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公開番号2025179469
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-12-10
出願番号2024086231
出願日2024-05-28
発明の名称加温装置
出願人スナオ電気株式会社
代理人個人
主分類A01G 9/24 20060101AFI20251203BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】温水の流通量に関わらず、効率的に温室内を加温することができる加温装置を提供する。
【解決手段】温室H内の農場に設置されて周囲を加温するための加温装置1において、一端部2aから他端部2bに亘って温水を流通可能な管状部材2と、モータMの駆動力によって管状部材2を軸回りに回転させる駆動手段5とを具備し、管状部材2内に温水を流通させつつ駆動手段5で管状部材2を回転することにより温室内を加温可能とされたものである。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
温室内の農場に設置されて周囲を加温するための加温装置において、
一端部から他端部に亘って温水を流通可能な管状部材と、
前記管状部材を軸回りに回転させる駆動手段と、
を具備し、前記管状部材内に温水を流通させつつ前記駆動手段で前記管状部材を回転することにより温室内を加温可能とされた加温装置。
続きを表示(約 760 文字)【請求項2】
前記管状部材の一端部に取り付けられ、前記管状部材内に温水を供給する供給口が形成された第1固定部材と、
前記管状部材の他端部に取り付けられ、前記管状部材内を流通した温水を排出する排出口が形成された第2固定部材と、
を具備し、固定状態で設置された前記第1固定部材及び前記第2固定部材に対して前記管状部材の前記一端部及び前記他端部が周方向に摺動して軸回りに回転可能とされたことを特徴とする請求項1記載の加温装置。
【請求項3】
前記管状部材は、前記一端部から前記他端部に向かって下方に傾斜して配設されるとともに、前記第2固定部材と前記管状部材の前記他端部との間にシール部材が介装されたことを特徴とする請求項2記載の加温装置。
【請求項4】
前記管状部材は、ステンレス製パイプから成ることを特徴とする請求項1記載の加温装置。
【請求項5】
前記駆動手段は、モータを有して構成され、当該モータの駆動力で前記管状部材を軸回りに回転させることを特徴とする請求項1記載の加温装置。
【請求項6】
前記管状部材の外周面において周方向に亘ってリング状ギアが形成されるとともに、前記駆動手段は、前記モータの出力軸と共に回転する駆動ギアと、前記駆動ギア及び前記リング状ギアと嵌合する従動ギアとを有し、前記モータを駆動して前記駆動ギアを回転駆動させることにより、前記従動ギアを介して前記リング状ギアを回転させ、前記管状部材を軸回りに回転させることを特徴とする請求項5記載の加温装置。
【請求項7】
前記管状部材の前記一端部側及び前記他端部側をそれぞれ回転可能に支持する支持ローラを具備したことを特徴とする請求項1記載の加温装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、温室内の農場に設置されて周囲を加温するための加温装置に関するものである。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
例えばビニールハウス内の農場において、温室内を加温して温度を上げるための加温装置が設置されている。従来の加温装置として、例えば特許文献1にて開示されているように、温室内に配管を設置し、その配管に温水を流通させることにより、温室内の温度を上げるものが提案されている。かかる従来の加温装置の配管は、温室内の地表面に沿って配設されているので、農場に植えられた農作物の周囲を加温することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-215182号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来の加温装置によれば、ビニールハウス等の温室内を加温することができるものの、近時において、加温効率をより向上させることが求められており、配管内における温水の流通量に関わらず、効率的に温室内を加温することが要求されるに至っている。
【0005】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、温水の流通量に関わらず、効率的に温室内を加温することができる加温装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1記載の発明は、温室内の農場に設置されて周囲を加温するための加温装置において、一端部から他端部に亘って温水を流通可能な管状部材と、前記管状部材を軸回りに回転させる駆動手段と、を具備し、前記管状部材内に温水を流通させつつ前記駆動手段で前記管状部材を回転することにより温室内を加温可能とされたものである。
【0007】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の加温装置において、前記管状部材の一端部に取り付けられ、前記管状部材内に温水を供給する供給口が形成された第1固定部材と、前記管状部材の他端部に取り付けられ、前記管状部材内を流通した温水を排出する排出口が形成された第2固定部材と、を具備し、固定状態で設置された前記第1固定部材及び前記第2固定部材に対して前記管状部材の前記一端部及び前記他端部が周方向に摺動して軸回りに回転可能とされたことを特徴とする。
【0008】
請求項3記載の発明は、請求項2記載の加温装置において、前記管状部材は、前記一端部から前記他端部に向かって下方に傾斜して配設されるとともに、前記第2固定部材と前記管状部材の前記他端部との間にシール部材が介装されたことを特徴とする。
【0009】
請求項4記載の発明は、請求項1記載の加温装置において、前記管状部材は、ステンレス製パイプから成ることを特徴とする。
【0010】
請求項5記載の発明は、請求項1記載の加温装置において、前記駆動手段は、モータを有して構成され、当該モータの駆動力で前記管状部材を軸回りに回転させることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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