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公開番号
2025165337
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-11-04
出願番号
2024069398
出願日
2024-04-22
発明の名称
杭打機の表示システム
出願人
日本車輌製造株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
E02D
13/00 20060101AFI20251027BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約
【課題】杭芯位置誘導の画面を把握しやすくする表示システムを提供する。
【解決手段】杭打機11の車体位置情報及び施工計画情報を使用し、杭打機の周辺領域を表す表示画像37を画面に表示させるコントローラを備え、コントローラは、杭の施工位置を示すアイコンPと、車体位置情報から求まる実杭芯位置を示すアイコンCと、杭打機の旋回動作に従って移動する実杭芯位置の旋回軌道Sと、を表示画像に付加する、杭打機の表示システムにおいて、コントローラは、車体傾斜の変化角度に基づいて、杭打機のリーダ15を鉛直に起こす動作に伴い生じる杭芯ずれ量Δを求め、該杭芯ずれ量に基づいて施工位置P、杭打機モデルMの位置及び旋回軌道Sの半径と位置を補正し、該補正後の半径を有する旋回軌道(S)と補正前の半径を有する旋回軌道Sとの両方を表示画像に付加し、実杭芯位置を示すアイコンCを補正後の半径を有する旋回軌道(S)上に位置させる。
【選択図】図15
特許請求の範囲
【請求項1】
杭打機の車体位置情報を取得する受信部と、
前記杭打機の車体水平状態に対する前後左右方向の車体傾斜の変化角度を検出する車体傾斜計と、
施工現場における杭の施工位置を設定した施工計画情報を記憶する記憶部と、
前記受信部が取得した車体位置情報及び前記記憶部が記憶した施工計画情報を使用し、前記杭打機の周辺領域を表す表示画像を画面に表示させるコントローラと、を備え、
前記コントローラは、
杭打機モデルと、
前記杭の施工位置を示すアイコンと、
前記杭打機の車体位置情報から求まる実杭芯位置を示すアイコンと、
前記杭打機の旋回動作に従って移動する前記実杭芯位置の旋回軌道と、を前記表示画像に付加する、杭打機の表示システムにおいて、
前記コントローラは、
前記車体傾斜の変化角度に基づいて、前記杭打機のリーダを鉛直に起こす動作に伴い生じる杭芯ずれ量を算出し、
該杭芯ずれ量に基づいて前記杭の施工位置、前記杭打機モデルの位置及び前記旋回軌道の半径と位置を補正し、
該補正後の半径を有する旋回軌道と補正前の半径を有する旋回軌道との両方を前記表示画像に付加し、
前記実杭芯位置を示すアイコンを前記補正後の半径を有する旋回軌道上に位置させる、ことを特徴とする表示システム。
続きを表示(約 860 文字)
【請求項2】
前記杭打機のリーダ鉛直状態に対する前後左右方向のリーダ傾斜の変化角度を検出するリーダ傾斜計を、更に備え、
前記コントローラは、前記杭芯ずれ量の算出に前記リーダ傾斜の変化角度も用いることを特徴とする請求項1記載の表示システム。
【請求項3】
前記実杭芯位置を示すアイコンは、前記実杭芯位置が前記杭の施工位置へ移動する途中で、表示色を切り替え前の色から特定の色に段階的に変化させ、
前記特定の色は、前記杭の施工位置が前記杭打機の周辺領域の外から内に入ったときに変化する色と、前記杭打機の周辺領域内にある前記杭の施工位置が前記旋回軌道上に位置したときに変化する色と、前記杭打機の周辺領域内にある前記杭の施工位置が前記実杭芯位置と重なるときに変化する色と、が含まれることを特徴とする請求項1記載の表示システム。
【請求項4】
前記実杭芯位置を示すアイコンは、前記杭打機の安定度が低下して運転操作が制限された安定度低下状態にある場合に、前記表示色とは異なる色で表示されることを特徴とする請求項3記載の表示システム。
【請求項5】
前記実杭芯位置を示すアイコンは、GNSSの受信状況が悪化して前記実杭芯位置の信頼性が低下することで、本来の施工位置と違う場所を表示する懸念があり、そのような施工作業が制限された受信状況悪化状態にある場合に、前記表示色とは異なる色で表示されることを特徴とする請求項3記載の表示システム。
【請求項6】
