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公開番号2025120753
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-18
出願番号2024015824
出願日2024-02-05
発明の名称施工工程設定方法及び施工工程設定プログラム
出願人鹿島建設株式会社
代理人弁理士法人後藤特許事務所
主分類G06Q 50/08 20120101AFI20250808BHJP(計算;計数)
要約【課題】コンクリート構造物を施工するための工程を容易に設定する。
【解決手段】施工工程設定方法は、コンクリート構造物1を構成する複数のブロック体Bの打設順序を判定する打設順序判定ステップと、ブロック体Bを施工する際に設けられる仮設部材をブロック体B毎に設定する仮設部材設定ステップと、仮設部材の設置範囲、仮設部材の設置及び撤去における歩掛、及び、予め設定された基本コンクリート打設工順に基づいてコンクリート構造物1の施工工程を演算する工程演算ステップと、を含み、ブロック体Bに対して設定された仮設部材には、当該ブロック体Bの打設順序を含むブロック体Bとの関連性を示す属性が付与され、工程演算ステップでは、属性に応じて仮設部材を設置する時期及び撤去する時期が演算される。
【選択図】図10
特許請求の範囲【請求項1】
コンクリート構造物を施工するための工程を設定する施工工程設定方法であって、
前記コンクリート構造物を構成する複数のブロック体の打設順序を判定する打設順序判定ステップと、
前記ブロック体を施工する際に設けられる仮設部材を前記ブロック体毎に設定する仮設部材設定ステップと、
演算された前記仮設部材の設置範囲、前記仮設部材の設置及び撤去における歩掛、及び、予め設定された基本コンクリート打設工順に基づいて前記コンクリート構造物の施工工程を演算する工程演算ステップと、を含み、
前記ブロック体に対して設定された前記仮設部材には、当該ブロック体の打設順序を含む前記ブロック体との関連性を示す属性が付与され、
前記工程演算ステップでは、前記属性に応じて前記仮設部材を設置する時期及び撤去する時期が演算される、
施工工程設定方法。
続きを表示(約 680 文字)【請求項2】
前記属性には、前記仮設部材の設置状態が含まれ、
前記歩掛は、前記設置状態に応じて異なる、
請求項1に記載の施工工程設定方法。
【請求項3】
複数の前記ブロック体の打設順序は、鉛直方向における前記ブロック体の重なり状態に基づいて設定される、
請求項1に記載の施工工程設定方法。
【請求項4】
前記属性には、前記仮設部材が前記コンクリート構造物の内側及び外側の何れに設置されるものであるかという情報が含まれる、
請求項1に記載の施工工程設定方法。
【請求項5】
コンクリート構造物を施工するための工程を設定する施工工程設定プログラムであって、
コンピュータに、
前記コンクリート構造物を構成する複数のブロック体の打設順序を判定する打設順序判定ステップと、
前記ブロック体を施工する際に設けられる仮設部材を前記ブロック体毎に設定する仮設部材設定ステップと、
演算された前記仮設部材の設置範囲、前記仮設部材の設置及び撤去における歩掛、及び、予め設定された基本コンクリート打設工順に基づいて前記コンクリート構造物の施工工程を演算する工程演算ステップと、を実行させ、
前記ブロック体に対して設定された前記仮設部材には、当該ブロック体の打設順序を含む前記ブロック体との関連性を示す属性が付与され、
前記工程演算ステップでは、前記属性に応じて前記仮設部材を設置する時期及び撤去する時期が演算される、
施工工程設定プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、コンクリート構造物を施工するための工程を設定する施工工程設定方法及び施工工程設定プログラムに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、建造物の設計データに基づいて、建造物を施工する際の作業計画等を作成する施工計画管理システムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平7-247688号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載される施工計画管理システムでは、作業計画等を作成するために、建造物の三次元データに加えて、型枠等の仮設部材の三次元データを予め入力する必要がある。このため、建造物の形状が複雑になるほど、仮設部材の三次元データの作成に時間がかかるとともに、作成されたデータの内容の確認においても多大な労力を要することになる。また、仮設部材の三次元データに入力誤りや入力漏れがあった場合、正確な作業計画を作成することができず、実際の作業との間にずれが生じ、結果として、建造物の施工期間が想定よりも長くなるおそれがある。
【0005】
本発明は、コンクリート構造物を施工するための工程を容易に設定することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、コンクリート構造物を施工するための工程を設定する施工工程設定方法であって、コンクリート構造物を構成する複数のブロック体の打設順序を判定する打設順序判定ステップと、ブロック体を施工する際に設けられる仮設部材をブロック体毎に設定する仮設部材設定ステップと、演算された仮設部材の設置範囲、仮設部材の設置及び撤去における歩掛、及び、予め設定された基本コンクリート打設工順に基づいてコンクリート構造物の施工工程を演算する工程演算ステップと、を含み、ブロック体に対して設定された仮設部材には、当該ブロック体の打設順序を含むブロック体との関連性を示す属性が付与され、工程演算ステップでは、属性に応じて仮設部材を設置する時期及び撤去する時期が演算される。
【0007】
また、本発明は、コンクリート構造物を施工するための工程を設定する施工工程設定プログラムであって、コンピュータに、コンクリート構造物を構成する複数のブロック体の打設順序を判定する打設順序判定ステップと、ブロック体を施工する際に設けられる仮設部材をブロック体毎に設定する仮設部材設定ステップと、演算された仮設部材の設置範囲、仮設部材の設置及び撤去における歩掛、及び、予め設定された基本コンクリート打設工順に基づいてコンクリート構造物の施工工程を演算する工程演算ステップと、を実行させ、ブロック体に対して設定された仮設部材には、当該ブロック体の打設順序を含むブロック体との関連性を示す属性が付与され、工程演算ステップでは、属性に応じて仮設部材を設置する時期及び撤去する時期が演算される。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、コンクリート構造物を施工するための工程を容易に設定することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の実施形態に係る施工工程設定方法が適用されるコンクリート構造物の一例を示した図である。
本発明の実施形態に係る施工工程設定方法で実行される工程を示したフローチャートである。
コンクリート構造物をブロック体に分割する工程について説明するための図である。
ブロック体(底版部)の施工に必要な仮設部材を設定する工程について説明するための図である。
図4のA-A線に沿う断面を示す断面図である。
ブロック体(壁部)の施工に必要な仮設部材を設定する工程について説明するための図である。
図6のB-B線に沿う断面を示す断面図である。
ブロック体(頂版部)の施工に必要な仮設部材を設定する工程について説明するための図である。
図8のC-C線に沿う断面を示す断面図である。
本発明の実施形態に係る施工工程設定方法により演算される施工工程表の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照して、本発明の実施形態に係る施工工程設定方法及び施工工程設定プログラムについて説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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