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公開番号
2025101063
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-07
出願番号
2023217628
出願日
2023-12-25
発明の名称
型枠緊結金具
出願人
岡部株式会社
代理人
個人
主分類
E04G
17/075 20060101AFI20250630BHJP(建築物)
要約
【課題】型枠緊結金具を用いて型枠に端太材を固定する際に端太材押え金具の傾きや回転を抑制し、型枠の構築作業に要する手間および時間等を削減する。
【解決手段】先端部に軸足材の雄ネジ部に螺合する雌ネジ部11a1が設けられ、外周面には雄ネジ部11bが設けられた軸部11と、軸部11を通す軸部通し孔12a1が設けられた背板部12aおよびその背板部12a両側の側板部12b,12bそれぞれで横端太材2f,2fを堰板2に押し付ける端太材押え金具12と、軸部11の雄ネジ部11bに螺合し、端太材押え金具12の両側で横端太材2f,2fを堰板2の方へ押し付ける緊結ナット13とを備え、軸部11には、ストッパー部11cを設けると共に、ストッパー部11cと端太材押え金具12との間にコイルバネ14を設け、端太材押え金具12を緊結ナット13側に向け押圧する。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
型枠を構成する堰板に端太材を固定する型枠緊結金具であって、
先端部には軸足材の雄ネジ部に螺合する雌ネジ部が設けられ、外周面には雄ネジ部が設けられた軸部と、
前記軸部を通す軸部通し孔が設けられ、その軸部通し孔の上下それぞれで前記端太材を前記堰板に押し付ける端太材押え金具と、
前記軸部の雄ネジ部に螺合し、前記端太材押え金具の両側で前記端太材を前記堰板の方へ押し付ける緊結ナットとを備え、
前記軸部には、ストッパー部が設けられていると共に、当該ストッパー部と前記端太材押え金具との間にバネが設けられていることを特徴とする型枠緊結金具。
続きを表示(約 530 文字)
【請求項2】
請求項1記載の型枠緊結金具において、
前記端太材押え金具は、
前記軸部通し孔が設けられた背板部と、その背板部の左右両側から折れ曲って延びる一対の側板部とからコ字形状に形成され、
前記一対の側板部には、それぞれ、
2本の前記端太材にそれぞれ当接する一対の湾曲当接部と、
前記一対の湾曲当接部の間に設けられ、前記一対の湾曲当接部の最深部に対する突出長さが前記端太材の半径以上である中間突出部が設けられていることを特徴とする型枠緊結金具。
【請求項3】
請求項2記載の型枠緊結金具において、
前記一対の湾曲当接部における下側の端太材に当接する湾曲当接部の弧長は、上側の端太材に当接する湾曲当接部の弧長よりも長く、かつ、前記端太材押え金具の前記一対の側板部の下端部は、上端部よりも前記中間突出部の方へ突出していることを特徴とする型枠緊結金具。
【請求項4】
請求項1~請求項3のいずれか一の請求項に記載の型枠緊結金具において、
前記軸部通し孔は、前記端太材押え金具の上下方向の中間点よりも上方のずれた位置に設けられていることを特徴とする型枠緊結金具。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンクリート打設用の型枠を緊結する型枠緊結金具に関する。
続きを表示(約 2,800 文字)
【背景技術】
【0002】
一般にコンクリート打設用に用いられる型枠は、セパレータによって壁厚分だけ離間した一対の堰板それぞれを桟木(縦端太材)および横端太材により支持するように構築されており、横端太材は2本毎に型枠緊結金具の端太材押え金具を介し緊結ナットにより緊結するように構成されている(例えば、特許文献1参照。)
【0003】
この特許文献1に記載された型枠緊結金具では、軸足材等を介してセパレータと接続しない側の端部が潰されたフォームタイ(登録商標)と、そのフォームタイに装着され横端太材を押える端太材押え金具と緊結ナットとの間にスプリングワッシャを設け、端太材押え金具を締め付ける緊結ナットが振動機の振動で緩み、型枠緊結金具の軸部端部から脱落することを防止するように構成している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開昭61-282554号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、実際の現場においては所定間隔毎に型枠緊結金具を使用して型枠を緊結するため、上述の特許文献1の型枠緊結金具を使用した場合、横端太材を押える端太材押え金具に傾きや回転が生じると、型枠緊結金具毎に端太材押え金具の傾斜や回転を修正して設置する作業が必要になり、型枠の構築作業に手間および時間がかかるという問題があった。特に、近年は、現場作業員が不足しており、型枠の構築作業に要する手間や時間を削減することが求められている。
【0006】
