端部同士を屈曲可能に枠状に連結して、平面視で枠形状を変形可能とすることにした。
【０００９】
また、請求項２に係る本発明では、前記請求項１に係る本発明において、前記側壁同士を着脱自在な蝶番で連結して、枠形状を形成する側壁の枚数を変更可能とすることにした。
【００１０】
また、請求項３に係る本発明では、前記請求項１又は請求項２に係る本発明において、前記側壁のトラップよりも下方位置に水田の土中への過剰な突き刺しを阻止するためのストッパーを設けることにした。
【発明の効果】
（【００１１】以降は省略されています）

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