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公開番号2025174764
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-28
出願番号2024089526
出願日2024-05-15
発明の名称粘着板で挟むネズミ捕り装置
出願人個人
代理人
主分類A01M 23/00 20060101AFI20251120BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】捕獲率が高く、装置自体が汚れず、捕獲したネズミの処理作業が衛生的で心理的抵抗が少ないネズミ捕り装置を提供する。
【解決手段】台座と、台座にその一端を回転自在に保持されるとともにその他端をバネによって台座に向けて負勢されたバーと、バーを台座から離した状態で保持するストッパーを備え、餌で誘引されたネズミがストッパーに触れることによってストッパーによるバーの保持が解除され、負勢されたバーと台座との間にネズミを挟む、バネ式ネズミ捕り装置において、ネズミを挟むバーと台座の少なくとも一方の面に粘着板を配したことを特徴とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
台座と、台座にその末端を回転自在に保持されるとともにその先端を台座に向けて負勢されたバーと、バーの先端を台座から離した状態で保持するストッパーを備え、ネズミがストッパーに触れることによってストッパーによるバーの保持が解除され、負勢されたバーの先端と台座の間にネズミを挟んで捕獲する、バネ式ネズミ捕り装置において、ネズミを挟むバーの先端と台座の少なくとも一方の面に粘着板を配したことを特徴とする、粘着板で挟むネズミ捕り装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ネズミ捕り装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来の代表的なネズミ捕り装置には、餌で誘引したネズミをバネで挟んで捕獲するバネ式と、床に置いた粘着板の真上を偶然に通るネズミを粘着して捕獲する粘着式があった。
バネ式は、餌で誘引するので捕獲率は高いが、ネズミを直接挟む為、装置自体が汚れ、捕獲したネズミの処理作業が不衛生で、ネズミが直接見える為、心理的抵抗が大きかった。粘着式は、粘着板の真上を偶然に通るネズミを粘着して捕獲するので捕獲率は低いが、ネズミを二つ折りの粘着板の内側に挟んだ状態で粘着板ごと捨てるので、捕獲したネズミの処理作業が衛生的で、ネズミが直接見えず、心理的抵抗が小さかった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
捕獲率が高く、装置自体が汚れず、捕獲したネズミの処理作業が衛生的で、ネズミが直接見えず、心理的抵抗が小さいネズミ捕り装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上記目的を達する為、粘着板で挟むネズミ捕り装置は、台座と、台座にその末端を回転自在に保持されるとともにその先端をバネによって台座に向けて負勢されたバーと、バーの先端を台座から離した状態で保持するストッパーを備え、餌で誘引されたネズミがストッパーに触れることによってストッパーによるバーの保持が解除され、負勢されたバーの先端と台座の間にネズミを挟んで捕獲する、バネ式ネズミ捕り装置において、ネズミを挟むバーの先端と台座の少なくとも一方の面に粘着板を配したことを特徴とする。
【発明の効果】
【0005】
粘着板の真上を偶然に通るネズミを捕獲する従来の粘着式とは異なり、餌でネズミを粘着板の中央位置まで誘引して粘着板を介してネズミを挟む為、捕獲率が高く、挟む装置自体は汚れず、ネズミを内側に挟んだ状態で粘着板ごと捨てるので、捕獲したネズミの処理が衛生的で、ネズミが直接見えず、心理的抵抗が小さいネズミ捕り装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0006】
原理図
【発明を実施するための形態】
【0007】
バネ式ネズミ捕り装置とは、一般には枠状に曲げたバーの末端の一辺を回転軸として回転可能な状態で台座に保持し、その回転軸となる末端の一辺に対向する先端の一辺がバネによって台座に向けて負勢されており、その先端の一辺を台座から離れた位置でストッパーの末端によって保持し、ストッパーの先端に配した餌をネズミが動かすことによって、ストッパーによるバーの保持が解除され、負勢されたバーの先端の一辺と台座の間にネズミを挟んで捕獲するものである。
【0008】
粘着式ネズミ捕り装置とは、一般には二つ折りの板の内面に粘着剤を塗布したもので、二つの粘着面を近づけるように閉じて持ち運び、粘着剤を塗布した面を上向きに開いて床に配置し、真上を偶然に通るネズミを粘着、捕獲するものである。
【0009】
図1は、構造を一覧で理解できるように書かれたものであり、寸法は正確ではなく、餌は見える位置に書いてあるが、最適な位置ではない。
餌を高い位置に置く場合は、上に覆いを配して、ネズミが上方向から近づくことを防ぐこともできる。
ネズミがストッパーの先端に配した餌を下に引くとストッパーがピンを中心に回転し、ストッパーの末端が上がって保持していたバーを開放する単純な構造だが、一例であり、この構造には限定しない。
バーが台座に向かう動きに連動して餌を上方に引き上げることもできる。
ネズミを挟む台座とバーの間に二つ折りの粘着板を保持する為に、粘着板の喉元にフックを配しているが、粘着板が保持できて、設置時と捕獲後に、粘着板の着脱が容易な構造であればよく、保持方法は限定しない。
【0010】
ネズミを挟む台座とバーのいずれかの一面だけに粘着板を配することも可能であるが、その場合は粘着剤とネズミが直接触れないように装置の対向面を何かで覆う必要がある。
一例としては、従来の二つ折りの粘着板の一面だけに粘着剤を塗布すれば廉価となり、ネズミの警戒心が薄れる効果もある。
ネズミが粘着面に触れずに粘着板の中央まで入るよう、従来のバネ式とは異なり、装置を垂直に配置しているが、バーの回転軸を床と並行にして、粘着面が下方に向く配置でもよく、粘着面が一面だけなら、従来の配置方法でもよい。
粘着面を上に向けて配置する従来の粘着式に比べて、人が誤って踏まない利点もある。
いずれの配置も、ネズミの足元は普通の床面であり、警戒心が薄れ、従来のように床の上に置いた粘着板の端にネズミの足先が触れただけで逃げられることもなく、粘着板の中央位置で、バネの力で強制的にネズミの胴体を粘着して確実に捕獲できる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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