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公開番号2025157770
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-16
出願番号2024059994
出願日2024-04-03
発明の名称四足動物用装着具
出願人個人
代理人個人
主分類A01K 15/02 20060101AFI20251008BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】動物用車椅子に安全かつ迅速に移乗させ、かつ動物用車椅子に移乗して取り付ける際に、その四足動物の体格および運動能力に応じてその脚裏および地面との高さ調整を、四足動物に肉体的および心理的負担を与えることなく安全かつ適応的に行うことができる四足動物用装着具を提供する。
【解決手段】本開示の装着具10は、本体部11と、車椅子40の水平フレーム41および本体部11を連結するために使用される一対の前側連結部20Aと、車椅子40の水平フレーム41および本体部11を連結するために使用される一対の後側連結部20Bと、一方側および他方側の幅方向端縁部のそれぞれにおいて前側連結部20Aおよび後側連結部20Bの間に配設され、犬DGを車椅子40に移乗させる際に車椅子40に設けられる第1の突出部51および第2の突出部52に対し一時的に係止するための手提げ部30と、を含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
四足動物の胴体の前方または後方に装着され、前記四足動物を動物用車椅子に移乗したり取り付けたりするために使用される四足動物用装着具であって、
シート状に延在して形成され、前記胴体の腹部および/または胸部に当接することでその当接部分の前記四足動物の体重を支持する本体部と、
前記四足動物に装着された状態で、前記胴体の幅方向外方に沿って延在するとともに前記本体部の前後方向一端部においてその幅方向端縁部のそれぞれに配設され、前記動物用車椅子の所定の箇所および前記本体部を連結するために使用される一対の第1の連結部と、
前記四足動物に装着された状態で、前記胴体の幅方向外方に沿って延在するとともに前記本体部の前後方向他端部においてその幅方向端縁部のそれぞれに配設され、前記動物用車椅子の所定の箇所および前記本体部を連結するために使用される一対の第2の連結部と、
一方側および他方側の幅方向端縁部のそれぞれにおいて前記第1の連結部および前記第2の連結部の間に配設され、前記四足動物を前記動物用車椅子に移乗させる際に前記動物用車椅子に設けられる被係止部に対し一時的に係止するための係止部と、を含み、
前記一対の第1の連結部および前記一対の第2の連結部のそれぞれは、前記本体部および前記動物用車椅子の所定の箇所の間の連結長さを調節可能に構成され、
前記本体部には、前記四足動物の前脚および/または後脚を挿通するための開口が形成される、
四足動物用装着具。
続きを表示(約 1,700 文字)【請求項2】
前記係止部は、紐状部材または帯状部材からなり、その両端部で前記本体部に連結して、手提げ状に形成される、
請求項1に記載の四足動物用装着具。
【請求項3】
前記一対の第1の連結部は、前記胴体の幅方向外方に沿って延在する帯状に形成され、
前記一対の第1の連結部において、前記四足動物に装着された状態で前記胴体に当接する側の面とは反対側の面とされる第1の面には第1の面ファスナーが貼設され、
前記本体部の前後方向一端縁部において、前記四足動物に装着された状態で前記胴体に当接する側の面とは反対側の面とされる第2の面には前記第1の面ファスナーに対し着脱自在に係合する第2の面ファスナーが貼設される、
請求項1に記載の四足動物用装着具。
【請求項4】
前記一対の第1の連結部のうち少なくとも一方の先端部において、前記四足動物に装着された状態で前記胴体に当接する側の面とされる第5の面には前記第1の面ファスナーに対し着脱自在に係合する第5の面ファスナーが貼設される、
請求項3に記載の四足動物用装着具。
【請求項5】
前記一対の第2の連結部は、前記胴体の幅方向外方に沿って延在する帯状に形成され、
前記一対の第2の連結部において、前記四足動物に装着された状態で前記胴体に当接する側の面とは反対側の面とされる第3の面には第3の面ファスナーが貼設され、
前記本体部の前後方向他端縁部において、前記四足動物に装着された状態で前記胴体に当接する側の面とは反対側の面とされる第4の面には前記第3の面ファスナーに対し着脱自在に係合する第4の面ファスナーが貼設される、
請求項1に記載の四足動物用装着具。
【請求項6】
前記一対の第2の連結部のうち少なくとも一方の先端部において、前記四足動物に装着された状態で前記胴体に当接する側の面とされる第6の面には前記第3の面ファスナーに対し着脱自在に係合する第6の面ファスナーが貼設される、
請求項5に記載の四足動物用装着具。
【請求項7】
前記四足動物に装着された状態で、前記本体部の前後方向一端縁部および前後方向他端縁部の少なくとも一方においてその幅方向中間部が前後方向で凹んで形成される、
請求項1に記載の四足動物用装着具。
【請求項8】
前記開口が一対設けられて、幅方向に並んで形成される、
請求項1に記載の四足動物用装着具。
【請求項9】
