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公開番号2025086236
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-06
出願番号2023200156
出願日2023-11-27
発明の名称壁断熱パネル
出願人個人
代理人個人
主分類E04B 1/80 20060101AFI20250530BHJP(建築物)
要約【課題】
壁間への断熱材の嵌設時に十分な気密性を確保しつつ、容易に断熱材を柱間に嵌設することを可能とした、躯体内換気を可能にする壁内空動層を有する壁断熱パネルを提供する。
【解決手段】
立方体の面材と該面材に貼付固定される立方体の断熱材とからなる、建物の柱間に嵌設して断熱固定するための壁断熱パネルであって、前記面材は、建物の柱に貼付するために前記面材の室内側各辺に一定幅で形成される固定部と、前記固定部より内側に形成される前記断熱材を貼付固定するための貼付部と、からなり、前記断熱材は、前記貼付部と同寸の縦幅および横幅からなるとともに、前記柱より薄い厚さからなり、前記断熱材の左右側面は、室内側から前記面材側に向けて傾斜面が削成され、室内側端部に鋭角からなる密封辺が形成される構成である。
【選択図】 図1

特許請求の範囲【請求項1】
立方体の面材(100)と該面材に貼付固定される立方体の断熱材(200)とからなる、建物の柱(10)間に嵌設して断熱固定するための壁断熱パネル(1)において、
前記面材(100)は、建物の柱(10)に貼付するために前記面材の室内側各辺に一定幅で形成される固定部(110)と、前記固定部より内側に形成される前記断熱材を貼付固定するための貼付部(120)と、からなり、
前記断熱材(200)は、前記貼付部(120)と同寸の縦幅および横幅からなるとともに、前記柱(10)より薄い厚さからなり、
前記断熱材(200)の左右側面(210)は、室内側から前記面材側に向けて傾斜面(220)が削成され、室内側端部に鋭角からなる密封辺(230)が形成されることを特徴とする壁断熱パネル。
続きを表示(約 200 文字)【請求項2】
前記傾斜面(220)は、前記面材(100)に対して5度の傾斜角で削成されることを特徴とする請求項1に記載の壁断熱パネル。
【請求項3】
前記壁断熱パネル(1)は、建物の柱(10)への設置時に、建物の室内側に設けられるボード(20)と、前記断熱材(200)との間に、空気を流通させる壁内空動層(30)を形成することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の壁断熱パネル。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、建築物の壁を構成する断熱パネルに関し、特に、建築物の壁を構成する面材に断熱材を付け、柱間に嵌設することで容易に気密施工を行う事を可能とした壁断熱パネルに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来より、建築物の壁を構築するためのさまざまな構造が開発されており、断熱効果を有する設置容易な各種の壁の構造が開発され使用されている。建築物の壁には通常断熱材が設置されており、これにより、室外の温度の影響を最小限にとどめて、室内の温度を一定に保つことが可能となる。
【0003】
断熱材は、各柱の間に設置するため、柱の幅に合わせて切断した断熱材を予め用意しておき、それを面材が設置された壁面に後付けで設置する。この構成だと、建築の現場で断熱材の加工が必要となる場合があり、効率が悪いという問題点があった。
【0004】
断熱材を設置して建築物の壁を構築する技術として、例えば、特開2001-011969号公報が存在する。ここでは、軸組に断熱材を簡単にはめ込むことができる壁パネルとして、板状体と断熱材とからなる木造家屋の軸組間に配置される壁パネルであって、断熱材の外周縁に傾斜面を形成する技術が開示されている。
【0005】
この技術によれば、確かに軸組みに断熱材を簡単に嵌め込むことが可能になるとも考えられるが、建築現場での嵌め込む前の作業が多く、作業効率の向上が不十分という問題点があった。また、室内側の面取りを形成することによって気密性が不十分となり、壁内に空気を流通させて室内の温度を一定に保つ空気流通機構を形成することが不可能という大きな問題点があった。
【0006】
建築物内の空調設備に供される装置として、空気流通層を有する空気流通パネルを建築物の壁面に設置する構成が存在するが、断熱材による密封が不十分だと、この壁内空動層内や、断熱材と木材との間に結露等が発生し、カビが発生したり木材が腐食したり損傷するなどの原因となる。そこで、断熱材の嵌設時に十分な気密性を確保しつつ、容易に断熱材を柱間に嵌設することを可能とした、壁内空動層を有する壁断熱パネルの開発が望まれていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2001-011969号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、上記問題を解決するため、建築物の壁を構成する断熱パネルであって、特に、壁間への断熱材の嵌設時に十分な気密性を確保しつつ、容易に断熱材を柱間に嵌設することを可能とした、躯体内換気を可能にする壁内空動層を有する壁断熱パネルを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記の目的を達成するために本発明に係る壁断熱パネルは、立方体の面材と該面材に貼付固定される立方体の断熱材とからなる、建物の柱間に嵌設して断熱固定するための壁断熱パネルであって、前記面材は、建物の柱に貼付するために前記面材の室内側各辺に一定幅で形成される固定部と、前記固定部より内側に形成される前記断熱材を貼付固定するための貼付部と、からなり、前記断熱材は、前記貼付部と同寸の縦幅および横幅からなるとともに、前記柱より薄い厚さからなり、前記断熱材の左右側面は、室内側から前記面材側に向けて傾斜面が削成され、室内側端部に鋭角からなる密封辺が形成される構成である。
【0010】
また、前記傾斜面は、前記面材に対して5度の傾斜角で削成される構成である。
更に、前記壁断熱パネルは、建物の柱への設置時に、建物の室内側に設けられるボードと、前記断熱材との間に、空気を流通させる壁内空動層を形成する構成でもある。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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