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公開番号
2025057878
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-09
出願番号
2023167696
出願日
2023-09-28
発明の名称
階段
出願人
文化シヤッター株式会社
代理人
個人
主分類
E04F
11/025 20060101AFI20250402BHJP(建築物)
要約
【課題】踏板の耐衝撃強度を向上できる階段を提供する。
【解決手段】本発明に係る階段は、上下方向に傾斜して延長するように設けられた左右のササラ桁2,2と、当該左右のササラ桁間に、複数の踏板5,5…と複数の蹴込構造体6,6…とを備えて構成された階段1であって、複数の各踏板5,5…は、ササラ桁の上下傾斜方向に沿って所定の間隔を隔てて配置されて左右のササラ桁に取付けられ、複数の各蹴込構造体6,6…は、下段の踏板5の後端5r側と上段の踏板5の前端5f側との間に亘って上下方向に延長するように設けられた蹴込板部6Aと、当該蹴込板部6Aの上端側から上段の踏板5の下面5bに沿って延長して当該上段の踏板5の下面5bを支持するとともに当該上段の踏板5を補強する上側補強板部6Bとを備えたことを特徴とする。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
上下方向に傾斜して延長するように設けられた左右のササラ桁と、当該左右のササラ桁間に、複数の踏板と複数の蹴込構造体とを備えて構成された階段であって、
前記複数の各踏板は、前記ササラ桁の上下傾斜方向に沿って所定の間隔を隔てて配置されて前記左右のササラ桁に取付けられ、
前記複数の各蹴込構造体は、下段の踏板の後端側と上段の踏板の前端側との間に亘って上下方向に延長するように設けられた蹴込板部と、当該蹴込板部の上端側から上段の踏板の下面に沿って延長して当該上段の踏板の下面を支持するとともに当該上段の踏板を補強する上側補強板部とを備えたことを特徴とする階段。
続きを表示(約 530 文字)
【請求項2】
前記蹴込板部の下端側が、下段の踏板の上面の後端側に設けられた固定溝に固定されたことを特徴とする請求項1に記載の階段。
【請求項3】
前記左右のササラ桁は、踏板をササラ桁に取付けるための踏板取付部を備え、
前記上側補強板部が、上段の踏板取付部の上面と上段の踏板の下面との間に位置されて、当該上段の踏板取付部と上段の踏板とに固定されたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の階段。
【請求項4】
前記蹴込構造体は、前記蹴込板部の下端側から下段の踏板の下面に沿って延長して当該下段の踏板の下面を支持するとともに当該下段の踏板を補強する下側補強板部を備えたことを特徴とする請求項1に記載の階段。
【請求項5】
前記左右のササラ桁は、踏板をササラ桁に取付けるための踏板取付部を備え、
前記上側補強板部が、上段の踏板取付部の上面と上段の踏板の下面との間に位置されて、当該上段の踏板取付部と上段の踏板とに固定され、
前記下側補強板部が、下段の踏板取付部の上面と下段の踏板の下面との間に配置されて、当該下段の踏板取付部と下段の踏板とに固定されたことを特徴とする請求項4に記載の階段。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、階段、特に、踏板の補強構造に関する。
続きを表示(約 2,900 文字)
【背景技術】
【0002】
上下方向に傾斜して延長するように設けられた左右のササラ桁と、当該左右のササラ桁間に上下傾斜方向に沿って所定の間隔を隔てて設けられた踏板と、下段の踏板の後端側上面と上段の踏板の前端側下面との間に設けられた蹴込板とを備えて構成された階段が知られている。
前記踏板は、例えばセメント押出し成型品により構成され、軽量化の為に所定間隔で長手方向に肉抜き孔が貫通されており、当該複数の肉抜き孔には金属製の補強部材としての棒状材であるパイプが挿入されたことにより、踏板が補強された構成となっている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2003-41729号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述した特許文献1に開示された従来の階段においては、踏板の肉抜き孔に設けられたパイプによって踏板が補強されている。
しかしながら、特許文献1のように、パイプによって踏板を補強する構造では、例えばパイプの径と肉抜き孔の径のクリアランスにより安定した強度が得られない可能性がある。
また、パイプが踏板の内部にあるため、長期間経過で結露などの影響により、パイプに錆が発生し、パイプの強度が落ちて、踏板の強度が落ちる可能性がある。
また、パイプが踏板の内部にあるため、パイプのさび等の状態を確認しにくいため、パイプの交換時期を確認しにくい上、パイプの交換作業も煩雑になる等、メンテナンスの面での課題もあった。
