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公開番号2025123858
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-25
出願番号2024019596
出願日2024-02-13
発明の名称環境制御システム及び環境制御方法
出願人鹿島建設株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類F24F 11/80 20180101AFI20250818BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】 互いに関連する複数の領域の温熱環境を適切に制御する。
【解決手段】 環境制御システム10は、互いに関連する複数の領域の温熱環境を制御するシステムであって、複数の領域毎の温熱環境に係る制御用情報を取得する取得部11と、取得部11によって取得された複数の領域の制御用情報を互いに比較して、複数の領域の少なくとも何れかについて温熱環境の制御に係る設定値を設定する設定部12とを備える。
【選択図】 図1


特許請求の範囲【請求項1】
互いに関連する複数の領域の温熱環境を制御する環境制御システムであって、
前記複数の領域毎の温熱環境に係る制御用情報を取得する取得手段と、
前記取得手段によって取得された前記複数の領域の制御用情報を互いに比較して、前記複数の領域の少なくとも何れかについて温熱環境の制御に係る設定値を設定する設定手段と、
を備える環境制御システム。
続きを表示(約 600 文字)【請求項2】
前記取得手段は、前記制御用情報として、前記領域の利用者によって設定された、前記温熱環境の制御に係る設定値を取得する請求項1に記載の環境制御システム。
【請求項3】
前記設定手段は、前記複数の領域についての前記設定値が、予め設定した大きさのレンジに含まれるように、当該設定値を設定する請求項1又は2に記載の環境制御システム。
【請求項4】
前記設定手段は、前記制御用情報に応じて、段階的に前記設定値を設定する請求項1又は2に記載の環境制御システム。
【請求項5】
前記取得手段は、前記制御用情報として、前記領域の利用者の温熱環境の好みを示す情報を取得する請求項1又は2に記載の環境制御システム。
【請求項6】
前記設定手段は、前記設定値として、空間の温度を設定する請求項1又は2に記載の環境制御システム。
【請求項7】
互いに関連する複数の領域の温熱環境を制御する環境制御システムの動作方法である環境制御方法であって、
前記複数の領域毎の温熱環境に係る制御用情報を取得する取得ステップと、
前記取得ステップにおいて取得された前記複数の領域の制御用情報を互いに比較して、前記複数の領域の少なくとも何れかについて温熱環境の制御に係る設定値を設定する設定ステップと、
を含む環境制御方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、空間の温熱環境を制御する環境制御システム及び環境制御方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
現在広く普及しているオープンオフィス(仕切りのない大部屋事務所を多くの人が共有しているオフィス)の空調システムでは、仮想的に空間を区切った空調ゾーン毎の空調が行われる。例えば、空調ゾーン毎にセンサと空調制御装置(ターミナルユニット)を設けて、そのセンサの値が設定値となるように空調制御装置によって供給熱量が調整される。
【0003】
このような空調システムとして一般的に用いられているものとして、単一ダクト変風量空調システム(VAVシステム)がある(例えば、特許文献1参照)。VAVシステムでは、空調ゾーン毎に温度センサがあり、そのセンサの測定値が予め設定した温度設定値となるように、VAVユニット空調空気の供給量(風量)が調節される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-76508号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
オープンオフィスでは複数の空調ゾーンは隣接して存在するが、VAVシステムでは、一般的に制御の安定性及び簡便さの観点から、それぞれの空調ゾーンは独立して制御される。例えば、空調ゾーン毎に温度設定値が互いに独立して設定されて、温度設定値に基づく制御が行われる。そのため、隣接する空調ゾーンと比べて、極端に温度が高い又は低い等の不合理な状況になることがある。この状況では、複数のターミナルユニット(例えば、VAVシステムのVAVユニット)間でアンバランスな負荷が発生する。これによって、室内環境及びエネルギー効率に悪影響が生じる。例えば、アンバランスが生じている空調ゾーンでは、給気温度が低すぎて冷房過剰となったり、給気温度が高すぎてファンの動力過多になったりする。
【0006】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、互いに関連する複数の領域の温熱環境を適切に制御することができる環境制御システム及び環境制御方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本発明に係る環境制御システムは、互いに関連する複数の領域の温熱環境を制御する環境制御システムであって、複数の領域毎の温熱環境に係る制御用情報を取得する取得手段と、取得手段によって取得された複数の領域の制御用情報を互いに比較して、複数の領域の少なくとも何れかについて温熱環境の制御に係る設定値を設定する設定手段と、を備える。
【0008】
本発明に係る環境制御システムでは、複数の領域の制御用情報が互いに比較されて、複数の領域の少なくとも何れかについて温熱環境の制御に係る設定値が設定される。従って、各領域の温熱環境の制御は、互いに関連する別の領域の温熱環境に係る状況に応じて行われる。この結果、本発明に係る環境制御システムによれば、互いに関連する複数の領域の温熱環境を適切に制御することができる。
【0009】
取得手段は、制御用情報として、領域の利用者によって設定された、温熱環境の制御に係る設定値を取得することとしてもよい。この構成によれば、領域の利用者によって設定された設定値に応じて、互いに関連する複数の領域の温熱環境を適切に制御することができる。
【0010】
設定手段は、複数の領域についての設定値が、予め設定した大きさのレンジに含まれるように、当該設定値を設定することとしてもよい。この構成によれば、互いに関連する複数の領域の温熱環境を確実かつ適切に制御することができる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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