TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025145951
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-03
出願番号2024046478
出願日2024-03-22
発明の名称作業車両
出願人井関農機株式会社
代理人個人
主分類A01B 69/00 20060101AFI20250926BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】走行経路が予め登録された従来技術に比べて、自動走行時に電欠が発生することを抑制すること。
【解決手段】手動走行モードで走行しながら作業した際の電力測定器(202)の測定結果に基づいて、自動走行モードにおいて電動機(4,M0)の消費電力値と電力の変化率を制御部(300)が制御することで、圃場の実際の状況に応じた手動走行時の作業内容で、自動走行で作業を行うことができ、走行経路が予め登録された従来技術に比べて、自動走行時に電欠が発生することを抑制することができる。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
車両本体(1a)と、
前記車両本体(1a)に支持され、圃場での作業時に作動する作業機(18,7,252)と、
前記車両本体(1a)の走行装置(2,3)および前記作業機(18,7,252)を駆動する電動機(4,M0)と、
前記電動機(4,M0)における消費電力値と電力の変化率とを測定する電力測定器(202)と、
前記車両本体(1a)を予め定められた走行経路(401)に沿って自動走行させながら予め定められた前記作業機(18,7,252)の作業情報に基づいて前記作業機(18,7,252)を制御する自動走行モードと、作業者の操作に応じて前記車両本体(1a)を走行させながら前記作業機(18,7,252)を制御する手動走行モードとを切り替える制御部(300)であって、前記手動走行モードで走行しながら作業した際の前記電力測定器(202)の測定結果に基づいて、前記自動走行モードにおいて前記電動機(4,M0)の消費電力値と電力の変化率を制御する前記制御部(300)と、
を備えたことを特徴とする作業車両(1)。
続きを表示(約 950 文字)【請求項2】
前記圃場の草の刈取作業を行う刈取装置(18)と、前記車両本体(1a)に支持され前記刈取装置(18)で刈り取られた草が収容される収容部(7)であって、草が収容可能な収容位置と、草を排出可能な排出位置との間で移動可能な前記収容部(7)と、を有する前記作業機(18,7)と、
前記車両本体(1a)の走行速度の情報を含む走行情報に基づいて自動走行させると共に、草の排出位置(408,409)の情報を含む作業機情報に基づいて前記収容部(7)を制御する前記制御部(300)と、
を備えたことを特徴とする請求項1に記載の作業車両。
【請求項3】
前記自動走行モードにおいて、前記電力測定器(202)での測定結果に基づいて、前記消費電力値および前記変化率の少なくとも一方が、予め定められた閾値に達した場合には、前記閾値に達しないように走行速度を低下させる前記制御部(300)、
を備えたことを特徴とする請求項1に記載の作業車両。
【請求項4】
前記車両本体(1a)に支持され、前記電動機(4,M0)に電力が蓄えられたバッテリ(5a)と、
前記自動走行モードにおいて、前記圃場において前記バッテリ(5a)の充電が可能な充電位置(411)を含む走行情報に基づいて、前記バッテリ(5a)の残量が予め定められた値を下回る場合には、作業を中断して前記充電位置(411)に自動走行させて前記バッテリ(5a)の充電を行う経路を設定すると共に、充電完了後に、作業中断時の走行方向に前記車両本体(1a)の走行方向を合わせて作業が中断された位置に自動走行させる経路を設定する前記制御部(300)と、
を備えたことを特徴とする請求項1に記載の作業車両。
【請求項5】
前記充電位置(411)に配置され且つ光で送電する光無線給電装置(503)から受電可能な受電器(502)であって、前記車両本体(1a)に支持された前記受電器(502)と、
前記受電器(502)が前記光無線給電装置(503)から受電可能な範囲では、充電しながら作業を行う前記制御部(300)と、
を備えたことを特徴とする請求項4に記載の作業車両。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、作業車両に関し、特に、走行装置や作業機を電動で駆動する作業車両に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
自律走行可能な作業車両において、走行経路が設定されており、バッテリ量によって、予め設定されている充電ステーションに移動するように走行経路を自動作成する技術が知られている(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-27456号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の技術では、走行経路や充電ステーションの位置は予め登録されている。よって、設定された走行経路を走行する際に、有人走行時のように圃場の状態に応じた細やかな対応ができず、局所的な軟地盤等の圃場の状況に応じた負荷の変動に対応することが困難である。したがって、想定よりも早期にバッテリが不足して、いわゆる電欠が発生しやすい懸念がある。
