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公開番号
2025171699
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-11-20
出願番号
2024077296
出願日
2024-05-10
発明の名称
苗移植機
出願人
井関農機株式会社
代理人
個人
主分類
A01C
11/02 20060101AFI20251113BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約
【課題】苗移植機が上昇する高さを調整可能にすること。
【解決手段】苗を圃場に植え付ける苗植付装置(208)であって、支点部(14a)を中心として昇降可能に支持された苗植付装置(208)と、圃場の上面の高さに応じて支点部(14a)を中心として苗植付装置(208)を昇降させる昇降装置(13)と、昇降装置(13)と支点部(14a)との間に配置され、昇降装置(13)と支点部(14a)との間隔を調整する調整部材(15)と、を備えることで、苗移植機(1)が上昇する高さを調整できる。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
圃場を走行する走行車体と、
苗を圃場に植え付ける苗植付装置(208)であって、支点部(14a)を中心として昇降可能に支持された前記苗植付装置(208)と、
前記圃場の上面の高さに応じて前記支点部(14a)を中心として前記苗植付装置(208)を昇降させる昇降装置(13)と、
前記昇降装置(13)と前記支点部(14a)との間に配置され、前記昇降装置(13)と前記支点部(14a)との間隔を調整する調整部材(15)と、
を備えたことを特徴とする苗移植機。
続きを表示(約 460 文字)
【請求項2】
前記走行車体の前部に配置され、圃場に接触して圃場の位置を検知する検知部材(64)と、
前記走行車体の後部に配置され、圃場に移植された苗を押さえる鎮圧部材(92)と、
前記検知部材(64)と前記鎮圧部材(92)と前記苗植付装置(208)とを連結する連結部材(32c,38,65,66)であって、前記苗植付装置(208)の昇降に合わせて前記検知部材(64)と前記鎮圧部材(92)とを昇降させる前記連結部材(32c,38,65,66)と、
を備えたことを特徴とする請求項1に記載の苗移植機。
【請求項3】
前記苗植付装置(208)の昇降の規制を行う規制レバー(311)、
を備えたことを特徴とする請求項1に記載の苗移植機。
【請求項4】
前記鎮圧部材(92)の高さを計測する計測部材と、
前記計測部材の計測結果に基づいて、前記鎮圧部材(92)の高さを調整する調整部材と、
を備えたことを特徴とする請求項2に記載の苗移植機。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、作物の苗を圃場に移植する苗移植機に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
さつまいも(かんしょ)等の蔓状の苗を圃場に移植する苗移植機に関し、特許文献1,2に記載の技術が知られている。
特許文献1(特開2022-26070号公報)や特許文献2(特開2002-143906号公報)には、かんしょ苗を移植する苗移植機において、畝の端で旋回する際に、車高を最大車高に上昇させて、畝の損壊を抑制する技術が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-26070号公報
特開2002-143906号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1,2の従来技術では、旋回時には苗移植機の車高を最大車高まで移動させている。ここで、作物の種類や土の状態等によって畝の高さにばらつきがあり、最大車高まで上昇させる従来技術では、上昇しすぎや高さ不足が発生することがあった。すなわち、従来技術では、旋回時に苗移植機が上昇する高さを調整することができず、上昇し過ぎで重心位置が高くなりすぎて作業性、操作性が悪化したり、高さ不足で苗移植装置の各部位(特に、苗植付装置や畝検知ローラ、鎮圧輪等)が畝に接触して畝を損壊させたりする恐れがあった。
【0005】
本発明は、苗移植機が上昇する高さを調整可能にすることを技術的課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の上記課題は、次の解決手段により解決される。
すなわち、請求項1に記載の発明は、圃場を走行する走行車体と、苗を圃場に植え付ける苗植付装置(208)であって、支点部(14a)を中心として昇降可能に支持された前記苗植付装置(208)と、前記圃場の上面の高さに応じて前記支点部(14a)を中心として前記苗植付装置(208)を昇降させる昇降装置(13)と、前記昇降装置(13)と前記支点部(14a)との間に配置され、前記昇降装置(13)と前記支点部(14a)との間隔を調整する調整部材(15)と、を備えたことを特徴とする苗移植機である。
【0007】
請求項2に記載の発明は、前記走行車体の前部に配置され、圃場に接触して圃場の位置を検知する検知部材(64)と、前記走行車体の後部に配置され、圃場に移植された苗を押さえる鎮圧部材(92)と、前記検知部材(64)と前記鎮圧部材(92)と前記苗植付装置(208)とを連結する連結部材(32c,38,65,66)であって、前記苗植付装置(208)の昇降に合わせて前記検知部材(64)と前記鎮圧部材(92)とを昇降させる前記連結部材(32c,38,65,66)と、を備えたことを特徴とする請求項1に記載の苗移植機である。
【0008】
請求項3に記載の発明は、前記苗植付装置(208)の昇降の規制を行う規制レバー(311)を備えたことを特徴とする請求項1に記載の苗移植機である。
【0009】
請求項4に記載の発明は、前記鎮圧部材(92)の高さを計測する計測部材と、前記計測部材の計測結果に基づいて、前記鎮圧部材(92)の高さを調整する調整部材と、を備えたことを特徴とする請求項2に記載の苗移植機である。
【発明の効果】
【0010】
請求項1記載の発明によれば、調整部材(15)で昇降装置(13)と支点部(14a)との間隔を調整することで、苗移植機が上昇する高さを調整可能にすることができる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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