TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025174094
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-11-28
出願番号
2024080149
出願日
2024-05-16
発明の名称
果実袋
出願人
個人
代理人
個人
主分類
A01G
13/20 20250101AFI20251120BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約
【課題】果実の表面と果実袋の内表面が密着しないとともに、日焼けを防止する。
【解決手段】外袋の内側に網体の内張りを入れる構成であり、前記外袋は、甲虫類が齧ったときに孔が開かない程度の厚みであって、風が吹いたときに当該風の力に従って変形する0.03~0.06mmの厚みを持つとともに、上端辺に開口部を備えた、透明または半透明の合成樹脂製シートよりなる。前記内張は、外袋の内側に配置され、外袋の内表面と果実の表面の密着を防止し、果実自身が発生する水分を保持する網体である。前記外袋の外側辺と下辺に、少なくとも1つの幅のない切込みで所定長さのスリットを設けると、前記水分を果樹袋の外に排出することができる。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
甲虫類が齧ったときに孔が開かない程度の厚みであって、風が吹いたときに当該風の力に従って変形する0.03~0.06mmの厚みを持つとともに、上端辺に開口部を備えた、透明の合成樹脂製シートよりなる外袋と、
外袋の内側に配置され、外袋の内表面と果実との密着を避けることのできる間隙を確保する網体である内張りと、
を備えたことを特徴とする果樹袋。を備えたことを特徴とする果樹袋。
続きを表示(約 76 文字)
【請求項2】
前記外袋の外袋の側辺と下辺に、少なくとも1つの幅のない切込みである前記所定長さのスリットを設けた請求項1に記載の果樹袋。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は果実の袋掛けに用いる果実袋、特に、合成樹脂シートを用いた果実袋に関するものである。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
果樹栽培において、果実は結実してからそのまま放置しておくと、種々の原因で腐敗することが多い。特に果実の柔らかいイチジク等にそのような現象が顕著に見られる。多くは虫や昆虫が媒介する菌、雨で跳ね上がって葉等に付着する地中の菌、等が原因である。このような現象を回避するために農薬散布作業や、袋掛け作業がなされるのであるが、農薬散布は、農薬を使用する関係上、消費者に一定の抵抗感がある。
【0003】
上記の事情を考慮して、昆虫や虫の害を防ごうとする先行技術を特許文献あるいは非特許文献に見ることができる。
【0004】
特許文献1(特開2009-65907号公報)に開示の果実袋では、外側層と中間の吸水層と、さらにその内側の無数の孔が開いた内側層とよりなる構成としている。これによって、内部で発生した水分を外側に逃がすようにしている。
【0005】
特許文献2(特開2013-233091号公報)では、昆虫の吸吻が果実の外皮に届かなくするために、果実袋と果実との間に「部品」を入れて、前記果実袋と果実との間に一定以上の距離を確保する構成としている。ここで「部品」の実態が明確ではないが、一種のスペーサと見なすことができる。
【0006】
特許文献3(実開昭64-56646号公報)では、通気性を持った外袋の中に、通気性を持った内張りを入れた構成としている。前記内張りは、直径50~100μmの微細孔を多数設けて通気性を確保している。前記外袋の上部にはミシン目が設けてあり、適当な時期に当該ミシン目から外袋を切りとって、果実に日光が当たるようにできる。
【0007】
更に、本願出願人は特許文献4(特開2019-201573号公報)において、昆虫や細菌に侵され難く、農薬散布の必要もない合成樹脂シート製の果実袋を提案している。すなわち、上辺幅方向中央の所定幅に帯紐を備えた袋であって、胴部の容積が成果より大きく、前記帯紐に対応する開口部の径が幼果が入る大きさとした果実袋である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開2009-65907号公報
特開2013-233091号公報
実開昭64-56646号公報
特開2019-201573号公報
特許4237141号公報
【非特許文献】
【0009】
農研機構資料(http://www.naro.affrc.go.jp/org/karc/seika/kyushu_seika/2006/2006175.html)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
果実の生育過程で、あるいは収穫前の決められた時期に、農薬を散布して病原菌を死滅 させることが通常実施されるが、農薬に対する消費者の危惧を排除することができず、見た目の商品価値は上がっても、心理的な不安を解消することはできない。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
関連特許
個人
産卵床
今日
個人
草刈り鋏
1か月前
個人
釣り用錘
18日前
個人
平板植栽
1日前
個人
蠅捕獲器
1か月前
個人
果実袋
今日
個人
蜜蜂保護装置
29日前
個人
噴霧器ノズル
16日前
個人
養殖器具
今日
個人
草刈機用回転刃
1か月前
個人
種子の製造方法
1か月前
個人
移動体草刈り機
今日
個人
昆虫捕集器
1か月前
個人
水田排水量調整器具
今日
個人
可動リップ付きルアー
21日前
株式会社剛樹
釣り竿
14日前
井関農機株式会社
圃場作業機
21日前
個人
ブルーカーボンシステム
21日前
株式会社ナベル
表示システム
24日前
個人
餌付き針の餌取り防止具
24日前
積水樹脂株式会社
シート止め具
今日
有限会社信英精密
括り罠
8日前
個人
網口高さのベクトル底引き網
今日
株式会社オーツボ
海苔箱船
1か月前
みのる産業株式会社
除草機
24日前
みのる産業株式会社
除草機
24日前
井関農機株式会社
苗移植機
8日前
松山株式会社
収穫機
21日前
井関農機株式会社
作業車両
1か月前
個人
粘着板で挟むネズミ捕り装置
今日
松山株式会社
収穫機
21日前
三恵技研工業株式会社
ルアー
今日
株式会社中村工務店
潅水装置
1日前
株式会社アテックス
芝草の刈取装置
7日前
個人
自閉式「洗濯バサミ型」虫捕獲器
8日前
松山株式会社
草刈作業機
29日前
続きを見る
他の特許を見る