【0005】
本発明は、走行経路が予め登録された従来技術に比べて、自動走行時に電欠が発生することを抑制することを技術的課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の上記課題は次の解決手段により解決される。
請求項1に記載の発明は、車両本体(1a)と、前記車両本体(1a)に支持され、圃場での作業時に作動する作業機(18,7,252)と、前記車両本体(1a)の走行装置(2,3)および前記作業機(18,7,252)を駆動する電動機(4,M0)と、前記電動機(4,M0)における消費電力値と電力の変化率とを測定する電力測定器(202)と、前記車両本体(1a)を予め定められた走行経路(401)に沿って自動走行させながら予め定められた前記作業機(18,7,252)の作業情報に基づいて前記作業機(18,7,252)を制御する自動走行モードと、作業者の操作に応じて前記車両本体(1a)を走行させながら前記作業機(18,7,252)を制御する手動走行モードとを切り替える制御部(300)であって、前記手動走行モードで走行しながら作業した際の前記電力測定器(202)の測定結果に基づいて、前記自動走行モードにおいて前記電動機(4,M0)の消費電力値と電力の変化率を制御する前記制御部(300)と、を備えたことを特徴とする作業車両(1)である。
【0007】
請求項2に記載の発明は、前記圃場の草の刈取作業を行う刈取装置(18)と、前記車両本体(1a)に支持され前記刈取装置(18)で刈り取られた草が収容される収容部(7)であって、草が収容可能な収容位置と、草を排出可能な排出位置との間で移動可能な前記収容部(7)と、を有する前記作業機(18,7)と、前記車両本体(1a)の走行速度の情報を含む走行情報に基づいて自動走行させると共に、草の排出位置(408,409)の情報を含む作業機情報に基づいて前記収容部(7)を制御する前記制御部(300)と、を備えたことを特徴とする請求項1に記載の作業車両である。
【0008】
請求項3に記載の発明は、前記自動走行モードにおいて、前記電力測定器(202)での測定結果に基づいて、前記消費電力値および前記変化率の少なくとも一方が、予め定められた閾値に達した場合には、前記閾値に達しないように走行速度を低下させる前記制御部(300)を備えたことを特徴とする請求項1に記載の作業車両である。
【0009】
請求項4に記載の発明は、前記車両本体(1a)に支持され、前記電動機(4,M0)に電力が蓄えられたバッテリ(5a)と、前記自動走行モードにおいて、前記圃場において前記バッテリ(5a)の充電が可能な充電位置(411)を含む走行情報に基づいて、前記バッテリ(5a)の残量が予め定められた値を下回る場合には、作業を中断して前記充電位置(411)に自動走行させて前記バッテリ(5a)の充電を行う経路を設定すると共に、充電完了後に、作業中断時の走行方向に前記車両本体(1a)の走行方向を合わせて作業が中断された位置に自動走行させる経路を設定する前記制御部(300)と、を備えたことを特徴とする請求項1に記載の作業車両である。
【0010】
請求項5に記載の発明は、前記充電位置(411)に配置され且つ光で送電する光無線給電装置(503)から受電可能な受電器(502)であって、前記車両本体(1a)に支持された前記受電器(502)と、前記受電器(502)が前記光無線給電装置(503)から受電可能な範囲では、充電しながら作業を行う前記制御部(300)と、を備えたことを特徴とする請求項4に記載の作業車両である。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

関連特許

井関農機株式会社
田植機
2日前
井関農機株式会社
作業車両
1か月前
井関農機株式会社
農作業車
9日前
井関農機株式会社
作業車両
1か月前
井関農機株式会社
作業車両
1か月前
井関農機株式会社
作業車両
1か月前
井関農機株式会社
作業車両
29日前
井関農機株式会社
作業車両
24日前
井関農機株式会社
作業車両
24日前
井関農機株式会社
作業車両
24日前
井関農機株式会社
作業車両
23日前
井関農機株式会社
農作業機
1日前
井関農機株式会社
作業車両
15日前
井関農機株式会社
作業車両
15日前
井関農機株式会社
作業車両
1か月前
井関農機株式会社
作業車両
1か月前
井関農機株式会社
作業車両
9日前
井関農機株式会社
田植え機
9日前
井関農機株式会社
作業車両
8日前
井関農機株式会社
作業車両
5日前
井関農機株式会社
作業車両
1日前
井関農機株式会社
農作業車
5日前
井関農機株式会社
作業車両
5日前
井関農機株式会社
作業車両
1か月前
井関農機株式会社
作業車両
3日前
井関農機株式会社
乗用芝刈機
1日前
井関農機株式会社
コンバイン
1か月前
井関農機株式会社
コンバイン
1か月前
井関農機株式会社
コンバイン
2日前
井関農機株式会社
圃場作業機
26日前
井関農機株式会社
コンバイン
1か月前
井関農機株式会社
コンバイン
15日前
井関農機株式会社
充電システム
26日前
井関農機株式会社
根菜類収穫機
9日前
井関農機株式会社
収穫作業車両
1か月前
井関農機株式会社
汎用コンバイン
2日前
続きを見る