前記実杭芯位置を示すアイコンは、障害物と接触する方向の運転操作が制限された障害物接近状態にある場合に、制限された操作内容を表す記号を付加して表示されることを特徴とする請求項1記載の表示システム。
【請求項7】
前記補正後の半径を有する旋回軌道は、点線で付加され、前記補正前の半径を有する旋回軌道は、実線で付加されることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項記載の表示システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、杭打機の表示システムに関し、詳しくは、杭の施工位置へ向かう運転操作を支援する機能を備えた杭打機の表示システムに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
杭打機の杭芯位置誘導に関する技術として、種々の表示システムが提案されている。杭打機のオペレータは、表示された誘導画面に従うことで、現在位置と目標位置との関係をイメージしながら、必要な運転操作が行えるようになっている(例えば、特許文献1,2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-165502号公報
特開2023-68866号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、操縦と並行して誘導画面を瞬時に把握することは難しく、表示上、多くの技術的課題が残されているというのが実情である。
【0005】
そこで本発明は、杭芯位置誘導の画面を把握しやすくする表示システムを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本発明の杭打機の表示システムは、杭打機の車体位置情報を取得する受信部と、前記杭打機の車体水平状態に対する前後左右方向の車体傾斜の変化角度を検出する車体傾斜計と、施工現場における杭の施工位置を設定した施工計画情報を記憶する記憶部と、前記受信部が取得した車体位置情報及び前記記憶部が記憶した施工計画情報を使用し、前記杭打機の周辺領域を表す表示画像を画面に表示させるコントローラと、を備え、前記コントローラは、杭打機モデルと、前記杭の施工位置を示すアイコンと、前記杭打機の車体位置情報から求まる実杭芯位置を示すアイコンと、前記杭打機の旋回動作に従って移動する前記実杭芯位置の旋回軌道と、を前記表示画像に付加する、杭打機の表示システムにおいて、前記コントローラは、前記車体傾斜の変化角度に基づいて、前記杭打機のリーダを鉛直に起こす動作に伴い生じる杭芯ずれ量を算出し、該杭芯ずれ量に基づいて前記杭の施工位置、前記杭打機モデルの位置及び前記旋回軌道の半径と位置を補正し、該補正後の半径を有する旋回軌道と補正前の半径を有する旋回軌道との両方を前記表示画像に付加し、前記実杭芯位置を示すアイコンを前記補正後の半径を有する旋回軌道上に位置させる、ことを特徴としている。
【0007】
また、前記杭打機のリーダ鉛直状態に対する前後左右方向のリーダ傾斜の変化角度を検出するリーダ傾斜計を、更に備え、前記コントローラは、前記杭芯ずれ量の算出に前記リーダ傾斜の変化角度も用いることを特徴としている。
【0008】
さらに、前記実杭芯位置を示すアイコンは、前記実杭芯位置が前記杭の施工位置へ移動する途中で、表示色を切り替え前の色から特定の色に段階的に変化させ、前記特定の色は、前記杭の施工位置が前記杭打機の周辺領域の外から内に入ったときに変化する色と、前記杭打機の周辺領域内にある前記杭の施工位置が前記旋回軌道上に位置したときに変化する色と、前記杭打機の周辺領域内にある前記杭の施工位置が前記実杭芯位置と重なるときに変化する色と、が含まれることを特徴としている。
【0009】
また、前記実杭芯位置を示すアイコンは、前記杭打機の安定度が低下して運転操作が制限された安定度低下状態にある場合に、前記表示色とは異なる色で表示されることを特徴としている。
【0010】
さらに、前記実杭芯位置を示すアイコンは、GNSSの受信状況が悪化して前記実杭芯位置の信頼性が低下することで、本来の施工位置と違う場所を表示する懸念があり、そのような施工作業が制限された受信状況悪化状態にある場合に、前記表示色とは異なる色で表示されることを特徴としている。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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