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公開番号
2025170734
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-11-19
出願番号
2024116190
出願日
2024-07-19
発明の名称
トラクタのPTOカップリング装置
出願人
パク、ギ ヒョク
代理人
個人
主分類
A01B
59/042 20060101AFI20251112BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約
【課題】PTOの動力をトラクタ後部の作業機に伝達するために設けられたカップリング部同士を互いに迅速に接続できるようにしたトラクタのPTOカップリング装置を提供すること。
【解決手段】第1カップリング部は、内部に収納空間が形成された円盤状の収納部を有し、収納部の前面部には一つ以上の開口部が形成されて収納空間と連通しており、収納部の後面部には、トラクタのPTO軸に結合されるPTO連結部が固定されており、第2カップリング部は、開口部に挿入されるように形成され、開口部を介して収容空間に挿入される1つ以上の挿入部材を有し、挿入部材の後面部には、作業機の動力伝達軸に連結される動力伝達連結部が固定されており、収容空間は開口部を介して挿入された挿入部材が側面方向に回転して収容されるようになっており、収容空間には挿入部材の側面部と接触して動力を伝達しながらも回転を制限する回転防止ストッパーが設けられれている。
【選択図】図9
特許請求の範囲
【請求項1】
トラクタのPTO軸に連結されて動力を伝達される第1カップリング部と、前記第1カップリング部に着脱可能にカップリングされ、作業機の動力伝達軸に連結されて、前記第1カップリング部から伝達された動力を前記作業機に提供する第2カップリング部と、を備えるトラクタのPTOカップリング装置であって、
前記第1カップリング部は、
上部が開放され、内部に収納空間が形成された函体状の収納部と、
前記収納部の後面部に固定され、前記トラクタのPTO軸に結合されるPTO連結部と、を含み、
前記第2カップリング部は、
前記収納部に収納される大きさ及び形状を有し、前記収納部に挿入される挿入部材と、
前記挿入部材の後面部に固定され、前記作業機の動力伝達軸に連結される動力伝達連結部と、を含む
ことを特徴とするトラクタのPTOカップリング装置。
続きを表示(約 2,300 文字)
【請求項2】
前記第1カップリング部の収納空間は、両側壁部又は一側壁部が、下方に向って幅が狭くなるように形成されており、前記第2カップリング部の挿入部材は、前記収納空間に対応するように、両側面部又は一側面部が傾斜するように形成されている
請求項1に記載のトラクタのPTOカップリング装置。
【請求項3】
トラクタのPTO軸に連結されて動力を伝達される第1カップリング部と、前記第1カップリング部に着脱可能にカップリングされ、作業機の動力伝達軸に連結されて、前記第1カップリング部から伝達された動力を前記作業機に提供する第2カップリング部と、を備えるトラクタのPTOカップリング装置であって、
前記第1カップリング部は、
内部に収納空間が形成された円盤状の収納部を有し、前記収納部の前面部には一つ以上の開口部が形成されて前記収納空間と連通しており、前記収納部の後面部には、前記トラクタのPTO軸に結合されるPTO連結部が固定されており、
前記第2カップリング部は、
前記開口部に挿入されるように形成され、前記開口部を介して前記収容空間に挿入される1つ以上の挿入部材を有し、前記挿入部材の後面部には、前記作業機の動力伝達軸に連結される動力伝達連結部が固定されており、
前記収容空間は、前記開口部を介して挿入された挿入部材が側面方向に回転して収容されるようになっており、前記収容空間には、前記挿入部材の側面部と接触して動力を伝達しながらも回転を制限する回転防止ストッパーが設けられている
ことを特徴とするトラクタのPTOカップリング装置。
【請求項4】
前記開口部は、放射状に一定の間隔を保ちながら複数形成されて前記収納空間と連通しており、前記挿入部材は、前記複数の開口部にそれぞれ挿入されるように放射状に間隔をあけて形成されており、前記回転防止ストッパーは、前記収納空間の開口部と隣接する開口部との間に設けられている
請求項3に記載のトラクタのPTOカップリング装置。
【請求項5】
前記収納部及び前記挿入部材には、互いに対応する位置にピン固定孔が形成されており、前記ピン固定孔にはロックピンが挿入されていて、前記挿入部材が前記収納部から離脱しないように構成されている
請求項3に記載のトラクタのPTOカップリング装置。
【請求項6】
前記挿入部材の中心部及び前記収納部の中心部には、互いにセンタリングされるようにセンタリング部材が設けられている
請求項3に記載のトラクタのPTOカップリング装置。
【請求項7】
トラクタのPTO軸に連結されて動力を伝達される第1カップリング部と、前記第1カップリング部に着脱可能にカップリングされ、作業機の動力伝達軸に連結されて、前記第1カップリング部から伝達された動力を前記作業機に提供する第2カップリング部と、を備えるトラクタのPTOカップリング装置であって、
前記第1カップリング部は、
円板状の第1ボディを有し、第1ボディの後面部にはトラクタのPTO軸に結合するためのPTO連結部が固定されており、周縁には一つ以上の係止溝が形成されており、
前記第2カップリング部は、
円板状の第2ボディを有し、前記第1ボディに対向する部分には、前記係止溝に係合するための一つ以上の係止フックが、前記係止溝に対応する位置及び数で周方向に沿って突設されている
ことを特徴とするトラクタのPTOカップリング装置。
【請求項8】
トラクタのPTO軸に連結されて動力を伝達される第1カップリング部と、前記第1カップリング部に着脱可能にカップリングされ、作業機の動力伝達軸に連結されて、前記第1カップリング部から伝達された動力を前記作業機に提供する第2カップリング部と、を備えるトラクタのPTOカップリング装置であって、
前記第1カップリング部は、
