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公開番号2025156759
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-15
出願番号2024059387
出願日2024-04-02
発明の名称茎葉処理装置
出願人みのる産業株式会社
代理人個人
主分類A01D 23/02 20060101AFI20251007BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】左右に並ぶ回転刃を有する茎葉処理装置において、吸引力を向上させる技術を提供する。
【解決手段】畝に沿って走行しながら、畝に条植された根菜の茎葉部を切断して畝の脇へ排出する茎葉処理装置1は、チャンバー60内において右側に配置された第1回転刃40と、左側に配置された第2回転刃50と、チャンバーの右側に設けられた第1排出路71と、チャンバー60の左側に設けられた第2排出路72とを有する。第1回転刃40が上方から見て時計回りに回転し、第2回転刃50が上方から見て反時計回りに回転することにより生じる空気流で、茎葉部が起立するとともに切断され、切断された茎葉部の細片が、第1排出路71および第2排出路72を通って畝の脇へ排出される。これにより、左右に並ぶ回転刃が同じ方向に回転する場合と比べて、茎葉部を上方へ引き上げる吸引力が向上する。
【選択図】図5


特許請求の範囲【請求項1】
畝に沿って走行しながら、畝に条植された根菜の茎葉部を切断して畝の脇へ排出する茎葉処理装置であって、
上下方向に延びる第1回転軸を中心として、上方から見て時計回りに回転する第1回転刃と、
前記第1回転軸の左側において上下方向に延びる第2回転軸を中心として、上方から見て反時計回りに回転する第2回転刃と、
前記第1回転刃および前記第2回転刃を収容するチャンバーと、
前記チャンバーと連通し、前記チャンバーの右側に設けられた第1排出路と、
前記チャンバーと連通し、前記チャンバーの左側に設けられた第2排出路と、
を備え、
前記第1回転刃および前記第2回転刃の回転により生じる空気流で、茎葉部が起立するとともに切断され、切断された茎葉部の細片が、前記第1排出路および前記第2排出路を通って畝の脇へ排出される、茎葉処理装置。
続きを表示(約 560 文字)【請求項2】
請求項1に記載の茎葉処理装置であって、
前記チャンバーは、
前記第1回転刃と前記第2回転刃との間に配置される中央壁
を有する、茎葉処理装置。
【請求項3】
請求項1に記載の茎葉処理装置であって、
前記チャンバーは、
前記第1回転刃および前記第2回転刃の前方を覆う前壁
を有し、
前記前壁は、
中央から右側へ向かうにつれて前方へ向かう右側中央部と、
中央から左側へ向かうにつれて前方へ向かう左側中央部と、
を含む、茎葉処理装置。
【請求項4】
請求項3に記載の茎葉処理装置であって、
前記右側中央部は、前記第1回転刃の回転軌跡に沿う円弧状であり、
前記左側中央部は、前記第2回転刃の回転軌跡に沿う円弧状である、茎葉処理装置。
【請求項5】
請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の茎葉処理装置であって、
前記チャンバーの前方に左右一対に配置され、前記畝の側方へ倒れた茎葉部を掻揚げる掻揚げ部
をさらに備え、
前記掻揚げ部は、
前後方向に延びる回転軸を中心として回転する回転ブラシ
を有する、茎葉処理装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、畝に沿って走行しながら、畝に条植された根菜の茎葉部を切断して畝の脇へ排出する茎葉処理装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、畝に沿って走行しながら、畝に条植された根菜の茎葉部を切断して、切断後の茎葉部を畝の脇へ排出する、茎葉処理装置が知られている。この種の茎葉処理装置は、例えば特許文献1に開示されている。この特許文献1に記載の玉葱茎葉部切断装置(茎葉処理装置)は、軸周りに回転する垂直の回転軸と、回転軸の下端に固定されて回転し、回転により発生する吸引力で起立させた茎葉部を切断する切断刃(回転刃)と、回転軸と切断刃が配置されて、切断刃で切断されて吸引力により飛ばされた茎葉部を捕集するフード(チャンバー)と、フードに連通して茎葉部を吹き出すダクトを備えている。この茎葉処理装置では、切断された茎葉部が、フードを経由して、ダクトに供給され、当該ダクトから畝の脇に排出されると考えられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-205077号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の左右一対の切断刃(回転刃)を有する茎葉処理装置は、図7に示す特許文献1に記載の装置と同様に、左右一対の切断刃(10)により切断された根菜の茎葉部が、切断刃(10)の前方から左右どちらかの後方へ延びるダクト(17)から排出される。このため、2つの切断刃(10)はいずれも、上面視(下面視)で同じ方向に回転する。なお、図7は、特許文献1に記載の茎葉処理装置の下面図である。図7のように右後方(図7中では左下方)に切断後の茎葉部を排出する場合には、図7中に破線矢印で示すように、2つの切断刃(10)をいずれも下面視で反時計回りに回転させる。
【0005】
この場合、2つの切断刃(10)の間においては、左側の切断刃(10)によって前方から後方へ向かう気流が発生する一方で、右側の切断刃(10)によって後方から前方へ向かう気流が発生する。このため、2つの切断刃(10)の間においては、気流が相殺され、茎葉部を起立させるための吸引力も弱まる。
【0006】
本発明は、このような事情に鑑みなされたものであり、左右に並ぶ回転刃を有する茎葉処理装置において、吸引力を向上させる技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本願の第1発明は、畝に沿って走行しながら、畝に条植された根菜の茎葉部を切断して畝の脇へ排出する茎葉処理装置であって、上下方向に延びる第1回転軸を中心として、上方から見て時計回りに回転する第1回転刃と、前記第1回転軸の左側において上下方向に延びる第2回転軸を中心として、上方から見て反時計回りに回転する第2回転刃と、前記第1回転刃および前記第2回転刃を収容するチャンバーと、前記チャンバーと連通し、前記チャンバーの右側に設けられた第1排出路と、前記チャンバーと連通し、前記チャンバーの左側に設けられた第2排出路と、を備え、前記第1回転刃および前記第2回転刃の回転により生じる空気流で、茎葉部が起立するとともに切断され、切断された茎葉部の細片が、前記第1排出路および前記第2排出路を通って畝の脇へ排出される。
【0008】
本願の第2発明は、第1発明の茎葉処理装置であって、前記チャンバーは、前記第1回転刃と前記第2回転刃との間に配置される中央壁を有する。
【0009】
本願の第3発明は、第1発明の茎葉処理装置であって、前記チャンバーは、前記第1回転刃および前記第2回転刃の前方を覆う前壁を有し、前記前壁は、中央から右側へ向かうにつれて前方へ向かう右側中央部と、中央から左側へ向かうにつれて前方へ向かう左側中央部と、を含む。
【0010】
本願の第4発明は、第3発明の茎葉処理装置であって、前記右側中央部は、前記第1回転刃の回転軌跡に沿う円弧状であり、前記左側中央部は、前記第2回転刃の回転軌跡に沿う円弧状である。
(【0011】以降は省略されています)

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