TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025155127
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-14
出願番号2024058598
出願日2024-04-01
発明の名称建設機械
出願人日本車輌製造株式会社
代理人個人,個人
主分類E02F 9/16 20060101AFI20251006BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約【課題】簡単な操作で踏み部材の位置調整が可能なフットレストを備えた建設機械を提供する。
【解決手段】フットレストは、円形断面を有する軸状の踏み部材25と、運転席前方の床上に設けられ、踏み部材の両端部を挿通支持する支持孔26が設けられた左右一対の支持腕27と、支持孔に支持された状態の踏み部材に対して軸まわりの回転を与える操作部とを有し、踏み部材の両端部は、それぞれ円形断面の外周を2箇所切除して互いに平行な2つの平面部25a,25aが設けられ、支持孔の輪郭形状は、円形断面の直径Dに対応した直径を有する複数の円(第1円,第2円,第3円)の円周を一部重複させて運転席前後方向に配列し、隣り合う円の円周が連なるように、互いに平行な上下2つの直線を介して連接させた輪郭形状であり、上下2つの直線間の距離Lは、2つの平面部間の距離Wよりも大きく、かつ、円形断面の直径Dよりも小さい。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
下部走行体と、
該下部走行体の上部に旋回可能に設けられた上部旋回体と、
該上部旋回体の前部に設けられた作業装置と、
前記上部旋回体に搭載され、内部に運転席及び該運転席に座ったオペレータが足を載せるフットレストが設けられたキャブと、
を備えた建設機械において、
前記フットレストは、
円形断面を有する軸状の踏み部材と、
前記運転席前方の床上に設けられ、前記踏み部材の両端部を挿通支持する支持孔が設けられた左右一対の支持腕と、
前記支持孔に支持された状態の前記踏み部材に対して軸まわりの回転を与える操作部と、を有し、
前記踏み部材の両端部は、それぞれ前記円形断面の外周を2箇所切除して互いに平行な2つの平面部が設けられ、
前記支持孔の輪郭形状は、前記円形断面の直径に対応した直径を有する複数の円の円周を一部重複させて運転席前後方向に配列し、隣り合う円の円周が連なるように、互いに平行な上下2つの直線を介して連接させた輪郭形状であり、
前記上下2つの直線間の距離は、前記2つの平面部間の距離よりも大きく、かつ、前記円形断面の直径よりも小さいことを特徴とする建設機械。
続きを表示(約 350 文字)【請求項2】
前記操作部は、前記平面部と平行な板面を有する一対の板片を前記踏み部材の左右両端部に固着してなり、
前記板片は、前記踏み部材の軸端面から軸方向へ突出する軸方向突出部と、前記踏み部材の外周面から径方向へ突出する径方向突出部とを有し、前記床の床面に対して前記板面を垂直にした状態で、前記径方向突出部が前記支持腕の一側部に当接して前記踏み部材の軸方向の移動を規制することを特徴とする請求項1記載の建設機械。
【請求項3】
前記径方向突出部は、前記踏み部材の径方向一方側の外周面のみから突出することを特徴とする請求項2記載の建設機械。
【請求項4】
前記踏み部材は、丸パイプ材で形成されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載の建設機械。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、建設機械に関し、詳しくは、オペレータの足を載せるフットレストを備えた建設機械に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
杭打機やクレーン、油圧ショベルなどの建設機械のキャブ内には、運転席前方の床上にフットレストが設けられており、運転席に着座したオペレータがその両足を載せた状態で各種操作を行うようになっている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-90032号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、オペレータの脚長には長短の個人差がある。そのため、比較的小柄なオペレータの場合、フットレストに足を載せるとき、足が踏み部材(踏面部材)に届かないかあるいは足裏が十分当接できないという不都合があった。
【0005】