即ち、特許文献1に開示された従来の階段のように、踏板の内部に配置されたパイプによって踏板が補強された構造では、踏板の強度の面、メンテナンスの面において課題があった。
【0005】
本発明は、上記課題を解消すべく、踏板の強度を向上できるとともに、メンテナンス性に優れた階段を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る階段は、上下方向に傾斜して延長するように設けられた左右のササラ桁と、当該左右のササラ桁間に、複数の踏板と複数の蹴込構造体とを備えて構成された階段であって、前記複数の各踏板は、前記ササラ桁の上下傾斜方向に沿って所定の間隔を隔てて配置されて前記左右のササラ桁に取付けられ、前記複数の各蹴込構造体は、下段の踏板の後端側と上段の踏板の前端側との間に亘って上下方向に延長するように設けられた蹴込板部と、当該蹴込板部の上端側から上段の踏板の下面に沿って延長して当該上段の踏板の下面を支持するとともに当該上段の踏板を補強する上側補強板部とを備えたことを特徴とする。
また、前記蹴込板部の下端側が、下段の踏板の上面の後端側に設けられた固定溝に固定されたことを特徴とする。
また、前記左右のササラ桁は、踏板をササラ桁に取付けるための踏板取付部を備え、前記上側補強板部が、上段の踏板取付部の上面と上段の踏板の下面との間に位置されて、当該上段の踏板取付部と上段の踏板とに固定されたことを特徴とする。
また、前記蹴込構造体は、前記蹴込板部の下端側から下段の踏板の下面に沿って延長して当該下段の踏板の下面を支持するとともに当該下段の踏板を補強する下側補強板部を備えたことを特徴とする。
また、前記左右のササラ桁は、踏板をササラ桁に取付けるための踏板取付部を備え、前記上側補強板部が、上段の踏板取付部の上面と上段の踏板の下面との間に位置されて、当該上段の踏板取付部と上段の踏板とに固定され、前記下側補強板部が、下段の踏板取付部の上面と下段の踏板の下面との間に配置されて、当該下段の踏板取付部と下段の踏板とに固定されたことを特徴とする。
本発明によれば、踏板の強度を向上できるとともに、メンテナンス性に優れた階段を提供できるようになった。
【図面の簡単な説明】
【0007】
階段を示す斜視図(実施形態1)。
階段の構成を分解して示す分解斜視図(実施形態1)。
階段の正面図(実施形態1)。
図3のA-A断面図(階段の縦断面)(実施形態1)。
階段の構成を分解して示す分解斜視図(実施形態2)。
階段の縦断面(実施形態2)。
【発明を実施するための形態】
【0008】
実施形態1
図1乃至図4に示すように、実施形態1に係る階段1は、上下方向に傾斜して延長するように設けられた左右のササラ桁2,2と、当該左右のササラ桁2,2間に、複数の踏板5,5…と複数の蹴込構造体6,6…とを備えて構成された階段である。
即ち、左右のササラ桁2,2間に上下傾斜方向に沿って所定の間隔を隔てて1段毎に踏板5,5…が設置されて、上段の踏板5と下段の踏板5との間に蹴込構造体6が設置されて構成された階段である。
当該階段1は、例えば屋外用の階段である。
尚、本明細書において、上、下、左、右、前、後は、各図に示した方向と定義して説明する。
また、図4は図3のA-A断面図(階段の縦断面図)であるが、断面部分のハッチングは省略した。
【0009】
図1に示すように、ササラ桁2は、例えば図外の基礎から垂直方向に立ち上がった後に上方向に傾斜して延長するように形成された側面板2aと、側面板2aの前端縁から横方向に延長するように設けられた前面板2bと、側面板2aの後端縁から横方向に延長するように設けられた後面板2cとを備えて構成される。
例えば、左のササラ桁2は、前面板2b及び後面板2cが左方向に延長するように形成されており、右のササラ桁2は、前面板2b及び後面板2cが右方向に延長するように形成されている。
【0010】
左右のササラ桁2,2は、それぞれ、踏板5をササラ桁2に取付けるための踏板取付部3を備える。
図3,図4に示すように、踏板取付部3は、左右のササラ桁2,2の側面板2a,2aにおいて互いに対向する面であるササラ桁2の内面2u,2uに設置されてボルト及びナット等の固定手段F1によって側面板2a,2aに固定される。
図2,図4に示すように、踏板取付部3は、ササラ桁2の内面2uにおいて前後方向に延長するように設置される部材であって、例えば、ササラ桁2の内面2uに設置されて固定手段F1によりササラ桁2の側面板2aに固定される縦板3Aと、踏板5が載置されて固定される横板3Bとを備えた断面L字状の所謂アングル材により構成される。
即ち、踏板取付部3は、例えば、縦板3Aが固定手段F1によりササラ桁2の側面板2aに固定されて、縦板3Aの上端より延長する横板3Bの上板面がササラ桁2の内面2uと直交して前後方向に延長する水平な踏板載置面を形成するように構成される。
(【0011】以降は省略されています)
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