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公開番号2025168106
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-07
出願番号2024073242
出願日2024-04-26
発明の名称打設監視システム、ガイド装置、および打設監視方法
出願人清水建設株式会社,計測ネットサービス株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類E02D 13/06 20060101AFI20251030BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約【課題】打設対象物体の傾斜または位置ずれの予兆を監視することで、打設精度をより向上させることができるようにする。
【解決手段】実施形態の打設監視システム1は、打設する対象部材を支持する支持部材と、前記支持部材に作用する反力を計測する反力計測部120と、前記反力計測部120により計測された反力情報を含む情報をユーザに提供する提供部250と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
打設する対象部材を支持する支持部材と、
前記支持部材に作用する反力を計測する反力計測部と、
前記反力計測部により計測された反力情報を含む情報をユーザに提供する提供部と、
を備える打設監視システム。
続きを表示(約 810 文字)【請求項2】
前記反力情報に基づいて、前記対象部材の傾斜および/または位置ずれが発生する予兆を検出する制御部を更に備え、
前記提供部は、前記制御部により検出された予兆に基づく情報を提供する、
請求項1に記載の打設監視システム。
【請求項3】
前記対象部材は、継手が設けられた鋼管矢板であり、
前記支持部材は、相対する方向から前記継手を挟むように当接し、前記鋼管矢板の移動によって回転する一対のガイドローラであり、
前記反力計測部は、前記一対のガイドローラのそれぞれに作用する反力を計測する、
請求項1に記載の打設監視システム。
【請求項4】
前記ガイドローラは、前記鋼管矢板の両側の継手に対して設置されると共に、前記鋼管矢板の打設方向の少なくとも2箇所の異なる位置に設置される、
請求項3に記載の打設監視システム。
【請求項5】
前記反力計測部は、前記ガイドローラを支持する剛体の歪みに応じて前記ガイドローラに作用する反力を取得する、
請求項3に記載の打設監視システム。
【請求項6】
前記提供部は、前記対象部材が傾斜または位置ずれをしている場合と、前記傾斜または位置ずれの予兆を検出した場合とで、異なる警告情報を提供する、
請求項1に記載の打設監視システム。
【請求項7】
打設する対象部材を支持する支持部材と、
前記支持部材に作用する反力を計測する反力計測部と、
前記反力計測部により計測される反力情報を含む情報を外部装置に送信する通信部と、
を備えるガイド装置。
【請求項8】
打設する対象部材を支持する支持部材に作用する反力を計測し、
計測した反力情報を含む情報をユーザに提供する、
打設監視方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、打設監視システム、ガイド装置、および打設監視方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来では、杭材等の打設対象部材を打設する場合に、予め決められた位置および方向に精度良く設置するための様々な技術が提案されている。例えば、特許文献1には、杭材の長さ方向に沿って2箇所で杭材を摺動可能に挟持することで、振動式杭打機によって打設される際の杭材のブレを防止して杭材の打設精度を向上させる打設用定規が提案されている。また、特許文献2には、複数のローラのそれぞれをケーシング外周に当接させることで、ケーシングの直進性を維持したまま一定の打設方向にガイドするケーシングガイド装置が提案されている。また従来では、打設対象部材を導材の一部に沿わせると共に、打設中に作業員が計測機器を用いて打設対象部材の傾斜や位置を2方向から計測し、打設精度を随時確認している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2009-264003号公報
特開2014-070469号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、打設対象部材は、打設(打ち込み)によって移動するため、従来では導材に固定や拘束がされておらず、ただ沿わせているだけであるため、打設中に傾斜や位置ずれ(例えば、杭芯ずれ)が生じやすい。また、計測により実際に傾斜や位置ずれが計測された場合には、打設のやり直しや修正の作業が必要となるが、すでに地中に打設している場合には、その作業負担が大きくなってしまう。したがって、打設対象物の傾斜や位置ずれの発生の予兆を事前に検出できるような仕組みが望まれていた。
【0005】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、打設対象物体の傾斜または位置ずれの予兆が監視することで、打設精度をより向上させることができる打設監視システム、ガイド装置、および打設監視方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、本発明の一態様は、打設する対象部材を支持する支持部材と、前記支持部材に作用する反力を計測する反力計測部と、前記反力計測部により計測された反力情報を含む情報をユーザに提供する提供部と、を備える打設監視システムである。
【0007】
また、本発明の一態様は、打設する対象部材を支持する支持部材と、前記支持部材に作用する反力を計測する反力計測部と、前記反力計測部により計測される反力情報を含む情報を外部装置に送信する通信部と、を備えるガイド装置である。
【0008】
また、本発明の一態様は、打設する対象部材を支持する支持部材に作用する反力を計測し、計測した反力情報を含む情報をユーザに提供する、打設監視方法である。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、打設対象物体の傾斜または位置ずれの予兆を監視することで、打設精度をより向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施形態の打設監視システムの概略構成の一例を示す図である。
ガイド装置100の設置状況について説明するための図である。
ガイド装置100による継手32の支持内容について説明するための図である。
上下2段に設けたガイド装置によって継手32が支持される様子を説明するための図(その1)である。
上下2段に設けたガイド装置によって継手32が支持される様子を説明するための図(その2)である。
ガイド装置100の機能構成の一例を示す図である。
サーバ装置200の機能構成の一例を示す図である。
端末装置300の機能構成の一例を示す図である。
ユーザに提供される監視画像IM10の一例を示す図である。
打設監視システム1によって実行される処理の一例を示すシーケンス図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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