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公開番号
2025085369
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-05
出願番号
2023199198
出願日
2023-11-24
発明の名称
開口部装置
出願人
三協立山株式会社
代理人
個人
主分類
E06B
5/16 20060101AFI20250529BHJP(戸,窓,シャッタまたはローラブラインド一般;はしご)
要約
【課題】 施工性を向上できる開口部装置の提供。
【解決手段】 複層ガラス2とガラス保持部材6,7と伝熱部材3a,3b,3c,3d,3e,3fとを備え、ガラス保持部材6,7は、内周側にガラス間口4を有し、伝熱部材3a,3b,3c,3d,3e,3fは、金属製であり、ガラス間口4の底部に複層ガラス2の端面と対向して設けてある。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
複層ガラスとガラス保持部材と伝熱部材とを備え、ガラス保持部材は、内周側にガラス間口を有し、伝熱部材は、金属製であり、ガラス間口の底部に複層ガラスの端面と対向して設けてあることを特徴とする開口部装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、建物の開口部に設置される開口部装置に関する。
続きを表示(約 2,600 文字)
【背景技術】
【0002】
建物の開口部に設置されるFIX窓等の開口部装置においては、ガラス間口内に複層ガラスが組み込まれることがあり、施工性を改善することが求められた。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明は以上に述べた実情に鑑み、施工性を向上できる開口部装置の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上記の課題を達成するために請求項1記載の発明による開口部装置は、複層ガラスとガラス保持部材と伝熱部材とを備え、ガラス保持部材は、内周側にガラス間口を有し、伝熱部材は、金属製であり、ガラス間口の底部に複層ガラスの端面と対向して設けてあることを特徴とする。
【発明の効果】
【0005】
請求項1記載の発明による開口部装置は、複層ガラスとガラス保持部材と伝熱部材とを備え、ガラス保持部材は、内周側にガラス間口を有し、伝熱部材は、金属製であり、ガラス間口の底部に複層ガラスの端面と対向して設けることで、複層ガラスの取付けが容易になり、施工性を向上することができる。しかも、伝熱部材があることで、複層ガラスの各ガラスのエッジ部分の温度と見え掛り部分の温度との温度差が小さくなるので、ガラスの熱割れを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【0006】
本発明の開口部装置の一実施形態を示す縦断面図である。
同開口部装置の横断面図である。
同開口部装置の室外側正面図である。
下枠と縦枠のガラス間口に跨って設けられる伝熱部材の正面図である。
伝熱部材が有ることによる効果を検証するために行ったシミュレーションの結果を示すグラフである。
同シミュレーションにおける加熱面側(室内側)と非加熱面側(室外側)の設定温度を示すグラフである。
シミュレーションを行ったモデルを示す図である。
同開口部装置と共通の枠を使用し、非防火仕様とした開口部装置の縦断面図である。
非防火仕様の開口部装置の横断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1~3は、本発明の開口部装置の一実施形態を示している。本開口部装置は、住宅用の防火仕様のFIX窓に適用したものであって、躯体開口部に取付けられる枠1と、枠1内に納めた複層ガラス2とを備えている。
【0008】
枠1は、図1~3に示すように、上枠(ガラス保持部材)5と下枠(ガラス保持部材)6と左右の縦枠(ガラス保持部材)7,7を枠組みして構成してある。上枠5と下枠6と左右の縦枠7,7は、それぞれ内周側に向けて開口した略コ字型断面のガラス間口4が四周連続するように形成されており、ガラス間口4に複層ガラス2の周縁部を呑み込ませ、ビード8a,8bにより固定してある。
上枠5と下枠6と左右の縦枠7,7は、アルミニウム合金の押出形材で形成されており、図1,2に示すように、ガラス間口4の室内側の壁を構成する部分が樹脂形材9で着脱自在に構成してある。
左右の縦枠7,7のガラス間口4内には、図2,3に示すように、上下方向の中央部と上部とに複層ガラス2を室内側から押さえる金属製のガラス押え10が設けてあり、火災時に樹脂形材9が溶けても複層ガラス2が枠1から外れないようにしてある。
また、図1,2に示すように、上枠5と下枠6と左右の縦枠7,7のガラス間口4内には、加熱発泡材11が長手方向に沿って設けてあり、火災時にはそれらの加熱発泡材11が膨張して枠1と複層ガラス2との隙間を塞ぎ、火炎の連通を阻止する。
【0009】
複層ガラス2は、図1,2に示すように、室外側ガラス12aと中間ガラス12bと室内側ガラス12cの3枚のガラスを、スペーサー13を挟んで貼り合わせて構成してある。スペーサー13は、樹脂製のものを使用している。室外側ガラス12aと室内側ガラス12cはフロートガラス又はLow-Eガラスとしてあり、中間ガラス12bは、耐熱結晶化ガラス等の防火ガラスとしてある。
このように複層ガラス2は、3枚のガラス12a,12b,12cで構成されていること、スペーサー13が樹脂製であることにより、高い断熱性を有するものとなっている。
なお複層ガラス2は、室外側ガラス12aと室内側ガラス12cの2枚のガラスで構成したものであったもよい。その場合、室外側ガラス12a又は室内側ガラス12cのうちのどちらか一方を耐熱結晶化ガラス等の防火ガラスとし、他方をフロートガラス又はLow-Eガラスとする。
【0010】
火災時には、防火ガラスよりなる中間ガラス12bは割れないが、室外側ガラス12aと室内側ガラス12cはフロートガラス又はLow-Eガラスのため、火災時に枠1のガラス間口4に呑み込まれたエッジ部分と、枠1の内周側に露出した見え掛り部分との温度差が大きくなると、割れ(熱割れ)が生ずるおそれがある。本開口部装置は、複層ガラス2のスペーサー13を樹脂製としているため、通常のアルミ製のスペーサーを用いたものよりも、ガラス間口4に呑み込まれたエッジ部分の温度が上がりにくくなっている。
火災が発生している側のガラス(室内側で火災が発生したときには室内側ガラス12c、室外側で火災が発生したときは室外側ガラス12a)が割れるのは仕方がないが、火災が発生している側と反対側のガラスも割れると、樹脂製のスペーサー13から発生する可燃ガスが火災が発生している側と反対側に流出し、可燃ガスに引火して火が室内外を連通するおそれがある。したがって、防火性能を担保するためには、中間ガラス12bとともに、火災が発生している側と反対側のガラス12a又は12cも割れないことが必要である。
そのために本開口部装置は、図1~3に示すように、火災時に温度が上がりにくい下枠6のガラス間口4の内部と、縦枠7の下半分のガラス間口4の内部とに、金属製の伝熱部材3a,3b,3c,3d,3e,3fを設けている。
(【0011】以降は省略されています)
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