そこで本発明は、簡単な操作で踏み部材の位置調整が可能なフットレストを備えた建設機械を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本発明の建設機械は、下部走行体と、該下部走行体の上部に旋回可能に設けられた上部旋回体と、該上部旋回体の前部に設けられた作業装置と、前記上部旋回体に搭載され、内部に運転席及び該運転席に座ったオペレータが足を載せるフットレストが設けられたキャブと、を備えた建設機械において、前記フットレストは、円形断面を有する軸状の踏み部材と、前記運転席前方の床上に設けられ、前記踏み部材の両端部を挿通支持する支持孔が設けられた左右一対の支持腕と、前記支持孔に支持された状態の前記踏み部材に対して軸まわりの回転を与える操作部と、を有し、前記踏み部材の両端部は、それぞれ前記円形断面の外周を2箇所切除して互いに平行な2つの平面部が設けられ、前記支持孔の輪郭形状は、前記円形断面の直径に対応した直径を有する複数の円の円周を一部重複させて運転席前後方向に配列し、隣り合う円の円周が連なるように、互いに平行な上下2つの直線を介して連接させた輪郭形状であり、前記上下2つの直線間の距離は、前記2つの平面部間の距離よりも大きく、かつ、前記円形断面の直径よりも小さいことを特徴としている。
【0007】
また、前記操作部は、前記平面部と平行な板面を有する一対の板片を前記踏み部材の左右両端部に固着してなり、前記板片は、前記踏み部材の軸端面から軸方向へ突出する軸方向突出部と、前記踏み部材の外周面から径方向へ突出する径方向突出部とを有し、前記床の床面に対して前記板面を垂直にした状態で、前記径方向突出部が前記支持腕の一側部に当接して前記踏み部材の軸方向の移動を規制することを特徴としている。
【0008】
さらに、前記径方向突出部は、前記踏み部材の径方向一方側の外周面のみから突出することを特徴としている。加えて、前記踏み部材は、丸パイプ材で形成されることを特徴としている。
【発明の効果】
【0009】
本発明の建設機械によれば、運転席前方の床上に設けたフットレストにおいて、円形断面の踏み部材に互いに平行な2つの平面部を設け、踏み部材を支持する支持孔の輪郭形状を、円形断面の直径に対応した直径を有する複数の円の円周を一部重複させて運転席前後方向に配列し、隣り合う円の円周が連なるように、互いに平行な上下2つの直線を介して連接させた輪郭形状としているので、輪郭を形成する複数の円のうちのいずれかを選択して踏み部材の支持位置を適宜に設定することができる。しかも、上下2つの直線間の距離が、2つの平面部間の距離よりも大きく、かつ、円形断面の直径よりも小さいので、平面部が床の床面と平行になるように踏み部材を回動させるだけの操作で、現在位置にある踏み部材を隣の位置へと渡すことができる。すなわち、簡単な操作で踏み部材の位置調整が可能なフットレストを備えた建設機械が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の一形態例を示す杭打機の側面図である。
同じく要部側面図である。
同じく要部平面図である。
図2のIV-IV矢視図である。
図4のV-V矢視図である。
図4のVI-VI断面図である。
同じく要部拡大斜視図である。
同じく踏み部材の位置調整手順の説明図である。
同じくフットレストの使用状態(第2支持位置)を示す図である。
同じくフットレストの使用状態(第3支持位置)を示す図である。
同じくフットレストにおいて踏み部材を取り外した状態を示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

関連特許

日本車輌製造株式会社
建設機械
6日前
日本車輌製造株式会社
鉄道車両
11日前
日本車輌製造株式会社
鉄道車両
13日前
FKS株式会社
擁壁
21日前
鈴健興業株式会社
敷板部材
17日前
株式会社クボタ
作業車
19日前
株式会社奥村組
ケーソン工法
24日前
株式会社クボタ
作業車
19日前
株式会社ネクステリア
平板基礎
17日前
個人
擁壁用ブロックおよび擁壁
18日前
千代田工営株式会社
回転貫入杭
4日前
株式会社奥村組
ケーソン刃口金物
24日前
株式会社大林組
建物の構造
18日前
株式会社大林組
袋体付き排水パイプ
1か月前
株式会社熊谷組
密度計測方法
19日前
株式会社熊谷組
山留壁用親杭
10日前
株式会社大林組
袋体付き排水パイプ
1か月前
株式会社熊谷組
地盤改良方法
13日前
日立建機株式会社
作業機械
4日前
ヤマト発動機株式会社
浮遊型消波装置
21日前
ヤンマーホールディングス株式会社
作業機械
3日前
ヤンマーホールディングス株式会社
作業機械
3日前
日立建機株式会社
作業機械
10日前
日立建機株式会社
作業車両
6日前
日本車輌製造株式会社
建設機械
6日前
日立建機株式会社
建設機械
17日前
日立建機株式会社
作業機械
11日前
大和ハウス工業株式会社
杭抜き先端具
25日前
日立建機株式会社
作業機械
21日前
日立建機株式会社
作業機械
10日前
日立建機株式会社
建設機械
11日前
日立建機株式会社
建設機械
11日前
日立建機株式会社
作業機械
10日前
ゼニヤ海洋サービス株式会社
通船ゲート
1か月前
ライト工業株式会社
鉄筋保持用治具
11日前
鹿島建設株式会社
接続方法および接続構造
1か月前
続きを見る