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公開番号2025155419
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-14
出願番号2024059242
出願日2024-04-01
発明の名称接続方法および接続構造
出願人鹿島建設株式会社
代理人個人
主分類E02D 27/12 20060101AFI20251006BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約【課題】プレキャスト上部工の施工を容易とできる斜杭とプレキャスト上部工の接続方法等を提供する。
【解決手段】接続構造10は、管状の斜杭4とコンクリート製のプレキャスト上部工2とを接続するものである。プレキャスト上部工2には、斜杭4に沿った傾斜を有する孔24が設けられ、斜杭4の上端部には仮受管12が設けられる。仮受管12のフランジ121の上にプレキャスト上部工2が載置され、プレキャスト上部工2の孔24および斜杭4の上端部の内側に、充填材Fが充填される。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
管状の斜杭とコンクリート製のプレキャスト上部工との接続方法であって、
前記プレキャスト上部工には、前記斜杭に沿った傾斜を有する孔が設けられ、
前記斜杭の上端部に、前記プレキャスト上部工を載置する載置面を有する仮受管を設ける工程と、
前記仮受管の前記載置面に、前記プレキャスト上部工を載置する工程と、
前記孔と前記斜杭の上端部に充填材を充填し、前記プレキャスト上部工を前記斜杭に対して固定する工程と、
を有することを特徴とする接続方法。
続きを表示(約 690 文字)【請求項2】
前記孔の内面に沿って鞘管が設けられ、
前記載置面は、前記仮受管の上端に設けられたフランジの上面であり、
前記充填材を充填する前に、前記鞘管を前記フランジに固定することを特徴とする請求項1記載の接続方法。
【請求項3】
前記仮受管は前記斜杭に沿った傾斜を有し、前記斜杭の上端部に外嵌され、
前記仮受管の内面にプレートが設けられ、
前記斜杭の上端部に、前記仮受管を設けた後、前記斜杭の上端部を前記プレートに固定することを特徴とする請求項1記載の接続方法。
【請求項4】
前記仮受管は前記斜杭に沿った傾斜を有し、前記斜杭の上端部に外嵌され、
前記斜杭の上端部に前記仮受管を設ける際、前記仮受管と前記斜杭の間にくさびを挿入することを特徴とする請求項1記載の接続方法。
【請求項5】
管状の斜杭とコンクリート製のプレキャスト上部工との接続構造であって、
前記プレキャスト上部工には、前記斜杭に沿った傾斜を有する孔が設けられ、
前記斜杭の上端部に、前記プレキャスト上部工を載置する載置面を有する仮受管が設けられ、
前記仮受管の前記載置面に、前記プレキャスト上部工が載置され、
前記孔と前記斜杭の上端部に充填材が充填されることで、前記プレキャスト上部工が前記斜杭に対して固定されたことを特徴とする接続構造。
【請求項6】
前記接続構造は、港湾の桟橋における斜杭とプレキャスト上部工の接続構造であることを特徴とする請求項5記載の接続構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、斜杭とプレキャスト上部工の接続方法および接続構造等に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
船舶の係留等に利用される桟橋は、上部工を杭によって支持する構造となっている。この杭として斜杭を用いることで、水平力に対して効果的に抵抗させることができ、ブレース等による杭の補強を省略することができる。
【0003】
上部工はコンクリートの現場打設によって構築することもできるが、潮位や波浪等の気象・海象条件の影響を強く受けるため、工程遅延のリスクや、品質および環境面への影響リスクがある。また、操業中の民間施設における桟橋更新では工事期間が長くなることで、操業活動に支障が出る恐れがある。そのため、工期短縮、施工の合理化、品質向上や安全性確保を図る観点から、特許文献1のようにコンクリート製のプレキャスト上部工が用いられることがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-152089号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
プレキャスト上部工による桟橋の施工時には、先行打設した杭の上からプレキャスト上部工を鉛直下方に吊り降ろし、プレキャスト上部工と杭とを接続するが、この際問題となるのが、斜杭とプレキャスト上部工の接続部である。通常、プレキャスト上部工には杭を挿入するため杭径に施工誤差を加えた程度の大きさの孔が設けられるが、斜杭の場合、杭が斜めになっている分、杭挿入用の孔を大きくする必要があり、孔が大きくなったことによる補強等の後施工で時間を要する。
【0006】
一方、特許文献1では、屈曲形状の接合用部材を用いて斜杭とプレキャスト上部工の接続を行っており、接合用部材の傾斜部分を斜杭の杭頭部に挿入して固定した上で、プレキャスト上部工の孔に接合用部材の鉛直部分を挿入し、当該孔に充填材を充填した構造としている。これにより、斜杭とプレキャスト上部工の接続部においても、プレキャスト上部工の孔の径を小さくできる。
【0007】
しかしながら、いずれの場合でも、斜杭あるいは斜杭に取り付けた接合用部材をプレキャスト上部工の孔に挿入する際に、斜杭や接合用部材が孔の内面に接触するおそれがあり、プレキャスト上部工の施工面での課題がある。
【0008】
本発明は上記の問題に鑑みてなされたものであり、プレキャスト上部工の施工を容易とできる斜杭とプレキャスト上部工の接続方法等を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前述した課題を解決するための第1の発明は、管状の斜杭とコンクリート製のプレキャスト上部工との接続方法であって、前記プレキャスト上部工には、前記斜杭に沿った傾斜を有する孔が設けられ、前記斜杭の上端部に、前記プレキャスト上部工を載置する載置面を有する仮受管を設ける工程と、前記仮受管の前記載置面に、前記プレキャスト上部工を載置する工程と、前記孔と前記斜杭の上端部に充填材を充填し、前記プレキャスト上部工を前記斜杭に対して固定する工程と、を有することを特徴とする接続方法である。
【0010】
本発明によれば、斜杭の上端部に仮受管を設けたうえで、仮受管の載置面の上にプレキャスト上部工を載置するため、プレキャスト上部工の設置時に、斜杭が上部工の孔の内面に接触することがない。そのため、プレキャスト上部工を容易に設置でき、施工性が良い。
(【0011】以降は省略されています)

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