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公開番号2025134000
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-11
出願番号2025119327
出願日2025-07-16
発明の名称表変換編集支援システム
出願人個人
代理人
主分類G06V 30/412 20220101AFI20250904BHJP(計算;計数)
要約【課題】帳票情報を含む画像データを表形式に変換し、編集・出力・連携を一括で実現する支援構成が求められていた。従来は手書きや印字を問わず罫線認識が困難で、変換後の修正や整形も煩雑であったほか、再利用や外部連携の柔軟性に欠けるという課題があった。
【解決手段】本発明は、帳票画像から文字列や罫線を解析し、行列構造を再構成する変換モジュール、視覚的編集が可能なユーザーUI、手書き対応や項目分類、CSV・PDF出力、クラウド保存、他システム連携機構を含む表変換編集支援システムを提供する。
【選択図】なし

特許請求の範囲【請求項1】
帳票情報を含む画像データを入力とし、該画像内の行列構造または区画情報を解析して表形式データに自動変換する表変換支援システムであって、画像入力手段と、画像内の文字列および罫線を認識する構造解析モジュールと、前記認識結果に基づいて行列構成を再構成する変換モジュールと、前記表形式データを編集可能なユーザーインターフェース上に出力する出力手段とを備えることを特徴とする表変換編集支援システムである。
続きを表示(約 680 文字)【請求項2】
請求項1に記載の表変換編集支援システムにおいて、前記構造解析モジュールは、手書きまたは印字による入力のいずれにも対応し、セルの区切り、結合、行列幅、高さの判定を自動で実行することを特徴とする表変換編集支援システムである。
【請求項3】
請求項1または2に記載の表変換編集支援システムにおいて、前記ユーザーインターフェースは、セルの修正、挿入、削除、区切り変更、結合、文字修正を可能とし、変換結果を視覚的に確認・編集可能とする編集支援機構を備えることを特徴とする表変換編集支援システムである。
【請求項4】
請求項1から3のいずれかに記載の表変換編集支援システムにおいて、前記システムは、変換された表形式データをエクセル形式、PDF形式またはCSV形式としてエクスポート可能な出力変換手段を備えることを特徴とする表変換編集支援システムである。
【請求項5】
請求項1から4のいずれかに記載の表変換編集支援システムにおいて、前記構造解析モジュールは、表内の項目名またはラベル情報を自動認識し、曜日、日付、職員名、役割、勤務時間等のカテゴリに分類する項目識別機能を備えることを特徴とする表変換編集支援システムである。
【請求項6】
請求項1から5のいずれかに記載の表変換編集支援システムにおいて、前記システムは、変換後の表形式データをクラウド上に保存し、他の勤務調整システムまたは帳票生成システムと連携可能なデータ出力構造を備えることを特徴とする表変換編集支援システムである。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、帳票情報を含む画像データから表形式データを抽出・変換・編集可能にする技術に関し、特に帳票画像から構造情報を解析して自動的に表データ化し、ユーザーが視覚的に編集できる表変換編集支援システムに関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来、紙帳票やスキャン画像に記載された表形式データをデジタル化する作業は、手動で表構造を認識し、エクセルなどに再入力する必要があり、多大な時間と労力を要した。特に、手書きや罫線不明瞭な画像ではOCR処理精度が低く、整形や修正作業が煩雑であった。また、変換後のデータを編集・再利用するには専門的なソフトウェアが必要であり、一般ユーザーにとっては利便性に欠けるものであった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6918740号公報
特許第6481282号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
帳票画像から表形式データを正確に抽出・整形し、編集可能な状態で出力するには、文字列や罫線の認識精度向上、行列構造の再構成、セル編集の直感的支援、形式の柔軟な出力、および他システムとの連携対応などが求められる。本発明は、画像データから自動的に表形式データを変換し、ユーザーによる視覚的な修正・編集を支援し、業務帳票の効率的なデジタル化を実現するシステムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、帳票情報を含む画像データを入力とし、該画像内の行列構造または区画情報を解析して表形式データに自動変換する表変換支援システムであって、画像入力手段と、画像内の文字列および罫線を認識する構造解析モジュールと、前記認識結果に基づいて行列構成を再構成する変換モジュールと、前記表形式データを編集可能なユーザーインターフェース上に出力する出力手段とを備える。
【0006】
構造解析モジュールは、手書きまたは印字による入力のいずれにも対応し、セルの区切り、結合、行列幅、高さの判定を自動で実行する。また、項目名やラベル情報を認識し、曜日、日付、職員名、役割、勤務時間等のカテゴリに分類可能な項目識別機能を備える。
【0007】
ユーザーインターフェースは、セルの修正、挿入、削除、区切り変更、結合、文字修正などを可能とし、変換結果を視覚的に確認・編集できる編集支援機構を有する。
【0008】
変換された表形式データは、エクセル形式、PDF形式、CSV形式としてエクスポートする出力変換手段を備え、さらに、クラウド上に保存し、他の勤務調整システムまたは帳票生成システムと連携可能なデータ出力構造を含む。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、帳票画像データを簡易かつ高精度に表形式データとして変換し、視覚的かつ柔軟に編集できるため、従来の手入力・再構成作業を大幅に省力化することができる。また、エクスポート形式や他システム連携に対応することで、業務フロー全体の効率化とペーパーレス化を促進し、汎用性と拡張性に優れた帳票処理基盤を提供することが可能となる。

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