円板状の第1ボディを有し、第1ボディの後面位にはトラクタのPTO軸に結合するためのPTO連結部が固定されており、前面部には一つ以上の係止フックが周縁に沿って前方に突設されており、
前記第2カップリング部は、
円板状の第2ボディを有し、一つ以上の係止具が、前記第1ボディの係止フックに対応する位置及び数で外周縁に沿って外方に突設されている
ことを特徴とするトラクタのPTOカップリング装置。
【請求項9】
PTO軸と結合するためのPTO連結部に後面部が一体に形成されて動力を伝達される第1カップリング部と、
前記第1カップリング部に着脱可能にカップリングされて動力を伝達され、後面には、作業機の動力伝達軸に接続するための軸接続部を有するユニバーサルジョイントが一体に固定された第2カップリング部と、を含んで構成される
ことを特徴とするトラクタのPTOカップリング装置。
【請求項10】
前記第1カップリング部は、前記PTO軸と結合するためのPTO連結部に後面部が一体に形成されて動力を伝達されるように構成されており、
前記第2カップリング部は、前記第1カップリング部に着脱可能にカップリングされて動力を伝達され、後面には、作業機の動力伝達軸に接続するための軸接続部を有するユニバーサルジョイントが一体に固定されている
請求項1、3、7、8のいずれかに記載のトラクタのPTOカップリング装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、トラクタのパワーテイクオフ(PTO:Power Take Off)カップリング装置に関し、特に、PTOの動力をトラクタ後部の作業機に伝達するために設けられたカップリング部同士を互いに迅速に接続DできるようにしたトラクタのPTOカップリング装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【0002】
また、本発明は、PTOの動力をトラクタ後方の作業機に伝達するために、PTO軸に第1カップリング部を直結して固定し、作業機の動力伝達軸と接続されるユニバーサルジョイントに第2カップリング部を一体に固定することにより、製造が容易で製造コストを大幅に低減できるトラクタのPTOカップリング装置に関する。
【背景技術】
【0003】
一般に、トラクタは、広い面積の水田や畑を耕作するために使用され、その多くはトラクタの後部にプラウ、ハロー(harrow)、ロータベータなどの作業機を装着し、トラクタを操作して耕耘、砕土、病害虫防除、揚水、脱穀などの各種農作業を行うものであり、トラクタに連結されたこのような作業機は、トラクタのエンジンから発生した動力を、PTOを介して伝達されて動作する。
【0004】
そこで、トラクタのPTO軸と作業機の動力入力軸とを互いにカップリングして動力を伝達するようにしているが、このようなカップリング装置の一例としての下記特許文献1では、図1及び図2に示すように、円板状の第1プレート209の後面中央部には、トラクタのPTO軸を内挿し、ギヤ結合により固定するための接続孔205を有するレシーバ207が設けられており、前記第1プレート209には、レシーバ207の周辺周りに複数の開口孔210aが等間隔で形成されており、また、各開口孔210aの側面方向には、開口孔210aの直径よりも小さい直径を有する小開口孔210bが連続して形成されている。円板状の第2プレート211の前面部には、開口孔210aに挿入するためのコネクタ213が開口孔210aに対向して形成されており、このようなコネクタ213は、断面が「T」字状に形成されている。
【0005】
すなわち、コネクタ213は、円柱状のコネクタシャフト213bと、コネクタシャフト213bの上端にコネクタシャフト213bよりも大径に形成された円盤状のコネクタトップ(コネクタ頂部)213aとを備え、該コネクタトップ213aの直径は、開口孔210aの口径よりも小さく、小開口孔210bの口径よりも大きく形成された構造となっている。
【0006】
また、第2プレート211の後面中央部には、作業機の動力伝達軸と連結するための軸223が形成され、軸223の外周面にはギヤ歯402が形成されて作業機の動力結合軸とギヤ結合される。
【0007】
したがって、第2プレート211の各コネクタ213を第1プレート209の開口孔210aに嵌め込んだ後、小開口孔210bの方向に回転させてコネクタ213が開口孔210aから離脱しないように結合させた後、ロック用シャーピン(locking shear pin)215を、第1プレート209と第2プレート211に形成された貫通孔216に貫通させて締結することにより、第1プレート209と第2プレート211を互いに固定し、PTOの動力を作業機の動力軸に伝達する構造を有する。
【0008】
ところが、このような従来技術では、複数のコネクタ213を個々に開口孔210aに嵌合させ、その後、複数のコネクタ213を係合させるために第2のプレート211を作業者により回転させなければならないが、複数のコネクタ213を個々に開口孔210aに合わせて挿入する作業はあまり容易ではない。
【0009】
すなわち、従来技術では、PTOを迅速に接続できるとしているが、PTO軸に固定された第1プレート209の方向に第2プレート211を引っ張って移動させながら、複数のコネクタ213を個々に開口孔210aに嵌合させなければならない不便さがあり、第2プレート211を小開口孔210bの方向に回転させなければならないので、第1プレート209と第2プレート211との締結があまり容易でなく、作業性が低下するという欠点がある。
【0010】
また、第2プレート211を第1プレート209から分離するために、コネクタ213を開口孔210a方向に回転させると、コネクタシャフト213bが開口孔210aの内壁に当接する一方、コネクタトップ213aが開口孔210aの外側部位に引っ掛かって取り外し(離脱)が困難になる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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