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公開番号
2025116536
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-08
出願番号
2024011019
出願日
2024-01-29
発明の名称
柱の固定構造
出願人
YKK AP株式会社
代理人
弁理士法人樹之下知的財産事務所
主分類
E04H
12/22 20060101AFI20250801BHJP(建築物)
要約
【課題】施工作業性を向上でき、コストも低減できる柱の固定構造を提供すること。
【解決手段】地面に形成された基礎穴に柱10を固定する柱の固定構造であって、柱10と、柱10の下端部に接着手段によって接着され、基礎穴内に設置されて土で埋められた成形基礎2とを有する。成形基礎2は、柱10を挟んで配置される複数の分割基礎20、30を備えて構成される。各分割基礎20、30は、他の分割基礎と対向する基礎対向面25、26、35、36と、柱10が配置される柱配置穴を区画形成して柱の側面11に対向する柱対向面27、37とを備える。接着手段は、各分割基礎の基礎対向面同士を接着する基礎接着手段と、柱を柱対向面に接着する柱接着手段とを備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
地面に形成された基礎穴に柱を固定する柱の固定構造であって、
柱と、
前記柱の下端部に接着手段によって接着され、前記基礎穴内に設置されて土で埋められた成形基礎と、を有し、
前記成形基礎は、前記柱を挟んで配置される複数の分割基礎を備えて構成され、
前記各分割基礎は、他の分割基礎と対向する基礎対向面と、前記柱が配置される柱配置穴を区画形成して前記柱の側面に対向する柱対向面と、を備え、
前記接着手段は、
各分割基礎の前記基礎対向面同士を接着する基礎接着手段と、前記柱を前記柱対向面に接着する柱接着手段と、
を備えることを特徴とする柱の固定構造。
続きを表示(約 1,500 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の柱の固定構造において、
前記柱は、平面矩形状に形成され、一対の第1側面と、前記第1側面に比べて幅寸法が短い一対の第2側面とを有し、
前記柱対向面は、前記第1側面に対向する第1柱対向面と、前記第2側面に対向する第2柱対向面とを有し、
前記柱接着手段は、前記第1側面を前記第1柱対向面に接着する
ことを特徴とする柱の固定構造。
【請求項3】
請求項2に記載の柱の固定構造において、
前記柱の前記第2側面と、前記第2柱対向面との間には、シート状の水密材が配置されている
ことを特徴とする柱の固定構造。
【請求項4】
請求項2に記載の柱の固定構造において、
前記成形基礎は、2つの分割基礎で構成され、
前記基礎対向面は、前記第1側面に平行でかつ水平方向に離間して設けられた第1基礎対向面および第2基礎対向面で構成され、
前記柱対向面は、前記第1柱対向面と、前記第1柱対向面に直交する2つの前記第2柱対向面とで構成され、
前記基礎接着手段は、一方の分割基礎の前記第1基礎対向面および前記第2基礎対向面の上端部および下端部と、他方の分割基礎の前記第2基礎対向面および前記第1基礎対向面の上端部および下端部とを接着し、
前記柱接着手段は、一方の分割基礎の前記第1柱対向面の上端部および下端部を、前記柱の一方の前記第1側面に接着し、他方の分割基礎の前記第1柱対向面の上端部および下端部を、前記柱の他方の前記第1側面に接着する
ことを特徴とする柱の固定構造。
【請求項5】
請求項2に記載の柱の固定構造において、
前記成形基礎は、2つの分割基礎で構成され、
前記基礎対向面は、第1基礎対向面および第2基礎対向面で構成され、
前記柱対向面は、前記第1柱対向面と、前記第2柱対向面とで構成され、
前記第1基礎対向面は、前記第1側面に平行に設けられ、
前記第1柱対向面は、前記第1基礎対向面に同一平面で連続して設けられ、
前記第2柱対向面は、前記第1柱対向面に直交方向に連続して設けられ、
前記第2基礎対向面は、前記第2柱対向面に直交方向に連続して設けられ、
前記基礎接着手段は、一方の分割基礎の前記第1基礎対向面および前記第2基礎対向面の上端部および下端部と、他方の分割基礎の前記第2基礎対向面および前記第1基礎対向面の上端部および下端部とを接着し、
前記柱接着手段は、一方の分割基礎の前記第1柱対向面および前記第2柱対向面の上端部および下端部を、前記柱の一方の前記第1側面および前記第2側面に接着し、他方の分割基礎の前記第1柱対向面および前記第2柱対向面の上端部および下端部を、前記柱の他方の前記第1側面および前記第2側面に接着する
ことを特徴とする柱の固定構造。
【請求項6】
請求項1に記載の柱の固定構造において、
前記基礎接着手段および前記柱接着手段は、両面テープである
ことを特徴とする柱の固定構造。
【請求項7】
請求項1に記載の柱の固定構造において、
前記各分割基礎は、前記土によって鉛直方向に加わる荷重を受ける荷重支持面を有する
ことを特徴とする柱の固定構造。
【請求項8】
請求項1に記載の柱の固定構造において、
