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公開番号2025173851
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-28
出願番号2024079657
出願日2024-05-15
発明の名称ルアー
出願人三恵技研工業株式会社
代理人個人
主分類A01K 85/00 20060101AFI20251120BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】安価で提供することができると共に、海洋環境への負荷を低減することができるルアーを提供する。
【解決手段】マグネシウム合金製の骨格体2と、骨格体2を挟むように設けられる一対のマグネシウム合金製の胴体板3、4を備え、一方の胴体板3と骨格体2とがレーザー溶接で溶接され、他方の胴体板4と骨格体2とがレーザー溶接で溶接され、外表面に表面耐食層5が設けられているルアー1であり、好適にはルアー1におけるマグネシウムの含有量を89質量%~99質量%とする。
【選択図】図2

特許請求の範囲【請求項1】
マグネシウム合金製の骨格体と、前記骨格体を挟むように設けられる一対のマグネシウム合金製の胴体板を備え、
一方の前記胴体板と前記骨格体とが溶接され、
他方の前記胴体板と前記骨格体とが溶接され、
外表面に表面耐食層が設けられていることを特徴とするルアー。
続きを表示(約 660 文字)【請求項2】
一方の前記胴体板と前記骨格体とがレーザー溶接され、
他方の前記胴体板と前記骨格体とがレーザー溶接されていることを特徴とする請求項1記載のルアー。
【請求項3】
マグネシウムの含有量が89質量%~99質量%であることを特徴とする請求項1又は2記載のルアー。
【請求項4】
双方の前記胴体板にスロットが形成され、
前記骨格部の差込部が前記スロットに外側に突出するように差し込まれ、
前記差込部と前記スロットの周縁が溶接されていることを特徴とする請求項1又は2記載のルアー。
【請求項5】
前記骨格体を構成する複数の骨格材と、前記一方の胴体板と、前記他方の胴体板とがプレス成形材であることを特徴とする請求項1又は2記載のルアー。
【請求項6】
前記骨格体が上下に間隔を開けて対向配置される上側骨格板と下側骨格板とからなり、
前記上側骨格板と前記下側骨格板とがルアー前後方向を長手方向とする略楕円形で形成され、
前記一方の胴体板と前記他方の胴体板とが前記上側骨格板と前記下側骨格板を挟んで左右に配置され、
前記一方の胴体板側に配置される前記上側骨格板の周縁の一部と前記下側骨格板の周縁の一部が前記一方の胴体板に溶接され、
前記他方の胴体板側に配置される前記上側骨格板の周縁の一部と前記下側骨格板の周縁の一部が前記他方の胴体板に溶接されていることを特徴とする請求項1又は2記載のルアー。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、魚釣りに用いられるルアーに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来、魚釣りに用いられるルアーとして合成樹脂製のルアーが知られている。このような合成樹脂製のルアーとして、特許文献1には、障害物に衝突しても高い強度を発揮し、破損を防止できるようにするため、ルアー外周に沿って金属フレームを設け、金属フレームの頭部側に重りを固定し、金属フレームと重りを埋設するようにして合成樹脂製のボディを設けたものが開示されている。尚、特許文献2-4にはマグネシウム合金の表面処理に関する技術の開示がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2002-176884号公報
特開平7-126858号公報
特開2005-146391号公報
特開2013-189660号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、近年の海洋マイクロプラスチック問題の深刻化により、海洋環境に配慮した材料で形成されたルアーとすることが急務となっている。海洋環境への負荷を低減するため、通常の合成樹脂に代え生分解性プラスチックを材料に用いてルアーを形成することも考えられるが、生分解性プラスチックはいまだ高価であるため、ルアーの製造コストが高くなるという問題を生ずる。そのため、安価で海洋環境への負荷を低減できるルアーが求められている。
【0005】
本発明は上記課題に鑑み提案するものであり、安価で提供することができると共に、海洋環境への負荷を低減することができるルアーを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明のルアーは、マグネシウム合金製の骨格体と、前記骨格体を挟むように設けられる一対のマグネシウム合金製の胴体板を備え、一方の前記胴体板と前記骨格体とが溶接され、他方の前記胴体板と前記骨格体とが溶接され、外表面に表面耐食層が設けられていることを特徴とする。
これによれば、安価なマグネシウム合金製の骨格体と、安価なマグネシウム合金製の一対の胴体板とでルアーを構成することにより、製造コストが低い安価なルアーを提供することができる。また、マグネシウム合金のマグネシウムは海水に時間をかけて溶解され、海水の成分となっていくことから、合成樹脂製のルアーと異なり海洋環境への負荷を低減することができる。また、マグネシウム合金はプラスチックに近い重さで軽量であることから、キャスティング時やリールの巻込み時の良好な使い心地を確保することができる。また、外表面に表面耐食層を設けることにより、海水腐食を抑制し、ルアーに必要な耐食性を確保することができる。
【0007】
本発明のルアーは、一方の前記胴体板と前記骨格体とがレーザー溶接され、他方の前記胴体板と前記骨格体とがレーザー溶接されていることを特徴とする。
これによれば、一方の胴体板と骨格体、他方の胴体板と骨格体を必要且つ十分な適度な溶接範囲で正確に溶接することができる。また、レーザー溶接によって溶接時の入熱を減らし、一方の胴体板と他方の胴体板と骨格体が溶接時に熱変形することを抑制できる。
【0008】
本発明のルアーは、マグネシウムの含有量が89質量%~99質量%であることを特徴とする。
これによれば、ルアーの大部分が海水に時間をかけて溶解されることから、海洋環境への負荷を大幅に低減することができる。
【0009】
本発明のルアーは、双方の前記胴体板にスロットが形成され、前記骨格部の差込部が前記スロットに外側に突出するように差し込まれ、前記差込部と前記スロットの周縁が溶接されていることを特徴とする。
これによれば、スロットの周縁の高さに違いが生じている場合にも、骨格部の差込部の突出部分を溶かすように溶接することにより、スロット周辺に隙間が発生することなく良好な溶接部を形成することができる。また、スロットに差込部を差し込むことにより、溶接作業に先立って、一方の胴体板と骨格体、他方の胴体板と骨格体の位置合わせを容易化することができる。
【0010】
本発明のルアーは、前記骨格体を構成する複数の骨格材と、前記一方の胴体板と、前記他方の胴体板とがプレス成形材であることを特徴とする。
これによれば、骨格体を構成する複数の骨格材と、一方の胴体板と、他方の胴体板を高い製造効率で安価に製造することができ、ルアーの製造効率の向上と製造コストの低減を図ることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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