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公開番号2025169686
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-14
出願番号2024074650
出願日2024-05-02
発明の名称釣り竿
出願人株式会社剛樹
代理人個人
主分類A01K 87/00 20060101AFI20251107BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】カーボンソリッド芯材上に、ガラス繊維層、カーボン繊維層、ガラス繊維層を積層することにより、曲がり難さを有し、更に、カーボンソリッド芯材のカーボン繊維の剥離及び積層されたカーボン繊維層の剥離を抑制し、変形、折損等の破損を抑制した、釣り竿を提供する。
【解決手段】本発明に係る釣り竿1は、カーボン繊維から成形され、長手方向に沿って直径が減少するテーパ形状のカーボンソリッド芯材1aと、前記カーボンソリッド芯材の先端部分から後端部に至る外周面に形成された、第1のガラス繊維層3と、前記カーボンソリッド芯材の先端部分、中間部分、後端部分のうち少なくとも一部分の前記第1のガラス繊維層の外周面上に、形成された第1のカーボン繊維層4と、前記第1のカーボン繊維層の外周面上に形成された第2のガラス繊維層5と、を含む。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
カーボン繊維から成形され、長手方向に沿って直径が減少するテーパ形状のカーボンソリッド芯材と、
前記カーボンソリッド芯材の先端部分から後端部に至る外周面に形成された、第1のガラス繊維層と、
前記カーボンソリッド芯材の先端部分、中間部分、後端部分のうち少なくとも一部分の前記第1のガラス繊維層の外周面上に、形成された第1のカーボン繊維層と、
前記第1のカーボン繊維層の外周面上に形成された第2のガラス繊維層と、
を含むことを特徴とする釣り竿。
続きを表示(約 720 文字)【請求項2】
前記第1のガラス繊維層が、前記カーボンソリッド芯材の先端部分から後端部に行くにしたがって厚くなることを特徴とする請求項1に記載された釣り竿。
【請求項3】
前記第1のガラス繊維層の外周面上に形成された第1のカーボン繊維層と、前記第1のカーボン繊維層の外周面上に形成された第2のガラス繊維層が、
前記カーボンソリッド芯材の先端部分から後端部分に至る全部分に形成されていることを特徴とする請求項1に記載された釣り竿。
【請求項4】
第2のガラス繊維層の厚さが、少なくとも前記第1のカーボン繊維層の厚さ以上であることを特徴とする請求項1または請求項3に記載された釣り竿。
【請求項5】
前記第2のガラス繊維層の外周面上に形成された第2のカーボン繊維層と、前記第2のカーボン層の外周面上に形成された前記第3のガラス繊維層と、を含むことを特徴とする請求項1に記載された釣り竿。
【請求項6】
前記第1のカーボン繊維層の厚さと、前記第2のガラス繊維層の厚さと、前記第2のカーボン繊維層の厚さと、前記第3のガラス繊維層の厚さが同じであることを特徴とする請求項5に記載された釣り竿。
【請求項7】
前記カーボンソリッド芯材に形成された、最外周のガラス繊維層上に、
カーボンテープが、カーボンソリッド芯材の軸線に対して、35度~45度の角度をもって一方向に巻回され、かつ前記巻回方向とは逆方向に、カーボンソリッド芯材の軸線に対して、35度~45度の角度をもって巻回されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載された釣り竿。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は釣り竿に関し、特に、カーボンソリッド芯材を内包し、その外周面上に繊維強化層が形成された釣り竿に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
釣り竿は、素材面からみると、グラスロッド(ガラス繊維強化プラスチックス製の釣り竿)と、カーボンロッド(炭素繊維強化プラスチックス製の釣り竿)に区別され、形状面からみると円形中空断面構造の竿(チューブラー型ロッド)と、円形密実断面構造としたソリッド型ロッドに区別される。
【0003】
そして、前記グラスロッドとカーボンロッドは、釣りの対象魚に応じてあるいは使用者の好みによって選択されるが、一般的に、カーボンロッドがグラスロッドに比べて張りが強く、軽いために広く使用されている。
【0004】
ところで、従来のカーボンロッドの釣り竿は、カーボンロッドの剛性(張り)が過度に高いと折損の危険があった。
そのため、釣り竿(カーボンロッド)の折損を防止するものとして、特許文献1には、曲げ強度と耐衝撃性が優れる、カーボンロッドの釣り竿が提案されている。
具体的には、特許文献1には、カーボン繊維材質のカーボンソリッド芯材に、方向が相互交差する多数のカーボン層を積層させることによって、従来の釣り竿に比べて曲げ強度と耐衝撃性が優れる釣り竿が示されている。
【0005】
具体的には、図9に示すように、釣り竿50は、カーボン繊維から成形され、長手方向に沿って直径が漸減するテーパ形状のソリッド芯材51と、カーボン原糸が上記長手方向と30°乃至50°になるように上記ソリッド芯材に巻かれて積層される正方向傾斜カーボン層52と、カーボン原糸が上記正方向傾斜カーボン層のカーボン原糸と対称して上記長手方向と逆方向に30°乃至50°になるように上記正方向傾斜カーボン層に巻かれて積層される逆方向傾斜カーボン層53とを備え、更に水平カーボン層54と垂直カーボン層55が逆方向傾斜カーボン層53の上に積層されている。
【0006】
この特許文献1に示された釣り竿にあっては、芯材にカーボン繊維から成形されたカーボンソリッドを用いることで、適度な張り(曲がり難さ)を得ることができる。しかも、この特許文献1に示された釣り竿は、カーボン層が積層されているため、同じ太さのカーボンロッドの釣り竿と比べると、曲げ強度も向上する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2010-11848号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
ところで、カーボンソリッド芯材の外周面上にカーボン繊維層が積層された釣り竿は、竿先に大きな荷重が作用し、竿の曲がりが大きくなると、カーボンソリッド芯材中のカーボン繊維が折れ剥離することがあった。また、積層されたカーボン繊維層の繊維が折れ、カーボン繊維層が剥離することがあった。そして、極端な場合には、釣り竿が変形、折損等し、破損することがあった。
また、適度な張り(曲がり難さ)を有する釣り竿の提供が社会から求まれている。
【0009】
本発明者は、カーボンソリッド芯材がガラスソリッド芯材に比べて、張り強さ(曲がり難さ)が得られることから、釣り竿としてカーボンソリッド芯材を用いることを前提とした。
そして、カーボンソリッド芯材にカーボン層を積層することにより、曲げ強度を向上させること、またカーボンソリッド芯材からのカーボン繊維の剥離の抑制、更に積層されたカーボン繊維層の剥離の抑制について、鋭意検討した。
前記カーボンソリッド芯材からのカーボン繊維の剥離の抑制については、カーボンソリッド芯材上にガラス繊維層を形成することにより抑制できること、また積層されたカーボン繊維層の剥離の抑制については、カーボン繊維層間にガラス繊維層を形成すると共に、最外周のカーボン繊維層上にガラス繊維層を形成することにより抑制できることを知見し、本発明を完成した。
また、ガラス繊維層上に、カーボン繊維層、ガラス繊維層を積層することにより、曲げ強度を向上させることができ、適度な曲がり難さを有する釣り竿を得られることを知見し、本発明を完成した。
【0010】
本発明は、このような事情のもとになされたものであり、カーボンソリッド芯材上に、ガラス繊維層、カーボン繊維層、ガラス繊維層を積層することにより、曲がり難さを有し、更に、カーボンソリッド芯材のカーボン繊維の剥離及び積層されたカーボン繊維層の剥離を抑制し、変形、折損等の破損を抑制した、釣り竿を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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