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公開番号2025086830
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-09
出願番号2023201147
出願日2023-11-28
発明の名称建築用下地材
出願人株式会社永徳
代理人個人
主分類E04D 12/00 20060101AFI20250602BHJP(建築物)
要約【課題】 汎用性が高く、施工性に優れるとともに、無駄なく使用することが可能となる建築用下地材を提供する。
【解決手段】
金属板を曲げ加工することにより形成されている開放断面である長尺状の建築用下地材Uである。短手方向の断面において、中央側に幅広となる傾斜面が位置する向きの直角台形形状の空間部が形成されるように構成されている山部10と、山部10の直角台形形状の空間部と同一形状であり、その向きを180度回転させた直角台形形状の空間部が形成されるように構成されている谷部20とを備えているとともに、山部10及び谷部20の直角方向の脚10b,20bの各先端部に、中央側に向かうリップ部11,21が延設されている。
【選択図】 図1


特許請求の範囲【請求項1】
金属板を曲げ加工することにより形成されている開放断面である長尺状の建築用下地材において、
短手方向の断面において、中央側に幅広となる傾斜面が位置する向きの直角台形形状の空間部が形成されるように構成されている山部と、
前記山部の前記直角台形形状の空間部と同一形状であり、その向きを180度回転させた直角台形形状の空間部が形成されるように構成されている谷部とを備えるとともに、
前記山部及び前記谷部の直角方向の脚の各先端部に、前記中央側に向かうリップ部が延設されていること、を特徴とする建築用下地材。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、建築用下地材に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、屋根用の下地材として、板材又は合成樹脂製の笠木が使用されており、当該板材等は釘又はボルトを用いて野地板及び垂木に固定されていた。
それに対して、木材等の腐食及び量産性等を考慮し、曲げ加工された金属単体板又は各種金属めっきや塗装を施した表面処理鋼板からなり、少なくとも両側には断面が台形状の山部を有すると共に、山部の中間に形成される谷部は断面が逆台形状であり、当該谷部の略中央にはねじ止め溝が形成されている建築用下地金物が提案されている(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平8-135107号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、上記建築用下地金物は、幅が広く及び高さ寸法が高く、上部に取付けられる棟包が急勾配になった場合には、対向して取付けられる建築用下地金物が干渉してしまうため、取付が難しくなるという問題点を有していた。
また、上記建築用下地金物は、180度回転させた場合に同一断面になっていないため、取付ける向きにより、材料が無駄になる場合があるという問題点を有していた。
【0005】
本発明は、上記各問題点を解決するためになされたものであり、汎用性が高く、施工性に優れるとともに、無駄なく使用することが可能となる建築用下地材を提供することを課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明の建築用下地材(以下、「本建築用下地材」という場合がある。)は、金属板を曲げ加工することにより形成されている開放断面である長尺状の建築用下地材において、短手方向の断面において、中央側に向かい幅広となる傾斜面(傾斜部)が位置する向きの直角台形形状の空間部が形成されるように構成されている山部と、上記山部の上記直角台形形状の空間部と同一形状であり、その向きを180度回転させた直角台形形状の空間部が形成されるように構成されている谷部とを備えるとともに、上記山部及び上記谷部の直角方向の脚の各先端部に、上記中央側に向かうリップ部(所定幅の突出片)が延設されていること、を特徴としている。
【0007】
本建築用下地材は、棟下地(屋根材の下地材)として特に好適であるが、壁面等の他の部位における建築用下地材として使用するものであってもよい。
【0008】
また、本建築用下地材は、短手方向(長手方向に直行する方向)の断面形状が、山部と谷部がその向きを180度回転させた場合に同一形状である(点対称[左右対称]の関係)ことが必要であるが、長さ、直角台形の形状及び寸法、リップ部の寸法その他の形態に関して制限はない(なお、下記の説明において、同一形状という場合には、その向きを180度回転させた場合を含むこととする)。
また、本建築用下地材は金属板を曲げ加工することにより形成されており、その材質は、アルミニウム・亜鉛合金めっき鋼板の金物とすることが耐性等の面から好適であるが、ステンレス製、合成樹脂製等、制限はない。
【0009】
本建築用下地材によれば、短手方向の断面において、中央側に向かい幅広となる向きに傾斜面が位置する向きの直角台形形状の空間部が形成される山部と、上記山部の上記直角台形形状の空間部と同一形状であり、その向きを180度回転させた直角台形形状の空間部が形成される谷部の2つの部分により形成されている。そのため、幅寸法及び高さ寸法をコンパクトにすることができるととともに、取付具の干渉を防止することができることから、仕上材の勾配に関係なく取付を行うことが可能となる。また、山部において棟包等の屋根材に取付けられ、谷部において、建物の構造材(以下、「構造材」という。)における頂部側に取付けられることができるため、強固に取付けることができるとともに、加工性及び施工性に優れた構造とすることが可能となる。
【0010】
また、本建築用下地材は、その向きを180度回転させた場合でも、同一の形状とすることができるために、無駄なく使用をすることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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