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公開番号2025112043
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-31
出願番号2024006084
出願日2024-01-18
発明の名称建具
出願人YKK AP株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類E06B 5/16 20060101AFI20250724BHJP(戸,窓,シャッタまたはローラブラインド一般;はしご)
要約【課題】防火性能を確保しつつ、室内側に結露によって発生した水の排水性を向上させること。
【解決手段】建具は、パネルと、パネルを支持するパネル保持部200を有する枠部材14とを備える。パネル保持部200は、基部100と、基部100から突出し、パネルの室外面に対向する室外側見付部62eと、基部100から突出し、パネルの室内面に対向する室内側見付部62fとを備える。室内側見付部62fには、基部100、室外側見付部62e、及び室内側見付部62fで囲まれるパネル保持空間48cと室内側見付部62fよりも室内側の空間とを連通する排水孔62qが設けられている。基部100におけるパネル保持空間48cに臨む上面には、上面を上方側から見て排水孔62qを見込み方向に投影した投影領域Ar内に少なくとも一部が位置し、加熱されることで膨脹する第1熱膨脹性部材HE1が設けられている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
パネルと、
前記パネルを支持するパネル保持部を有する枠部材とを備え、
前記パネル保持部は、
基部と、
前記基部から突出し、前記パネルの室外面に対向する室外側見付部と、
前記基部から突出し、前記パネルの室内面に対向する室内側見付部とを備え、
前記室内側見付部には、
前記基部、前記室外側見付部、及び前記室内側見付部で囲まれるパネル保持空間と前記室内側見付部よりも室内側の空間とを連通する排水孔が設けられ、
前記基部における前記パネル保持空間に臨む上面には、
前記上面を上方側から見て前記排水孔を見込み方向に投影した投影領域内に少なくとも一部が位置し、加熱されることで膨張する第1熱膨脹性部材が設けられている
ことを特徴とする建具。
続きを表示(約 280 文字)【請求項2】
前記パネル保持部における前記パネル保持空間に臨む内面には、
加熱されることで膨脹する第2熱膨脹性部材が設けられ、
前記第1熱膨脹性部材は、
前記第2熱膨脹性部材よりも低温で膨脹する
ことを特徴とする請求項1に記載の建具。
【請求項3】
前記建具は、
FIX窓である
ことを特徴とする請求項1に記載の建具。
【請求項4】
前記枠部材は、
室外側の金属部材と室内側の樹脂部材とによって構成されている
ことを特徴とする請求項1に記載の建具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、建具に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、パネルと、該パネルを支持するパネル保持部を有する枠部材とを備えた建具が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の建具では、パネル保持部におけるパネルを支持するパネル保持空間に入り込んだ雨水等を該枠部材の外部に排出するための水抜き孔が形成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6868526号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、パネル保持空間と該パネル保持空間の室内側の空間とを連通する排水孔をパネル保持部に設ければ、該排水孔を介して枠部材の室内側に結露によって発生した水を外部(室外)に排水することができる。しかしながら、火災時の該排水孔を介した延焼を考慮すると、該排水孔を設けることが難しい。
そこで、防火性能を確保しつつ、室内側に結露によって発生した水の排水性を向上させることができる技術が要望されている。
【0005】
本発明は、上記実情に鑑みて、防火性能を確保しつつ、室内側に結露によって発生した水の排水性を向上させることができる建具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本発明に係る建具は、パネルと、前記パネルを支持するパネル保持部を有する枠部材とを備え、前記パネル保持部は、基部と、前記基部から突出し、前記パネルの室外面に対向する室外側見付部と、前記基部から突出し、前記パネルの室内面に対向する室内側見付部とを備え、前記室内側見付部には、前記基部、前記室外側見付部、及び前記室内側見付部で囲まれるパネル保持空間と前記室内側見付部よりも室内側の空間とを連通する排水孔が設けられ、前記基部における前記パネル保持空間に臨む上面には、前記上面を上方側から見て前記排水孔を見込み方向に投影した投影領域内に少なくとも一部が位置し、加熱されることで膨張する第1熱膨脹性部材が設けられていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明に係る建具によれば、防火性能を確保しつつ、室内側に結露によって発生した水の排水性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施の形態に係る建具の縦断面図である。
実施の形態に係る建具の横断面図である。
排水構造及び防火構造を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、本発明に係る建具の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
【0010】
以下においては便宜上、見込方向及び見付方向という用語を用いる場合がある。見込方向(図中に矢印Zで示す方向)とは、建具の奥行きに沿った室内外方向である。見込方向に沿った面、壁については見込面、見込壁という場合がある。見付方向とは、上枠、下枠、上框、下框等のように水平方向に沿って延在するものの場合、見込方向に直交した上下に沿う方向(図中に矢印Yで示す方向)であり、縦枠、縦框等のように上下方向に沿って延在するものの場合には、見込方向に直交した水平に沿う方向(図中に矢印Xで示す方向)である。見付方向に沿った面、壁については、見付面、見付壁という場合がある。
(【0011】以降は省略されています)

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