四足動物の胴体の前方または後方に装着され、前記四足動物を動物用車椅子に移乗したり取り付けたりするために使用される四足動物用装着具であって、
一対の二重リング部材と、
前記一対の二重リング部材をその一端部同士で連結する連結部と、を含み、
前記一対の二重リング部材のそれぞれは、
前記四足動物の前側または後側の一対の脚に対しその一方またはその他方が挿入可能に形成されて、前記四足動物の、少なくともその一部の体重を支持する第1リング部と、
前記第1リング部よりも周方向長さが長く形成される第2リング部と、
前記第1リング部および前記第2リング部をその周方向の一部分を共通にして保持する保持部と、を有し、
前記連結部は、前記一対の二重リング部材のそれぞれの前記保持部同士で連結し、
前記第1リング部および前記第2リング部は、前記保持部によって保持される前記一部分以外の部分でその径方向に沿って間隙を在して配設され、
前記第2リング部は、作業者の持ち手として使用されたり、前記四足動物に前記動物用車椅子を装着する際に前記動物用車椅子に設けられる被係止部に係止して使用されたりするものである、
四足動物用装着具。
【請求項10】
前記第2リング部には、その周方向長さを調整する長さ調整部が配設される、
請求項9に記載の四足動物用装着具。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、たとえば、犬(愛玩動物の一例)などの四足動物を動物用車椅子に取り付けるために使用される四足動物用装着具に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
近年、四足動物として犬などの愛玩動物の平均寿命は延び、高齢化が顕著である。それに伴い、その愛玩動物の関節炎または認知症の発症など、運動機能低下に繋がる老齢期特有の種々の問題も増加する。また、人間と同様にその運動不足は筋力および体力の低下を招来し、さらに活動範囲が狭くなる。その結果、運動機能の低下は、運動不足を招いてその生活の質に多大な影響を与えることになる。
【0003】
そのため、残った運動機能を可能な限り活用してそれ以上の運動機能低下を防止するための対応として、動物用車椅子が使用される。動物用車椅子は、運動機能が低下した犬などの愛玩動物に再び歩行の喜びを与え、生活の質を向上させることが可能となる。また、飼い主の負担軽減にも繋がり、愛玩動物との暮らしをより豊かにすることも可能となる。つまり、動物用車椅子は、単なる移動手段ということではなく、飼い主と愛玩動物との絆を深め、人生を豊かにするツールといえる。そして、愛玩動物などの四足動物に動物用車椅子を取り付ける際には、動物用ハーネス(「四足動物用装着具」ともよぶ。)が使用される。
【0004】
四足動物用装着具の従来例の1つとして、犬に装着された状態で、前側パーツおよび後側パーツに2分割されて構成されるものが知られる(たとえば、特許文献1参照)。
【0005】
前側パーツは、犬の胴部に巻回される胴輪部と、胴輪部の周方向の長さを調整する胴輪調整部と、動物用車椅子に設けられた第1接続部に着脱可能に接続される第1被接続部と、犬の胸部前面を覆う胸当て部と、犬の腹部に対向する連結部と、を有する。後側パーツは、犬の腰部に巻回される腰輪部と、腰輪部の周方向の長さを調整する腰輪調整部と、動物用車椅子に設けられた第2接続部に着脱可能に接続される第2被接続部と、犬の後肢の付け根を支持する一対の脚支持部と、連結部に対して前後方向の連結位置を変更可能に連結される被連結部と、を有する。
【0006】
また、前記特許文献1の四足動物用装着具が取り付けられる動物用車椅子は、一対の水平フレームと、連結フレームと、一対の起立フレームと、を有して構成される。一対の起立フレームにはその長手方向に従って複数の穴が並んで形成されるとともにその下端部に車輪が回動自在に配設される。水平フレームには突起部が設けられ、その起立フレームの複数の穴のいずれか1つに挿嵌されることで、起立フレームの高さ調整が行われる。
【0007】
つまり、前記特許文献1に開示される技術では、装着時の四足動物の脚裏および地面の調整は、動物用車椅子の起立フレームの高さ調整により実現される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開2018-126097号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
ところで、高齢の愛玩動物、たとえば高齢犬は運動能力(運動機能)低下が進行して日常生活において側臥位で休んでいるか、または寝たきりとなっている場合がある。そのため、その側臥位の状態から四足動物用装着具を装着した後、またはその装着と同時に動物用車椅子に移乗させる必要がある。
【0010】
また、犬などの四足動物にそれら四足動物用装着具および動物用車椅子を取り付ける際に、その取り付けを嫌がって暴れてしまう可能性もあり、装着および移乗を作業効率よく、迅速かつ安全に実行することも求められる。さらに、その四足動物の体格だけではなく残存した運動能力に適合するように四足動物の脚裏および地面との距離、すなわち高さ調整を的確(丁寧)に調整することも求められる。
(【0011】以降は省略されています)

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