そこで、本発明はこのような問題点に鑑みなされたもので、型枠緊結金具を用いて型枠に端太材を固定する際に端太材押え金具の傾きや回転を抑制して端太材を固定し、型枠の構築作業に要する手間および時間等を削減することができる型枠緊結金具の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記問題点を解決するため、本発明に係る型枠緊結金具は、型枠を構成する堰板に端太材を固定する型枠緊結金具であって、先端部には軸足材の雄ネジ部に螺合する雌ネジ部が設けられ、外周面には雄ネジ部が設けられた軸部と、前記軸部を通す軸部通し孔が設けられ、その軸部通し孔の上下それぞれで前記端太材を前記堰板に押し付ける端太材押え金具と、前記軸部の雄ネジ部に螺合し、前記端太材押え金具の両側で前記端太材を前記堰板の方へ押し付ける緊結ナットとを備え、前記軸部には、ストッパー部が設けられていると共に、当該ストッパー部と前記端太材押え金具との間にバネが設けられていることを特徴とする。
また、本発明に係る型枠緊結金具では、前記端太材押え金具は、前記軸部通し孔が設けられた背板部と、その背板部の左右両側から折れ曲って延びる一対の側板部とからコ字形状に形成され、前記一対の側板部には、それぞれ、2本の前記端太材にそれぞれ当接する一対の湾曲当接部と、前記一対の湾曲当接部の間に設けられ、前記一対の湾曲当接部の最深部に対する突出長さが前記端太材の半径以上である中間突出部が設けられていることも特徴とする。
また、本発明に係る型枠緊結金具では、前記一対の湾曲当接部における下側の端太材に当接する湾曲当接部の弧長は、上側の端太材に当接する湾曲当接部の弧長よりも長く、前記端太材押え金具の前記一対の側板部の下端部は、上端部よりも前記中間突出部の方へ突出していることも特徴とする。
また、本発明に係る型枠緊結金具では、前記軸部通し孔は、前記端太材押え金具の上下方向の中間点よりも上方のずれた位置に設けられていることも特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明に係る型枠緊結金具によれば、端太材押え金具が軸部に対し傾斜しようとしても軸部のストッパー部と端太材押え金具との間に設けたバネが端太材押え金具を緊結ナットに向けて押圧して垂直状態に戻す。また、端太材押え金具がバネによって緊結ナットに向けて押圧されているため回転し難い。そのため、型枠緊結金具の端太材押え金具の傾きや回転を抑制して端太材を固定し、型枠の構築作業に要する手間および時間等を削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明に係る実施形態の型枠緊結金具を使用した型枠を示す正面図である。
本発明に係る実施形態の型枠緊結金具を使用した型枠を示す斜視図である。
本発明に係る実施形態の型枠緊結金具の使用状態を示す要部拡大部分断面図である。
(a),(b)それぞれ、本発明に係る実施形態の型枠緊結金具の正面図、平面図である。
(a)~(c)それぞれ、本発明に係る実施形態の型枠緊結金具を構成する軸部、緊結ナット、コイルバネの正面図である。
(a),(b)それぞれ、本発明に係る実施形態の型枠緊結金具を構成する端太材押え金具の正面図、断面図である。
(a),(b)それぞれ、本発明に係る実施形態の型枠緊結金具の装着手順を示す図であって、軸足材に取付けた状態、端太材押え金具の軸部の上側に1本目の横端太材を乗せた状態を示す図である。
(a),(b)それぞれ、本発明に係る実施形態の型枠緊結金具の装着手順を示す図であって、端太材押え金具の軸部の下側に2本目の横端太材を入れた状態を示す図、緊結ナットを締め付けて端太材押え金具上下の湾曲当接部によって2本の横端太材を固定した状態を示す図である。
(a),(b)それぞれ、本発明に係る実施形態におけるコイルバネによる端太材押え金具の傾き防止作用を説明する図であるである。
(a),(b)それぞれ、本発明に係る実施形態における緊結ナットの締付前と、締付後のコイルバネ等の状態を示す要部断面図である。
(a),(b)それぞれ、本発明に係る実施形態における端太材押え金具の中間突出部による端太材押え金具の回転防止作用を説明する図である。
本発明に係る実施形態における端太材押え金具の端太材押え金具の変形例を示す要部断面図である。
本発明に係る実施形態における端太材押え金具の軸部の変形例を示す要部断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明に係る実施形態の型枠緊結金具1について説明する。尚、下記に説明する実施形態の型枠緊結金具1は、あくまで本発明の一例であり、本発明は下記の実施形態の型枠緊結金具1に限定されるものではなく、本発明の技術思想の創作の範囲内で適宜変更可能である。まず、実施形態の型枠緊結金具1が使用される型枠2の構造から簡単に説明する。
(【0011】以降は省略されています)
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