前記各分割基礎は、発泡樹脂成形体で構成されている
ことを特徴とする柱の固定構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、柱の固定構造に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
発泡合成樹脂成形体からなる基礎を、ポールの下部を差し込む穴を通る垂直面で2つに分割し、分割された各成形体間に略水平に連結軸を貫通し、螺軸が突出した各成形体の外面に鉄板を接合し、ナットで固定することで、両成形体間でポールを締め付けた状態で連結固定し、このポールが固定された基礎を、地面の穴に設置し、土を埋め戻すことで据え付ける構造が知られている(特許文献1の図5参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平11-124865号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、前述した構造では、分割された各成形体に連結軸を貫通するための貫通孔を形成したり、ナットが当接する鉄板を設ける必要があり、施工作業性が低下し、コストも増大するという課題がある。
【0005】
本発明の目的は、施工作業性を向上でき、コストも低減できる柱の固定構造を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、地面に形成された基礎穴に柱を固定する柱の固定構造であって、柱と、前記柱の下端部に接着手段によって接着され、前記基礎穴内に設置されて土で埋められた成形基礎と、を有し、前記成形基礎は、前記柱を挟んで配置される複数の分割基礎を備えて構成され、前記各分割基礎は、他の分割基礎と対向する基礎対向面と、前記柱が配置される柱配置穴を区画形成して前記柱の側面に対向する柱対向面と、を備え、前記接着手段は、各分割基礎の前記基礎対向面同士を接着する基礎接着手段と、前記柱を前記柱対向面に接着する柱接着手段と、を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、施工作業性を向上でき、コストも低減できる柱の固定構造を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
第1実施形態の柱の固定構造を示す正面図である。
第1実施形態の柱の固定構造を示す側面図である。
第1実施形態の柱の固定構造の要部を示す分解斜視図である。
第1実施形態の第1分割基礎および第2分割基礎の両面テープの接着位置を示す説明図である。
第1実施形態の柱の施工方法を示す説明図である。
第2実施形態の柱の固定構造の要部を示す図である。
第3実施形態の柱の固定構造の要部を示す図である。
第4実施形態の柱の固定構造の要部を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[第1実施形態]
以下、第1実施形態の柱の固定構造について、図1から図5を参照して説明する。
図1は、第1実施形態の柱の固定構造を用いたポストユニット1を示す正面図であり、図2はポストユニット1の側面図である。
ポストユニット1は、柱10と、ポストボックス3と、柱キャップ4と、インターホン5とを備える。柱10は、アルミニウム合金製の押出形材などで構成され、本実施形態では、一対の長辺側の第1側面11と、一対の短辺側の第2側面12とを備えて平面矩形状の角筒状に形成されている。
ポストボックス3は、郵便受箱であり、柱10の上下方向の中間にボルト等で固定されている。柱キャップ4は、柱10の上端を塞ぐキャップである。柱キャップ4には、LED照明が内蔵される場合もある。インターホン5は、柱10の正面において、ポストボックス3の上側にねじ等で固定される。柱10の内部には、柱キャップ4に設けられるLED照明用の配線やインターホン5用の配線が、CD管6などを用いて配置されている。
なお、柱10の正面において、柱キャップ4とインターホン5との間には、ネームプレート7を取付可能なスペースが確保されている。
なお、以下の説明では、図1および図2に示すように、柱10の第1側面11に沿った水平方向をX軸方向、第2側面12に沿った方向をY軸方向、上下方向をZ軸方向とする。X軸方向において、図1の左側に向かう方向をX1方向、右側に向かう方向をX2方向とする。Y軸方向において、図2の左側に向かう方向をY1方向、右側に向かう方向をY2方向とする。Z軸方向において上方をZ1方向、下方をZ2方向とする。
【0010】
柱10は、成形基礎2を介して地面50に固定されている。
地面50には基礎穴51が掘られており、基礎穴51の底面には土台となる割栗石52が敷かれている。なお、割栗石52の代わりに砂利、砕石を敷いてもよい。
柱10の下端部には、後述する成形基礎2が接着されている。そして、柱10の下端部に接着された成形基礎2を基礎穴51に設置し、基礎穴51内を土55で埋めることで、柱10が成形基礎2を介して地面50に固定される。
(【0011】以降は省略されています)
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