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公開番号
2025082879
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-30
出願番号
2023196392
出願日
2023-11-20
発明の名称
連結構造
出願人
ミサワホーム株式会社
代理人
個人
主分類
E04B
1/58 20060101AFI20250523BHJP(建築物)
要約
【課題】上下階の柱同士を連結する連結構造であって、中高層建築物に適した連結構造を提供する。
【解決手段】下階柱1と、上階柱2と、を連結する連結構造100であって、下階柱1と上階柱2との間に設けられる接続金物130と、下階柱1から上階柱2へ向けて突出する第二ボルト120と、第二ボルト120に螺合する一対の第二ナット121と、を備えており、接続金物130は、第二ボルト120が貫通する下面部131と、上階柱2に固定される上面部132と、を備えており、下面部131は、第二ボルト120に螺合する一対の第二ナット121によって上下から挟まれている。さらに、接続金物130は、下面部131と、上面部132と、下面部131と上面部132とを連結する側面部133と、を備えており、側面部133は、下面部131及び上面部132よりも伸び性が高い。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
下階柱と、上階柱と、を連結する連結構造であって、
前記下階柱と前記上階柱との間に設けられる接続金物と、
前記下階柱から前記上階柱へ向けて突出するボルトと、
前記ボルトに螺合する一対のナットと、を備えており、
前記接続金物は、前記ボルトが貫通する下面部と、前記上階柱に固定される上面部と、を備えており、
前記下面部は、前記ボルトに螺合する前記一対のナットによって上下から挟まれていることを特徴とする連結構造。
続きを表示(約 950 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の連結構造において、
前記接続金物は、前記下面部と、前記上面部と、前記下面部と前記上面部とを連結する側面部と、を備えており、
前記側面部は、前記下面部及び前記上面部よりも伸び性が高いことを特徴とする連結構造。
【請求項3】
請求項1に記載の連結構造において、
前記上階柱は、柱用木材と、当該柱用木材の上下両端部を覆う木口金物と、を備えており、
前記下階柱は、柱用木材と、当該柱用木材の上下両端部を覆う木口金物と、を備えることを特徴とする連結構造。
【請求項4】
請求項3に記載の連結構造において、
当該連結構造は、前記下階柱の上端部を構成する伝達部材を備えており、
前記下階柱は、複数の前記柱用木材を備えており、
前記伝達部材は、前記複数の柱用木材それぞれに固定された第一金物と、前記第一金物同士を連結する第二金物と、を備えており、
前記ボルトは、複数の前記第一金物のうちいずれか一つから前記上階柱へ向けて突出していることを特徴とする連結構造。
【請求項5】
請求項4に記載の連結構造において、
前記接続金物を、前記第一金物に転用可能であることを特徴とする連結構造。
【請求項6】
請求項4に記載の連結構造において、
前記第二金物は、前記下面部及び前記上面部よりも伸び性が高いことを特徴とする連結構造。
【請求項7】
請求項1に記載の連結構造において、
前記上階柱は、柱用木材と、当該柱用木材の上下両端部を覆う木口金物と、を備えており、
前記下階柱を含む下階構造体は、鉄筋コンクリート製であり、
前記ボルトは、前記下階構造体から前記上階柱へ向けて突出していることを特徴とする連結構造。
【請求項8】
請求項7に記載の連結構造において、
当該連結構造は、前記ボルトが貫通する定着板を備えており、
前記定着板は、前記ボルトに螺合するナットであって前記一対のナットとは別のナットによって、前記下階構造体に固定されていることを特徴とする連結構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、連結構造に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、柱本体である柱用木材と、柱用木材の両端に取り付けられた結合金物と、を備える柱が開示されている。この柱においては、柱用木材の下端に取り付けられた結合金物が直接、床部に接している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-27296号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の発明は、簡易的に移設や設置が可能なモバイルユニットの発明である。モバイルユニットは、一般的に低層建築物であるので、柱からの荷重(床部にかかる荷重)は、それほど大きくない。
これに対し、中高層建築物など、階数が多い建物の場合は、階数が下のフロアほど、柱からの荷重が大きくなるので、柱からの荷重によって他の躯体構造材(床部など)にめり込みが生じるおそれがある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その課題は、上下階の柱同士を連結する連結構造であって、中高層建築物に適した連結構造を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
請求項1に記載の発明は、例えば図1~図14に示すように、下階柱1と、上階柱2と、を連結する連結構造100,200,300であって、
前記下階柱1と前記上階柱2との間に設けられる接続金物130と、
前記下階柱1から前記上階柱2へ向けて突出するボルト(第二ボルト120)と、
前記ボルトに螺合する一対のナット(一対の第二ナット121)と、を備えており、
前記接続金物130は、前記ボルトが貫通する下面部131と、前記上階柱2に固定される上面部132と、を備えており、
前記下面部131は、前記ボルトに螺合する前記一対のナットによって上下から挟まれていることを特徴とする。
【0006】
請求項1に記載の発明によれば、一対のナット(一対の第二ナット121)のうち、下側のナットによって、下向きの力に抵抗できる(上階柱2からの荷重を支持できる)ので、他の躯体構造材(下階柱1など)にめり込みが生じることを回避でき、中高層建築物に適している。
【0007】
請求項2に記載の発明は、例えば図1~図14に示すように、請求項1に記載の連結構造100,200,300において、
前記接続金物130は、前記下面部131と、前記上面部132と、前記下面部131と前記上面部132とを連結する側面部133と、を備えており、
前記側面部133は、前記下面部131及び前記上面部132よりも伸び性が高いことを特徴とする。
【0008】
請求項2に記載の発明によれば、側面部133のエネルギー吸収性能が、下面部131及び上面部132のエネルギー吸収性能よりも高いので、地震時や台風時などの水平荷重に対して十分に抵抗することが可能となり、中高層建築物に適している。
【0009】
請求項3に記載の発明は、例えば図1~図13に示すように、請求項1に記載の連結構造100,200において、
前記上階柱2は、柱用木材11,12,13と、当該柱用木材11,12,13の上下両端部を覆う木口金物21,22,23と、を備えており、
前記下階柱1は、柱用木材11,12,13と、当該柱用木材11,12,13の上下両端部を覆う木口金物21,22,23と、を備えることを特徴とする。
【0010】
請求項3に記載の発明によれば、柱用木材11,12,13の割裂を防止できる。また、下階柱1及び上階柱2が木製の柱であるので、カーボンニュートラルの推進による脱炭素社会の実現や、SDGs(Sustainable Development Goals)の目標達成に貢献することが可能となる。
(【0011】以降は省略されています)
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